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やノートページでの議論にご協力ください。提供クレジット(ていきょうクレジット)は、民間放送のテレビ番組・ラジオ番組に出資した企業・団体などの協賛スポンサーを明らかにするために入れられるクレジットである。テレビ番組の場合には提供スーパーと呼ぶこともある。ブルーバック
日本における提供クレジット
提供クレジットの様式・挿入場所背景あり縮小版・下寄せ縮小版・右下寄せ
ラジオの場合は音声で、典型的には「○○の提供でお送りします/しました」といったナレーション(いわゆる提クレもしくは提供アナウンス)をもって提供クレジット(英語版は後述)とする。
テレビの場合には、画面にスポンサー名が表示されるが、音声でのスポンサーの紹介方法は購入枠の長さにより異なる[1]。一般に提供クレジットに企業名や商品名のアナウンスを入れるためには一定の購入枠(通常は60秒以上)が必要であり、その要件を満たせば「○○の提供でお送りします/しました」と企業名や商品名のアナウンスが付く[1]。さらに購入枠が大きければ番組名・企業名などの前にキャッチフレーズが付けられることもある[1]。購入枠が一定の長さに満たないときは「ご覧のスポンサーの提供でお送りします/しました」とアナウンスなしでクレジットのみとなる[1]。
番組CMについては基本的に提供クレジットを番組の前後に入れる[1]。
番組の最初に入れられるものは「前提供」と呼ばれる。前提供は厳密に番組の最初に入れられるとは限らず、番組の構成によっては開始後しばらくしてから表示される場合も多い(このケースでは、スポンサーの提供開始タイミングがはっきりしなくなる)。番組の最後に入れられるものは「後提供」と呼ばれる。後提供も、厳密に番組の最後に入れられるとは限らず、後提供が流されたあとにエピローグなどが流されるケースもある。
また、長時間に及ぶ番組の場合には途中でスポンサーが交代する場合がある。このようなケースでは、CM前後に「ここまで(の放送)は?」「ここから(の放送)は?」などのアナウンスとともに提供クレジットが流される場合もある(テレビの場合には音声を伴わず、番組中に画面の下に出すスーパーだけで処理する場合もある[注 1][注 2][注 3](TBS系列の番組で多く、同系列では途中入れ替えでもコメントするのは、一部の定時番組と一部の単発特番で行われる程度である。また、日本テレビ・フジテレビ・テレビ朝日各系列の番組でもTBS系列ほど多くはないもののこのケースが見られる。逆にテレビ東京系列の番組では少なく、民放のBS・CS放送でも局によって極少数あるいはほぼ皆無となっている)。珍しいケースとしてテレビ東京の「日曜ビッグバラエティ」では途中入れ替えの際、「ロールスーパー」で提供クレジットを流していたが、現在は「ロールスーパー」による提供クレジットは流さなくなった。
図のブルーバック版は主にローカルセールス枠での番組によく使われる。背景ありの場合は、クレジット前のシーンの続きや、ハイライトシーン、静止画などがある[注 4]。ネット番組の殆どで使われる(2000年代前半まで、日本テレビ一部系列局では平日19時の番組に全国スポンサーとローカルスポンサーの提供クレジットを混ぜて表示していた[注 5]ため、背景あり版をブルーバック版に差し替えていた局があった)。縮小版は生放送番組(朝晩のニュースなど)や番組中にスポンサーが変わるときに使用されることがある。画面下中央に表示される場合、2列で表示することもある(この場合、最大6社まで表示可能)。画面右下または左下表示の場合は完全デジタル化されるまでは4:3画面の領域内に表示することがほとんどであったが、デジタル完全移行後は順次、16:9画面の端位置に変更されている。
BSフジ、Dlifeでは開局以来、BS-TBSの一部、TBSの一部、フジテレビ・関西テレビでは自社発の放送(2011年7月1日 - 7月23日 アナログ終了告知のスペース配置の都合で)で、複数スポンサーの場合でも「提供」の文字を挿入していない[注 6]。ただし、BSフジでは縮小版で表示する場合は「提供」の文字を表示する[注 7]。なお、TBSでは2023年から縮小版でも「提供」の文字を挿入しなくなった。
BSデジタル放送では番組スポンサーがつかない場合もあるため、BS日テレ(『火曜サスペンス劇場』では番組ロゴを表示[注 8])・BS-TBS(一部の番組を除く)・BSテレ東・BS松竹東急(一部の番組を除く)では本来なら提供クレジットを挿入する部分にチャンネルロゴを入れて穴埋めしている[注 9]。また、テレビ東京やBSテレ東の一部自社製作番組でスポンサーがつかなかった番組は、提供クレジットをMEDIANET PICTURES名義(グループ会社のテレビ東京メディアネットの映像ソフト部門。CMは実際には流れない)で穴埋めしている。
番販ネット番組[注 10]や、テレビ番組のVOD動画では、オリジナルの提供企業が無い素材をそのまま使用されているが、テレビ番組のVOD動画を無料で見逃し配信するサービス[注 11]の一部一社提供番組で、提供企業を入れたクレジットがそのまま配信され、これらの番組では提供企業のみのコマーシャルのみに絞り込んで配信されているため、系列共通のコマーシャルは一切配信されていない。 ラジオ・テレビともに、音声による提供クレジットの様式は近年変化しつつあり、表現が異なるケースや英語によるものなども出現している。 例として、J-WAVE・FM802や、WOWOWのノンスクランブル放送などでは一部を除いて"This Program is (was) brought to you by (スポンサー名)."の英語表現が使われている。また一部の番組では「(番組名)は、ご覧のスポンサーの提供でお送りします/しました」の表現もある(この手法を最初に導入したのは『めちゃ×2モテたいッ!』である)。 また、テレビ東京では、後提供の際、「この番組は、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました。この後も(番組名)をお楽しみください。」という表現が入れられる番組がある。 ニュースなど、番組中のコーナーの場合、「○○がお送りする『(コーナー名)』です」ということが多く、ニュースなどでは終わりがけのクレジットをカットすることがある。この場合、英語クレジットだと、"(コーナー名). brought to you by (スポンサー名)."が使われる。※英語紹介の場合、開始時にis、終了時にwasもしくはhas been[注 12]が入る。※番組内の一部のみ(1コーナーのみ等)の提供の場合、"This part of the program is (was) brought to you by (スポンサー名)."という表現となる場合がある。 テレビ番組における提供クレジットは、時代によって変遷している。最初の様式は、フリップと呼ばれる厚紙製のボードに文字を記したものを、テレビカメラで画面いっぱいに撮影するというスタイルのものであった。
音声による提供クレジット
テレビにおける提供クレジット
時代的変遷(テレビ)