打ち上げ花火、下から見るか?_横から見るか?
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打ち上げ花火、
下から見るか?
横から見るか?
監督岩井俊二
脚本岩井俊二
出演者山崎裕太
奥菜恵
タモリ
音楽REMEDIOS
撮影金谷宏二
編集茶園一郎
製作会社フジテレビジョン
共同テレビ
配給ヘラルド・エース
日本ヘラルド映画
公開 1995年8月12日
上映時間50分
製作国 日本
言語日本語
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『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(うちあげはなび したからみるか よこからみるか)は、1993年にフジテレビで放送された岩井俊二監督のテレビドラマ作品。また、1995年に公開された映画作品。

2017年8月18日に、この作品を原作としたアニメ映画が公開された。
概要

本作品は当初、フジテレビオムニバステレビドラマif もしも』の一篇として1993年9月2日に放送する予定だったが、同年8月26日に放送する予定だったエピソードが見送られたため、1週間繰り上げて放送された。同年、テレビドラマとしては異例の日本映画監督協会新人賞を受賞した。その後、1995年8月12日にはオープニングやタモリの出演シーンをカットして再構成されたバージョンが、映画として劇場公開された。

当時は若手のテレビドラマ監督・脚本家であった岩井俊二の評価と知名度を一気に上げ、映画製作に進出させるきっかけとなった作品である。その映像は、色調の調整などを使ってフィルムらしく見せる手法(フィルム効果、あるいはF効果と呼ばれる)を使って作成されており、これも当時のゴールデンタイムのテレビドラマとしては非常に珍しかった。

ヒロインの及川なずな役のオーディションで奥菜恵とともに最終選考に残ったのが伊藤歩であり、後に『スワロウテイル』に主演し岩井作品の常連となる。

東日本大震災により大きな被害を受けた本作のロケ地と東日本復興への願いをこめて」と、2011年7月22日から8月31日まで岩井俊二の公式サイトにて、無料で動画配信された[1]
あらすじ

小学生の典道と祐介は仲の良い友達で、2人とも同級生のなずなの事が好きだった。しかしなずなの両親が離婚し、彼女が母親に引き取られて2学期から転校することになっているとは、2人には知るよしもなかった。親に反発したなずなは、プールで競争する典道と祐介を見て、勝った方と駆け落ちしようとひそかに賭けをする。勝ったのは祐介か?典道か?

この物語は勝負の結果が2つ存在し、その時点から物語がAパートとBパートの2つに分かれ、展開する。
Aパート
順調に泳ぐ典道だったが、プールのヘリに足をぶつけたことが原因で負けてしまう。勝った祐介はなずなに「花火大会に二人で行こう」と誘われるも、怖じけづいた祐介は男友達の考えた「打ち上げ花火は横から見たら丸いのか?平べったいのか?」を優先し、なずなとの約束を破ってしまう。それを知らないなずなは彼の実家の病院で散々待たされ、足の治療に来た典道になずなが「君を誘ったらどうしてた?」と聞くと典道は「俺は裏切らない」と返すが、なずなはすさんだ表情の母親になすすべなく連れ戻されてしまう。怒った典道は祐介を殴り倒すと、「あの時俺が勝っていれば」と後悔することしか出来なかった。
Bパート
足をぶつけることなく勝った典道はなずなに「花火大会に二人で行こう」と誘われ、男友達にも「打ち上げ花火は横から見たら丸いのか?平べったいのか?」と誘われるも、ギリギリまで粘った典道はなずなとの約束を優先し、バスに乗り駅で降りた。なずなは時間が経つにつれ態度を変え駆け落ちせずバスで戻り、学校のプールに忍び込み水遊びをした後、「2学期で会おう」と叶うことのない約束をして典道の元を去っていく。一方祐介達は灯台に向かうも花火はすでに終わってしまった。典道は祭りで彼氏を連れた三浦先生から花火師を紹介してもらい、一発の花火を打ちあげてもらう。典道は下から、祐介達は横から花火を見ることができた。
音楽

使われている楽曲は、全曲REMEDIOS(麗美の別名義)によってこの作品のために書き下ろされている。

特に、主題歌として使われた「Forever Friends」は、作品のクライマックスとなるシーンで使用されていることもあり、放送直後からフジテレビにはこの楽曲のCD化の問い合わせ・要望が多くあったというが、放送時点ではCD化されておらず、1996年に発売されたCD『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? Soundtrack』に、放送から3年を経てようやく収録された。後にアニメ映画でもカバーされたバージョンが挿入歌として使われている。
撮影地

この作品の撮影はプロデューサーの原田泉がこのドラマのプロットを読み、この町以外にないと断言した千葉県海上郡飯岡町(現在の旭市)で実際に行われた。また、ロケは飯岡町以外に千葉県海上郡海上町(現在の旭市)、旭市の隣の市である銚子市でも行われており、子供たちが通う小学校は銚子市立豊岡小学校で当地の生徒をエキストラに撮影された。

特に、典道となずなが電車を待つシーンで使われた飯岡駅、典道の自宅として使われた釣具店などは、放送後数年間に渡り、この作品のファンが訪れる姿が見られたという。この地は、この作品の大ファンである山崎貴が監督して2000年に公開された映画『ジュブナイル』の舞台にも使用された。
『if もしも』との関係

この作品が放送されたテレビ番組である『if もしも』は本来、主人公の選択によってその後のストーリーがどう変化するかを見せるドラマシリーズであり、どちらかが主人公の空想であってはいけない、というルールがある。その意味では、この作品のシナリオは厳密には番組のルールから逸脱しており、『if もしも』側のスタッフは不満を示したといわれる。

また、岩井俊二が作成した初期の脚本段階での原題は『少年たちは花火を横から見たかった』であったが、撮影前に『if もしも』側のスタッフの強い意向により、現在のタイトルに差し替えとなった。これは、各エピソードのタイトルは「?するか、?するか」という形で統一するというルールが番組にあったためである。

このあたりのエピソードについては、1999年に発売されたドキュメンタリーDVD『少年たちは花火を横から見たかった』内でも詳しく触れられており、2017年6月には初期プロットを基にした岩井俊二の小説『少年たちは花火を横から見たかった』が角川文庫から発売された。
キャスト

ストーリーテラー:
タモリ

嶋田典道:山崎裕太

及川なずな:奥菜恵

安曇祐介:反田孝幸

佐藤和弘:ランディ・ヘブンス

林純一:小橋賢児

笹本稔:桜木研仁

三浦晴子先生:麻木久仁子

同僚教師:光石研

看護婦:植村結子

受付の看護婦:中島陽子

マコト:小山励基

おでん屋:こばやしせつまさ

典道の父:山崎一

典道の母:深浦加奈子

祐介の父:田口トモロヲ

なずなの母:石井苗子

安さん:酒井敏也

露店の客:蛭子能収

スタッフ

プロデューサー:
原田泉

監督・原作・脚本:岩井俊二

助監督:桧垣雄二、行定勲、島田剛

撮影:金谷宏二

音楽:REMEDIOS

企画:小牧次郎石原隆

制作:フジテレビ共同テレビ


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