摂津本山駅
北口駅舎(2019年9月)
せっつもとやま
Settsu-Motoyama
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摂津本山駅(せっつもとやまえき)は、兵庫県神戸市東灘区岡本一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である[1]。駅番号はJR-A56。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。 吹田駅 - 須磨駅間で省線電車の運転が開始された1934年(昭和9年)7月20日に、塚本駅・立花駅・甲子園口駅・六甲道駅・元町駅が開設されたが、この摂津本山駅はそれに一足遅れる形で開設されたものである[1]。当駅設置前の1920年(大正9年)7月16日には既に、阪神急行電鉄(のちの阪急電鉄)岡本駅がすぐ北側に開設されていた。 当時この地域は、まだ神戸市に編入されず本山村となっていた。 駅ができる前には岡本梅林の梅が咲く時期に天上川と交差するところに臨時停留所ができ、後の駅のルーツとなった[2]。 そして、電気運転計画の発表に伴い駅設置の請願を行ったものの、外されてしまった。そのため村では協議会を開いて1934年(昭和9年)3月15日に大阪鉄道局へ請願を実施し、5月5日に用地買収に伴う補償を村が行うこと、4000坪の土地を提供することにより、開設が認められた。 阪神・淡路大震災後には、阪急電鉄側が当駅から新快速停車駅の芦屋駅を経由して大阪方面へ向かう乗客の流れを阻止すべく、岡本駅に特急の停車を行うなどして対抗している。
歴史
年表
1935年(昭和10年)12月25日:国有鉄道東海道本線の芦屋駅 - 住吉駅間に新設開業[1]。旅客扱いのみ。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
1988年(昭和63年)
3月13日:路線愛称の制定により、「JR神戸線」の愛称を使用開始。
「摂津本山駅前南広場」が、昭和63年度手づくり郷土賞(小さなふれあい広場部門)受賞。
1995年(平成7年)
1月17日:阪神・淡路大震災により、営業休止。
2月8日:芦屋駅 - 住吉駅間の復旧により、営業再開。
1997年(平成9年)
3月8日:JR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」導入[3]。