煬帝 拓跋?那
代
6代・8代王
王朝代
在位期間325年 - 329年、335年 - 337年
都城東木根山→大寧
姓・諱拓跋?那
字不詳
諡号煬皇帝
生年不詳
没年不詳
父拓跋猗?
母惟氏
拓跋 ?那（たくばつ こつな、?音：Tuoba Hena、生没年不詳、在位：325年 - 329年、335年 - 337年）は、代国の王。北魏の太祖道武帝によって煬皇帝と追諡された。拓跋猗?の三男。拓跋普根・拓跋賀?の弟である。 325年12月、兄の拓跋賀?が亡くなると後を継いだ。 327年、後趙の石勒が、石虎に5千騎を与えて国境へ侵攻してきた。拓跋?那はこれを句注・?北で迎撃に当たったが、不利となったため、大寧に移った。
生涯
329年、危機を感じた拓跋?那は宇文部へ亡命した。賀蘭部および諸部大人は、拓跋翳槐を共立して代王に立てた。
335年、拓跋翳槐が尊大な態度を取るようになり、諸部は離反した。拓跋?那は好機と見て、宇文部から攻め込み、諸部大人はこれを迎え入れた。拓跋翳槐は?へ逃亡し、後趙の庇護下に入った。これにより拓跋?那は再び代王の座についた。
337年、後趙の石虎は将軍李穆に5千騎を与えて大寧を攻め、拓跋翳槐をここに移住させた。すると、部落の民6千余りが拓跋?那の下を離れ、拓跋翳槐についた。拓跋?那は前燕へ逃げ、国人は再び拓跋翳槐を擁立し、盛楽へ新たに城を築いて移り住んだ。その後の拓跋?那の消息は不明である。
後に北魏を建国した道武帝によって、煬皇帝という悪諡号が贈られた。
参考文献
『魏書』（帝紀第一）
『資治通鑑』（巻九十三・巻九十四・巻九十五）
【拓跋氏系図】（編集）
『魏書』巻1?巻22、『北史』巻5・巻14を元に作成。
拓跋部 (1)拓跋毛
(13)拓跋鄰
(14)拓跋詰汾
禿髪匹孤 (15)拓跋力微
(南涼) (16)拓跋沙漠汗
(17)拓跋悉鹿 (18)拓跋綽 (東部)拓跋禄官
(中部)拓跋猗? (19)拓跋弗
代 (1)拓跋猗盧
(2)拓跋普根 (5)拓跋賀? (6,8)拓跋?那 拓跋六脩 (4)拓跋鬱律
3拓跋？ (7,9)拓跋翳槐 (10)拓跋什翼? 拓跋孤
拓跋寔君 (追)拓跋寔 拓跋窟咄 拓跋斤
北魏 (1)道武帝
拓跋珪
(2)明元帝
拓跋嗣 清河王
拓跋紹 陽平王
拓跋煕
(3)太武帝
拓跋燾 淮南靖王
拓跋他
(追)景穆帝
拓跋晃 東平王
拓跋翰 (4)南安王
拓跋余 元鍾葵
(5)文成帝
拓跋濬 南安王
拓跋楨 (僭)元法僧
(6)献文帝
拓跋弘 中山王
元英 章武王
元彬 扶風王
元怡