握り飯
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「おむすび」はこの項目へ転送されています。テレビドラマについては「おむすび (テレビドラマ)」をご覧ください。

「おにぎり」のその他の用法については「おにぎり (曖昧さ回避)」をご覧ください。

おにぎり
おにぎりの例
別名握り飯、握飯、握り、結び、御結び、結び飯、おつくね
発祥地 日本
主な材料米
食物エネルギー
(100 gあたり)197 kcal (825 kJ)
栄養素
(100 gあたり)

タンパク質2.7 g
脂肪0.3 g
炭水化物39.4 g

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塩鮭を具材としたおにぎり。おにぎり(手前と奥)と味噌汁など。

おにぎりまたは、おむすび、握り飯(にぎりめし)は、ご飯を三角、俵、円柱形などに成形し、海苔でつつんだ日本の食べ物。白米の中に梅干しや昆布、塩鮭など酸味、塩味のある具材を入れることが多い。
特徴

携行性に優れていて、手づかみで食べられることから、日本で古くから今日に至るまで携行食弁当として重宝されている。元々は残り飯の保存や携行食として発達したが、その後は常食としてのおにぎりが主流となり、現代ではコンビニエンスストアスーパーマーケットでも販売されている。携行する必要がない居酒屋定食屋でも提供されるほど、日本の食文化に定着している。日本のコンビニエンスストアや外食中食店の海外進出、日本滞在経験を持つ外国人の増加に伴い、世界各国でおにぎりが販売されるようになっている[注 1]
歴史
先史時代
杉谷チャノバタケ遺跡出土

1987年昭和62年)11月12日[2]能登半島の中央部にある眉丈山丘陵部南東の尾根に所在する弥生時代高地性環濠集落遺跡である杉谷チャノバタケ遺跡[gm 1](所在地は石川県鹿島郡中能登町金丸。炭化米発見当時は鹿西町金丸)の弥生時代中期(約2000年前)層に属する竪穴建物の壁際から、握り飯と思われる炭化した米粒の塊が単独で出土した[2][3]。この炭化米から人間の指によって握られた痕跡が発見されており、当初「最古のおにぎり」として報道された[2][3]。その後の研究では、炊かれて握られたものというより、おそらく蒸された後に焼かれたものであり、言わば粽(ちまき)に近いものとされた[2][4]。それ以降、この遺物は学術上「粽状炭化米塊(ちまきじょう たんかまい かい。表記揺れ:チマキ状炭化米塊)」と呼ばれている。

中能登町では「道の駅織姫の里なかのと」で粽状炭化米塊のレプリカを展示している[5]。旧・鹿西町と中能登町が制定した「おにぎりの日」については「#記念日」を参照
北金目塚越遺跡出土

相模平野の中にある北金目台地(大根川金目川に挟まれた台地[6][7]、現代行政区画上では神奈川県平塚市北金目にある、北金目塚越遺跡[gm 2](※真田・北金目遺跡群に含まれる遺跡の一つ)の竪穴建物跡の弥生時代後期後半(3世紀遺構からは[いつ?]、握り飯状に固まった炭化米が発見されている。平塚市の管理名称は「おにぎり状炭化米」[8]

ただし、握り飯の可能性もあるものの、表面についたの痕跡の形状から、握らず籠に入れただけの飯の塊が炭化したものとみるのが無難である[9]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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