択捉島外交紛争のある諸島
現地名: Итуруп
主張国名: 択捉島
択捉島
地理
所在地太平洋
オホーツク海
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯45度13分30秒 東経147度52分30秒 / 北緯45.22500度 東経147.87500度 / 45.22500; 147.87500
択捉島(えとろふとう)は、北海道千島列島南部に位置する同列島内で面積が最大の島。複数の活火山が存在する火山島である。ロシアによる実効支配が続く北方領土の一つである。中心集落は紗那村(クリリスク)。
地名の由来は、アイヌ語の「エトゥ・オロ・オ・??(etu-oro-o-p,鼻・の所・にある・所〈岬のある所〉)」あるいは「エトゥ・オ?・オ・??(etu-or-o-p,鼻・水・ある・もの〈クラゲ〉[1])」[2]。ロシア名はイトゥルップ島(Итуруп、Iturup)。
漢字名の「択捉」は「えとろふ」への当て字であるが、読み分けとしては択(え)捉(とろふ)になる。
地理地形図国際宇宙ステーションから見た歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島、得撫島
面積は3,186.64平方キロメートル[3]、長さは約214キロメートルに及ぶ細長い島であり、日本では、本土4島を除いて面積最大の島である。
国後島の北東にある国後水道(露: エカチェリーナ海峡 пролив Екатерины)を隔てて位置し、択捉島の北東にある択捉海峡(露: フリーズ海峡 пр. Фриза)を隔てて得撫島(露: ウルップ島 остров Уруп)へと連なっている。
人口6,916人 (2023年)[4]。人口の大半はスラブ民族である。中心集落は、紗那(露: クリリスク Курильск - 「千島の町」の意)、2023年(令和5年)の人口は2,537人。
面積では日本の領土の島のうち本州、北海道、九州、四国に次ぐ(本土4島以外の大きさは、大きな方から順番に、択捉島 - 国後島 - 沖縄本島 - 佐渡島 - 奄美大島 - 対馬 - 淡路島)。国後島の2.1倍強、沖縄本島のおよそ2.7倍である。したがって「北方領土」の中でも最大の島であり、その面積は全体の63.4パーセントを占める。
北海道根室振興局管内に所属する日本最北端の島であり、択捉島最北端のカモイワッカ岬(露: コリツキー岬 М. Корицкий)は、北緯45度33分28秒 東経148度45分14秒 / 北緯45.55778度 東経148.75389度 / 45.55778; 148.75389 (カモイワッカ岬)の位置にあり、日本政府が領有権を主張する領域内で最北端の地である。