抗菌剤の年表
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抗菌剤年表(こうきんざいのねんぴょう)は、抗菌剤(感染症治療剤)に関する年表である。表示年は抗生物質などが上市され、医療現場で使用され始めた年である(日本に限定されない)。

1911年 - サルバルサンが世界初の合成抗菌剤として45歳の農夫に処方された(NEJM)。

1935年 - プロントジルが世界初のサルファ剤系合成抗菌薬として発表された。

1939年 ? サルファ剤、スルファセタミド(sulfacetamide)が開発された。

1940年 ? サルファ剤、スルファメチゾール(sufamethizol)が開発された。

1942年

ペニシリン系抗生物質、ベンジルペニシリン(benzylpenicillin:PCG)が開発された。

サルファ剤、スルファジミジン(sulfadimidine)が開発された。


1943年 ? サルファ剤、スルファメラジン(sulfamerazine)が開発された。

1944年 ? 最初のアミノグリコシド系抗生物質ストレプトマイシン(streptomycin:SM)が開発された。

1947年 ? サルファ剤、スルファジアジン(sulfadiazine)が開発された。

1948年 ? テトラサイクリン系抗生物質、クロロテトラサイクリン(chlortetracycline;オーレオマイシン、aureomycin)が開発された。

1949年

アンフェニコール系抗生物質クロラムフェニコール(chloramphenicol:CP)が開発された。

アミノグリコシド系抗生物質ネオマイシン(neomycin)が開発された。


1950年

テトラサイクリン系抗生物質、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline:OTC)が開発された。

ペニシリン系抗生物質、ペニシリンG・プロカイン(ペニシリンG プロカイン塩、penicillin G procaine)が開発された。


1952年 ? マクロライド系抗生物質エリスロマイシン(erythromycin:EM)が開発された。

1954年 ? ペニシリン系抗生物質、ベンジルペニシリン・ベンザチン(ベンジルペニシリン ベンザチン塩、benzathine penicillin)が開発された。

1955年 ? マクロライド系抗生物質、スピラマイシン(spiramycin:SPM)が開発された。

1955年

クロラムフェニコール系抗生物質、チアムフェニコール(tiamphenicol)が開発された。

グリコペプチド系抗生物質、バンコマイシン(vancomycin:VCM)が開発された。


1956年 ? ペニシリン系抗生物質、フェノキシメチルペニシリン(phenoxymethylpenicillin;Penicillin V)が開発された。

1958年

ポリペプチド系抗生物質、コリスチン(colistin:CL)が開発された。

テトラサイクリン系抗生物質、デメチルクロルテトラサイクリン(demethylchlortetracycline、デメクロサイクリン、レダマイシン®)が開発された。


1959年 ? ストレプトグラミン系抗生物質、バージニアマイシン(virginiamycin)が開発された。

1960年

ペニシリン系抗生物質、メチシリン(methicillin)が開発された。

イミダゾール系合成抗菌薬・抗原虫薬、メトロニダゾール(metronidazole)が開発された。


1961年

ペニシリン系抗生物質、アンピシリン(ampicillin:ABPC)が開発された。

アミノグリコシド系抗生物質、スペクチノマイシン(spectinomycin:SPCM)が開発された。

スルファメトキサゾール-トリメトプリム(ST合剤:ST、sulfamethoxazole:SMX/trimethoprim:TMP)が開発された。


1962年

ペニシリン系抗生物質、クロキサシリン(cloxacillin:MCIPC)が開発された。

合成抗菌薬フシジン酸(fusidic acid:FA)が開発された。


1963年

フサファンギン(fusafungine)が開発された。

テトラサイクリン系抗生物質、ライムサイクリン(lymecycline)が開発された。


1964年

セファロスポリン系抗生物質、セファロスポリン(cephalosporin:CEP)が開発された。

アミノグリコシド系抗生物質、ゲンタマイシン(gentamycin:GM)が開発された。

キノロン系抗菌剤、ナリジクス酸(nalidixic acid:NA)が開発された。


1966年 ? テトラサイクリン系抗生物質、ドキシサイクリン(doxycycline:DOXY)が開発された。

1967年

ペニシリン系抗生物質、カルベニシリン(carbenicillin)が開発された。

抗結核剤、リファンピシン(rifampicin:REP;リファンピン、rifampin)が開発された。


1968年 ? リンコマイシン系抗生物質、クリンダマイシン(clindamycin:CLDM)が開発された。

1970年 ? セファロスポリン系抗生物質、セファレキシン(cephalexin:CEX)が開発された。

1971年

セファロスポリン系抗生物質、セファゾリン(cefazolin:CEZ)が開発された。

ペニシリン系抗生物質、ピヴァンピシリン(pivampicillin:PVPC)が開発された。

イミダゾール系抗原虫薬、チニダゾール(tinidazole)が開発された。


1972年

ペニシリン系抗生物質、アモキシシリン(amoxicillin:AMPC)が開発された。

セファロスポリン系抗生物質、セフラジン(cefradine:CED)が開発された。

テトラサイクリン系抗生物質、ミノサイクリン(minocycline:MINO)が開発された。

ストレプトグラミン系抗生物質、プリスチナマイシン(pristinamycin)が開発された。


1973年 ? フォスフォマイシン(fosfomycin:FOM)が開発された。

1974年 ? ペニシリン系抗生物質、タランピシリン(talampicillin:TAPC)が開発された。

1975年

アミノグリコシド系抗生物質、トブラマイシン(tobramycin:TOB)が開発された。

ペニシリン系抗生物質、バカンピシリン(bacampicillin:BAPC)が開発された。

ペニシリン系抗生物質、チカルシリン(ticarcillin:TIPC)が開発された。


1976年 ? アミノグリコシド系抗生物質、アミカシン(amikacin:AMK)が開発された。

1977年

ペニシリン系抗生物質、アゾシリン(azlocillin)が開発された。

セファロスポリン系抗生物質、セファドロキシル(cefadroxil:CDX)が開発された。

セファロスポリン系抗生物質、セファマンドール(cefamandole:CMD)が開発された。

セファマイシン系抗生物質、セフォキシチン(cefoxitin:CFX)が開発された。

セファロスポリン系抗生物質、セフロキシム(cefuroxime:CXM)が開発された。

ペニシリン系抗生物質、メズロシリン(mezlocillin)が開発された。

ペニシリン系抗生物質、ピブメシリナム(pivmecillinam:PMPC)が開発された。

セファロスポリン系抗生物質、セファクロル(cefaclor:CCL)が開発された。


1980年

セファマイシン系抗生物質、セフメタゾール(cefmetazole:CMZ)が開発された。

セファロスポリン系抗生物質、セフォタキシム(cefotaxime:CTX)が開発された。

セファロスポリン系抗生物質、セフスロジン(cefsulodin:CFS)が開発された。

ペニシリン系抗生物質、ピペラシリン(piperacillin:PIPC)が開発された。


1981年

ペニシリン系抗生物質とβラクタマーゼ阻害薬の合剤、アモキシシリン-クラブラン酸(amoxicillin:AMPC/clavulanic acid:CVA;co-amoxiclav))が開発された。

セファロスポリン系抗生物質、セフペラゾン(cefperazone)が開発された。

セファロスポリン系抗生物質、セフォチアム(cefotiam:CTM)が開発された。

オキサセフェム系抗生物質、ラタモキセフ(latamoxef:LMOX)が開発された。

アミノグリコシド系抗生物質、ネチルマイシン(netilmicin)が開発された。


1982年

ペニシリン系抗生物質、アパラシリン(apalcillin)が開発された。

セファロスポリン系抗生物質、セフトリアキソン(ceftriaxone:CTRX)が開発された。

アミノグリコシド系抗生物質、ミクロノマイシン(micronomicin:MCR)が開発された。


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