プロジェクト‐ノート:鉄道/駅/東京メトロの副駅名の表記ついてに、このページに関する議論があります。
押上駅
B3番出入口(2023年2月)
おしあげ
Oshiage
(スカイツリー前)
左は東武鉄道において同一駅扱いのとうきょうスカイツリー駅
所在地東京都墨田区押上一丁目
所属事業者京成電鉄(駅詳細)
東京都交通局(都営地下鉄・駅詳細)
東京地下鉄(東京メトロ・駅詳細)
東武鉄道(駅詳細)
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B2出入口(2005年3月)
押上駅(おしあげえき)は、東京都墨田区押上一丁目にある、京成電鉄・東京都交通局(都営地下鉄)・東京地下鉄(東京メトロ)・東武鉄道の駅である。
全社局共通の副駅名として「スカイツリー前」が導入され[1][2]、特に東京メトロ・東武鉄道の駅では「押上〈スカイツリー前〉駅」と案内される。 当駅は京成電鉄と東京都交通局、東京メトロと東武鉄道の共同使用駅である。東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)のとうきょうスカイツリー駅と隣接している。とうきょうスカイツリー駅とともに、東京のランドマークである東京スカイツリー及び東京スカイツリータウンの最寄駅として機能しており、両駅は施設と直結している。 2012年3月17日に東武鉄道が駅番号を導入したことで、当駅を通る4事業者の路線はすべて駅番号が付与されることになった。それぞれの駅番号は、京成電鉄がKS45、都営地下鉄がA 20[注釈 1]、東京メトロがZ 14、東武鉄道がTS 03である。 京成押上線と都営地下鉄浅草線が乗り入れている。押上線の起点かつ浅草線の終点で両方向折り返し可能な構造であるが、両路線の大半の列車が当駅を介して相互直通運転を行っている。 東京メトロ半蔵門線と東武伊勢崎線が乗り入れている。半蔵門線の終点かつ伊勢崎線の起点の一つであるが、半蔵門線側の一部の列車を除いて、当駅を介して相互直通運転を行っている。また伊勢崎線のうち、浅草駅 - 東武動物公園駅間および押上駅 - 曳舟駅間は「東武スカイツリーライン」という愛称が付けられており、旅客案内でも「東武スカイツリーライン」の呼び名が優先的に使われている。伊勢崎線の当駅から曳舟駅までは支線のような形になっているが、正式には曳舟駅からとうきょうスカイツリー駅(運賃計算上当駅とは同一駅扱い)までの区間の線増という扱いとなっている。 京成電気軌道の創始期には、繁華街浅草に近い東京側のターミナル駅としての位置付けだった。当初は東京市電(後の都電)との接続駅で当駅からの乗り入れも想定していたため、京成電軌の当初の軌間は1,372 mmで敷設された。1955年頃の押上駅 後には押上より浅草への路線建設を出願し、さらに上野・秋葉原まで高架線を建設する構想も立てられたが、東武鉄道との競願となったことに会社上層部が焦り、京成電車疑獄事件(京成疑獄)を引き起こしてしまい、浅草乗り入れ計画は頓挫、町屋経由での上野乗り入れ後は、長らく中途半端な“都会の盲腸線”となっていた。 1960年(昭和35年)に都営地下鉄1号線(現・浅草線)との相互直通運転開始により、直接浅草・都心方面への乗り入れの接続駅となる[3][4]。その後も地上駅舎は使用されたが、後に完全地下化され、地上駅跡地にはそれまで上野にあった京成電鉄本社が移転した(その後、2013年に千葉県市川市の京成八幡駅前に移転した)。 至近に位置する東武伊勢崎線の業平橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅)と長らく連絡運輸していたが、2003年(平成15年)に、東武伊勢崎線と営団地下鉄(現・東京メトロ)半蔵門線の相互直通運転開始に伴い、両線の駅が開業[5]。4線が乗り入れする駅となった。
概要
京成電鉄押上線・東京都交通局浅草線
東京地下鉄半蔵門線・東武鉄道伊勢崎線
歴史押上駅周辺の空中写真(1975年1月20日撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス
年表
1912年(大正元年)11月3日:京成電気軌道のターミナル駅として開業[6][7]。
1945年(昭和20年)3月10日:東京大空襲により駅舎が焼失[8]。
1960年(昭和35年)
11月28日:京成線の地下駅舎が竣工[4]。
11月29日:京成線の駅が地下化される[7]。
12月4日:都営地下鉄1号線開業[3][4]。
1978年(昭和53年)7月1日:都営1号線を浅草線に改称[3]。
1989年(平成元年):東武伊勢崎線業平橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅)と地下連絡通路で結ばれる。
2003年(平成15年)3月19日:東武伊勢崎線と営団地下鉄半蔵門線との相互直通運転開始に伴い、東武鉄道・営団地下鉄の押上駅が開業[5][9]。伊勢崎線の業平橋駅発着列車(10両編成)が、当駅経由半蔵門線・東急田園都市線直通に置き換えられる。