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この項目では、携帯電話の絵文字に関する技術的な内容について説明しています。携帯電話の絵文字を利用した文化については「絵文字文化」をご覧ください。
.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}絵文字の例。テキストメッセージに送信される絵文字。
携帯電話の絵文字(けいたいでんわ の えもじ)では、主に日本のフィーチャーフォンの携帯電話・PHSのインターネット接続サービス(iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ、H"・AIR-EDGE PHONE、EMnetなど)での絵文字、またUnicodeに収録されている絵文字(Emoji、/imoud?i(?)/)について説明する。日本発祥のものであり、現在では世界各国で「Emoji」として使用され、日本発祥の文化として認識されている[1][2]。 絵文字とは、文字の一部を1文字の絵(たとえば自動車や電車などのアイコン、グリフ)で表現し、表示できるようにしたものである。日本では日本語の仮名や漢字と併用して使用され、絵文字文化とも呼ばれる。携帯電話/PHSで広く普及したのは1999年(平成11年)、NTTドコモのiモード対応機に搭載された絵文字である。これ以前にも、1997年(平成9年)発売のJ-PHONEのスカイウォーカー対応機「DP-211SW」や、DDIポケット(のちのWILLCOM)のPメール対応機などに搭載されていた。 当初は、絵文字を表示する携帯電話には、低解像度のモノクロームの液晶ディスプレイが装備されていたため、12×12ドットのピクトグラムを表示する外字グリフとして開発されていたが、ツーカーなどの携帯キャリアがカラー表示できる液晶ディスプレイを備えた携帯電話に最適化したカラー絵文字という多色の絵文字表示を行い、日本の各携帯電話キャリアはすべて絵文字を実装することとなった。最後発となるソフトバンクは、携帯電話の液晶ディスプレイの高精細化を利用した細密な多色絵文字を開発した。また、文字にアニメーションをさせた、動く絵文字と呼ばれる絵文字も使用した。 文字コードを利用した絵文字以外では、デコメールで使用される、JPEGまたはGIF形式によるインライン画像のうち、画像サイズが一定サイズ(NTTドコモの場合20ドット×20ドット)のものを「デコメ絵文字」と呼ぶが、これについてはデコメール#デコメ絵文字を参照。 2010年にはUnicode 6.0で絵文字(Emoji)が新たに追加され、パソコンやスマートフォンなどで世界的に対応されたことから日本国内だけでなく世界中で利用されるようになった。 絵文字が文字コードに最初に含まれたのは1959年の日本の新聞社が記事交換用に使用したCO-59という6社協定新聞社用コード表で、「⚾︎」の野球ボールの絵文字が最初である。もっとも、これは現代の携帯電話の絵文字のように大衆が通信機でやり取りをする際に一般的に使われるという水準で普及していたわけではない。一般的な文化として絵文字が普及したのはポケベルに搭載された絵文字がきっかけである。 ポケベルに搭載された絵文字により、文字の中に絵を組み込んで小型の通信機でやり取りをする文化が広まった。その流れとして、小型通信機がポケベルから携帯電話に移り変わる中でi-modeに搭載された絵文字が現在につながる絵文字といえる。いわゆる顔文字は当時すでに広く使われていたが、ケータイのテンキーでこれを打つことはできないため、シンプルな図案の数々を文字セットの一種として入れれば使いやすいというポケベルの時代にも通じる発想である[3]。 当初は、絵文字は携帯電話・PHS事業者により仕様が異なる機種依存文字であった。そのため原則として、絵文字を含むメールは同一事業者の端末間のみで利用可能で、絵文字を含むウェブページについては各事業者ごとに別のページを作成する必要があった。しかし、絵文字には統一されたデザインや呼称がなかったため、絵文字を含む文章や雰囲気が各事業者毎に微妙に異なって受け取られることがあった。 日本語のEメールの、事実上標準の文字コードはISO-2022-JPであるため、絵文字を含むEメールは本来他のネットワークに送出しない方がよいとされていた。たとえば、後述の他社宛て絵文字変換が実施される以前(あるいは同機能を利用しない場合)は、iモードの端末から絵文字をメールで送信しようとすると、メールサーバで「〓」(下駄記号)に変換された。ただし受信は以前から変換されないため、絵文字をそのまま送出する端末・サーバからの絵文字メールの受信は可能である。また、ウェブページに関しては、絵文字に関する変換は行われないので、端末とページの対応が取れていれば、絵文字を含むページは表示可能である。 なおKDDIならびに沖縄セルラー電話の各auはiモードの絵文字に一部対応している、あるいは互換仕様になっている[4]。 以前は一般のパソコンでは絵文字の組み込まれたメールやウェブページを見ることができなかった。そのため、各事業者の絵文字に対応したフォントをパソコンにインストールして表示させるなどの方法をとる必要があった。このフォントは、各事業者公式のものとして、また非公式のフリーウェアとしても配付されている。 ワンセグに対応した携帯電話では、字幕放送や文字放送に対応するため、通常の携帯電話の絵文字のほか、ARIB外字を含む端末も多い。 他社宛て絵文字変換機能とは、Eメール送信時にメールサーバーにおいて、機種依存文字である絵文字を、他社(他の携帯電話・PHS事業者)の似た絵文字に変換して、他社のメール受信者に送信できる機能である。送信先の事業者に相応するものがない場合は顔文字や一般の文字列に、それでも適切なものがない場合は「〓」(下駄記号)へ変換する[5]。 他社宛て絵文字変換機能は、当初、事業者とは関係ないメールサーバーを経由して変換し、受信者側に配信する方式で開始された。提供者は事業者以外のウェブ・メールサービス提供会社などであり、送受信時に、サービスの定める何らかの特殊な操作をする必要があった(たとえば、他社メールアドレスのドメイン名の一部に、特定の文字を追加変更するなど)。
概要
携帯電話の登場以前CO-59(1959年)X-23、Y-36に野球ボールの絵文字があることが確認できる
フィーチャーフォン時代
概説
他社宛て絵文字変換機能
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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