改行コード
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改行コード(かいぎょうコード)とは、ワードプロセッサ(ワープロ専用機)やコンピュータなどで、改行を表す制御文字である。日本では「改行コード」と総称する事が一般的なため、本項目では、キャリッジリターン (CR) とラインフィード (LF) の両方について記載する。
概要

改行コード(広義)は以下の2種類であり、システム(ソフトウェア)により片方または両方が使用される。

キャリッジリターン: carriage return、CR、復帰)

ラインフィード(: line feed、LF、狭義の改行)またはニューライン(newline、line break または end-of-line、EOL)

これらの用語はタイプライターが由来である。タイプライターでは印字装置は固定され、紙の方が上下左右に移動することで、文字送りや行送りが行われる。英語などの左横書きにおける「キャリッジリターン」とは、紙を固定して移動する装置(キャリッジ)を元の位置に戻す(リターン、つまり紙の左端に印字装置が来る)ことである。「ラインフィード」とは紙を必要な行(ライン)だけ上に送る(フィード、つまり下の行に印字装置が来る)ことである。

コンピュータでは、同じ文字コードを使用していても、改行コードは異なる場合があるため、異なるシステム間でのデータの際には、改行が正確に反映されない場合がある。
改行の数値表現

多くのシステムでは、改行コードを1つまたは連続する2つの特殊文字で表している。

ASCII文字コードに基づくシステムでは、CR(復帰、0D(16進))、LF(改行、0A(16進))、またはCR+LFで表している。

LF: UNIXUnix系のシステム。LinuxChromeOSAIXXenixmacOSBeOSAmigaRISC OSなど。

CR+LF: CP/MMP/MMS-DOSOS/2Microsoft Windows

CR: コモドールによるシステム、Apple IIファミリ、Mac OS(バージョン9まで)、OS-9


Unicodeでは、CR (U+000D) とLF (U+000A) に加えて、「次の行」 (next line) を示すNEL (U+0085)、行区切り文字 (line separator) を示すLS (U+2028)、段落区切り文字 (paragraph separator) を示すPS (U+2029) が提供される。

EBCDICシステム
IBMメインフレームシステムでは主にNEL(Next Line、15(16進))を改行コードとして使う。EBCDICはCRとLFと呼ばれる制御文字も持つが、これらはASCIIにおけるCRとLFとは値が異なる。また、NELに対して異なる値を割り当てたEBCDICの亜種も存在する。なお固定長のデータセットでは、通常は改行コード自体が不要なため使用されない。

OpenVMSはレコードベースのファイルシステムを使用しており、テキストファイルの各行を1レコードとして保存する。保存する際は改行コードは記録されないが、アプリケーションから読み込まれる際に自動的に行終端記号を付加する機能がある。

インターネット上で用いられる、テキストによって情報をやりとりする通信プロトコルの多く(HTTPSMTPFTPIRCなど)はプロトコルレベルでCR+LFコードを用いるよう要求しているが、アプリケーションはLFコードにも対応することが推奨されている。これは初期のインターネットサーバの多くがDEC機によって構成されていた名残である。
歴史

テレックスに用いられていたITA2では、「改行」の動作をCR (08(16進)) + LF (02(16進)) によって実現していた。すなわち、プリンタヘッドを新しい行の先頭に移動するという「改行」の動作を、現在行の先頭に移動するCR(キャリッジリターン→横移動)の動作と、新しい行に移動するLF(ラインフィード→縦移動)という2つの動作に分割し、それぞれ独立して制御するよう設計されていた。そのため、例えば行の途中でLFを伴わない単独のCRを送り、そのまま通常文字を出力することで、先に出力した文字に重ね書きすることや、CRを伴わない単独のLFを用いて新しい行の途中から文字を出力することも可能だった。

ASCIIコードは、ISOASAANSIの前身)によって並行して開発されていた。1963年 - 1968年、ISOの草案はCR+LFとLFの両方を改行コードとしてサポートしていたが、ASAの草案ではCR+LFのみがサポートされていた。1964年から開発が開始されたMulticsオペレーティングシステムはLFを改行コードとして採用し、UNIXやUNIXに続くシステムもそれにならってLFを採用した。

当時のシステムでは、テキストはテレタイプ端末との互換性を考慮して構成される必要があった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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