拳闘暗黒伝セスタス
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セスタスシリーズ
ジャンル格闘技歴史
漫画:拳闘暗黒伝セスタス
作者技来静也
出版社白泉社
掲載誌ヤングアニマル
レーベルジェッツコミックス
発表号1997年No.23 - 2009年No.6
巻数全15巻
漫画:拳奴死闘伝セスタス
作者技来静也
出版社白泉社
掲載誌ヤングアニマル
ヤングアニマル嵐
マンガPark
ヤングアニマルZERO
レーベルジェッツコミックス
ヤングアニマルコミックス
発表号YA:2010年No.11 - 2014年No.12
YA嵐:2014年No.10 - 2018年No.6
YAZ:2020年12月1日増刊号 -
発表期間2010年5月 -
巻数既刊11巻(2023年5月29日現在)
アニメ:セスタス -The Roman Fighter-
原作技来静也
総監督川瀬敏文
シリーズディレクター門間和弥
シリーズ構成川瀬敏文
脚本川瀬敏文、三浦浩児
キャラクターデザイン吉國圭 (3D)
志賀祐香、中澤あこ (2D)
音楽得田真裕、眞鍋昭大、植田能平
アニメーション制作BN Pictures
製作セスタス製作委員会
放送局フジテレビほか
放送期間2021年4月15日 - 2021年6月24日
話数全11話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『セスタスシリーズ』は、技来静也による日本漫画のシリーズ。

第1部『拳闘暗黒伝セスタス』(けんとうあんこくでんセスタス)は、1997年より2009年3月まで雑誌『ヤングアニマル』(白泉社)にて連載された。

第2部は題名を『拳奴死闘伝セスタス』(けんどしとうでんセスタス)にあらためた上で、同誌にて2010年5月より2014年6月まで、次いで『ヤングアニマル嵐』(同社)へ移籍して2014年9月から2018年5月まで連載され、『嵐』休刊により『マンガPark』(同社)へ移籍して2018年9月28日から2020年6月19日まで続きを配信、さらに『ヤングアニマルZERO』(同社)へ移籍して2020年11月から連載中である。
物語

爛熟期を迎えつつある帝政ローマ。当時、コロシアムでは古代ボクシングが興行されていた。そこで選手として戦う奴隷たちは拳奴(けんど)と呼ばれ、過酷な環境の中で闘いを繰り広げているのだった。本編の主人公である拳奴セスタスは、体格に劣りながらも天性のスピードと師ザファルの教えたテクニックにより、難敵を打破していく。その闘いぶりが若きカエサルネロの目に止まり、謁見を許されるが、それを契機としてセスタスは運命の渦の中に巻き込まれていくこととなる。
作品概要

真の自由を欲するセスタス、父との葛藤の中でもがく天才格闘家ルスカ、皇帝としての宿命を背負ったネロ。そして、セスタスの師ザファルとルスカの父デミトリアスとの過去の因縁。物語は格闘漫画としての領域を超え、帝政ローマ時代を生きた3人の少年たちの運命を軸に描く、歴史ドラマの要素を含んだ内容となっている。

もう一つ大きな特徴として、作者による物語に関連した簡潔詳細な解説が挙げられる。格闘の大部分を占める拳闘を中心に、現代格闘技、人間工学における科学的対比による解説や、物語が進むにつれて史実の歴史的背景、および人々の生活習慣などを解説する描写も多くなっている。それらは作品の深みを引き立たせるだけなく、ローマ時代に関して詳しくない読者にも楽しめる配慮がうかがえる。

これらを踏まえて習俗や歴史的人物、事件などはかなり正確に描かれており、歴史的背景に関してはかなり忠実に表現されているが、フィクションの部分も存在するので注意が必要である。一例として、実際には徒手拳闘を旨とする部隊などは実在せず、拳闘試合も裸体で行われていた。逆に、宮廷では近衛隊以外は帯剣を許可されていなかったという史実を利用して、素手での戦闘に長けた衛帝隊が必要とされたという解釈で描かれており、極力史実に対して違和感がないように考慮されている箇所も存在する。
あらすじ
第1部 拳闘暗黒伝セスタス
第I章
紀元54年10月13日正午、豪雨の中でわずか17歳のネロがローマ皇帝となった同時刻、ローマ郊外の奴隷拳奴養成所では拳奴となるための最終選考が行われ、15歳の少年セスタスは親友との戦いに挑んでいた。拳奴となったセスタスは試合のために帝都ローマを訪れ、終生のライバルとなるルスカに出会う。セスタス・ルスカの試合を見たネロは2人に興味を持ち、2人を自らの宮殿に招くが、アグリッピーナに見つかったことにより、事態は思わぬ方向へと進む。
第II章
セスタスはネロの招きにより、ルスカと共に彫刻のモデルとなるためローマ宮殿へ向かう道中で、旅芸人のメイソン一座に属するアシュレイと知り合う。メイソン一座はネロの殺害を狙う暗殺者集団であり、アシュレイはネロ殺害の実行役として役割付けられていたが、デミトリアスの内偵により計画は失敗に終わる。皇帝暗殺を謀ったアシュレイは一転して窮地に陥るが、セスタスが一計を講じる。
第III章
ルスカはローマ市内で私闘におよんだことから自宅謹慎となり、束の間の休暇を妹ルクレティア、恋人ヴァレリアと過ごすこととなった。一方、セスタスは練習試合のために徒手格闘兵団訓練校を訪れ、5人対抗の試合の先鋒として、デミトリアスの眼前で順調に勝利を重ねるが、敗北時に退学となる旨を宣告されていた訓練生側は、最後の切り札として謹慎中のルスカを登場させる。
第IV章
参等衛士としての衛帝隊入隊が認められたルスカは、その報告と共にヴァレリアに求婚、ヴァレンスにも認められ正式に婚約を交わした。まさに幸福の絶頂にあるふたりへの前祝いとして、ヴァレンスは拳奴の試合の1ヵ月間休止を決定。しかし日頃の抑圧に耐えかねた拳奴達の不満は既に臨界点に達しており、ヴァレリアの婚約発表は反乱蜂起の最後のひと押しとなってしまう。拳奴はヴァレリアを人質に取り、たった一晩で養成所を破壊し尽くし、その勢いのままローマ市街へ雪崩れこみ多数の犠牲者を発生させる。暴動は軍によって間もなく鎮圧され、暴動に参加した拳奴は皆殺しにされたが、人質となっていたヴァレリアも拳奴の手にかかりこの世を去っていた。生き残ったのは養成所に残ったセスタスとザファル、脱走しただけで暴動には加わらなかった少年拳奴たちのみ。ヴァレリアの遺体と対面したルスカは怒りと悲しみのあまり暴走、少年拳奴に再起不能の重傷を負わせ、拳奴への憎しみは二度と消えない傷痕としてその心に刻みこまれた。そしてそれは、親友だったセスタスとの永遠の決別も意味していた。暴動鎮圧後、ヴァレンスは賠償のため全ての財産を処分した後ローマを去り、拳奴として闘えなくなった少年たちは奴隷として別の買主の元へ行くこととなった。セスタスとザファルもまた、彼らとは別の場へ売られてゆく。
第V章
奴隷闘士養成所の崩壊によって、セスタスは師ザファルと離れた。セスタスは奴隷として売りに出され、ネロによって自身の奴隷として購入される。ネロは自らの孤独を埋める役割をセスタスに求めるが、その思いをセスタスは受け止めることができなかった。
第VI章
ドリスコ拳闘団に引き取られ、そこでザファルと再会したセスタスは、
スパルタクスの乱が勃発した地であるカプアに入る。セスタスは拳闘試合で「カプアの黒猿」と呼ばれる異形の男と対戦するが、反則攻撃を受けて視界を失い窮地に陥る。
第VII章
興行のため拳闘団と共に南部の港湾都市ネアポリスを訪れたセスタスは、ヌミディア出身の中年奴隷クァルダンと出会う。ザファルと同郷で親子のような年齢のクァルダンと互いに心を通わせるセスタスだったが、闘技場に上がって対戦相手として現れたのはそのクァルダンだった。精神的に苦しみながらもセスタスはクァルダンを倒し、クァルダンは少年闘士に敗れてしまった自分の衰えを悟る。セスタスに敗れた翌日、一度の勝利だけで自由を得るため剣闘結社ケルベロスの総長タナトスとの戦いに挑むも成す術なく敗れ、クァルダンは望郷の念を抱いたままセスタスの目の前でこの世を去った。
第VIII章
ヴァレリアの死後、ルスカは二等衛士に昇格し順調に出世していたが、ヴァレリアの死が落とした心の影が拭われることはなかった。ルスカの母は、かつて幼いルスカがネロの影武者にさせられ瀕死の重傷を負って以来心を病み、妹ルクレティアは母を慰めるために母親役を演じ続けていた。父デミトリアスがそんな家庭を顧みることはなく、衛帝隊の強化と任務遂行にしか興味を示さない。ルスカの憤懣はやる方なく鬱積していきやがて爆発、訓練の場で父に決闘を挑むも圧倒的な実力差で敗北してしまう。重傷で床に伏せるルスカの脳裏によぎったのは、自由のない拳奴でありながら父親という枷を持たない、セスタスの境遇への羨望だった。
第IX章
カンパニアの農園に身を寄せた拳闘団は、闘士のふるい落としを行う団員同士の野試合を組む。負けたら拳奴としてお払い箱となり別の所へ売られてゆくことになる運命の試合で、エルナンド、ペドロ、ゲティはザファルの指導の甲斐あって全員勝利し拳闘団に残留した。セスタスはかつて団の看板闘士だったモンソンと対戦、網膜剥離を患うモンソンを一方的に叩きのめすが、片目が潰れ瀕死の重傷を負っても闘うことを止めないその気迫に、セスタスは失禁するほどの恐怖を覚える。農園のエチオピア人農奴・ゾラはその性格から周囲に馴染めず、同僚の一言がきっかけで爆発し、十数人もの農奴をひとりで一方的に叩きのめす。暴れ者を追い出したい農園主と有望新人が欲しい団長の思惑が一致し、ゾラの拳闘団入団が決定。セスタスはモンソン戦の動揺から立ち直れないままゾラの試験試合に臨み、初手の強襲で強烈なダメージを受けながらも最終的には技術で完封し圧勝する。


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