扇島扇島周辺の空中写真。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス
の空中写真を基に作成。扇島
町丁
北緯35度28分56.1587秒 東経139度43分22.7946秒 / 北緯35.482266306度 東経139.722998500度 / 35.482266306; 139.722998500
国 日本
都道府県 神奈川
市町村 川崎市
行政区川崎区
地区田島支所
人口情報(2024年(令和6年)3月31日現在[1])
人口0 人
世帯数0 世帯
面積([2])
3.958698426 km²
人口密度0 人/km²
設置日1964年(昭和39年)
郵便番号210-0868[3]
市外局番044(川崎MA)[4]
ナンバープレート川崎
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扇島
町丁
北緯35度28分33.05秒 東経139度42分45.09秒 / 北緯35.4758472度 東経139.7125250度 / 35.4758472; 139.7125250
国 日本
都道府県 神奈川
市町村 横浜市
行政区鶴見区
人口情報(2024年(令和6年)4月30日現在[5])
人口0 人
世帯数0 世帯
面積([6])
2.759 km²
人口密度0 人/km²
設置日1964年(昭和39年)1月21日
郵便番号230-0055[7]
市外局番045(横浜MA)[8]
ナンバープレート横浜
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扇島(おおぎしま[9]、おうぎしま[10])は、東京湾にある、神奈川県川崎市川崎区扇島並びに横浜市鶴見区扇島(読み仮名についての詳細は後節)に属する、埋立地である人工島。面積は川崎市側が3.96 km2[11]、横浜市側が2.76 km2[12]である。
重要な港湾施設があり、他国船舶も停泊するためSOLAS条約(海上人命安全条約)が適用され、東京湾岸道路による通過を除いて関係者以外の立ち入りは禁止されている。 北を京浜運河に、南を東京湾に面した人工島である。中央部を東西に首都高速湾岸線が通過しており[13]、また東扇島から扇島大橋(JFEの保有する私橋)が架かっている。一帯はJFEスチール東日本製鉄所京浜地区や石油の備蓄基地などがある[13]。島全体が川崎港・横浜港の一部で、他国と物資のやり取りを行う重要な港湾施設が設けられており、上述の国際条約の規定に基づいて国際テロ発生のリスクを排除する必要があるため、上陸可能な人物については厳格に管理されている。 島内中央部を南北に市境が貫いているが、市境南端は同一地点(北緯35度28分11秒 東経139度43分31秒 / 北緯35.46972度 東経139.72528度 / 35.46972; 139.72528
地理
歴史
陸軍によって撮影された扇島周辺の空中写真(1944年)。当時は現在の扇島北岸に防波堤が設置され、防波堤に砂州状に土砂が埋め立てられて扇島が形成されていた。
京浜工業地帯の開発の一環として京浜運河などが開削されたが、その際に浚渫された土砂を埋立地に面していた防波堤の堤外部に投棄。そして積み上がった土砂が砂州を形成し[13]、一帯を開発した浅野財閥の商標である扇に因んで扇島と命名された。昭和初期には鶴見臨港鉄道によって海水浴場としての営業が始まり、鉄道と渡船による連絡で京浜地区からの観光客で賑わった[15]。戦時中の中断を経て海水浴場の営業は続くものの、一帯の水質汚染から営業継続が困難となり1958年(昭和33年)には日本鋼管の原料置き場として整備が行われた[16]。 日本鋼管京浜製鉄所は工場群が10ヶ所に散在する状態で、そしてそれぞれが市街地に存在し、配置も合理的ではないことから、公害対策や生産性の向上を図ることも困難となっていた[17]。こういった状況を一気に解決するための手段として、扇島を埋め立て拡張して生産拠点をそちらに統合するという「扇島計画」が1969年(昭和44年)3月に策定された[17]。
扇島計画