戦隊大失格
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戦隊大失格
ジャンル
少年漫画
サスペンス
戦隊アクション[1]
漫画
作者春場ねぎ
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
レーベル講談社コミックス
発表号2021年10号 -
発表期間2021年2月3日[1] -
巻数既刊13巻(2024年2月16日現在)
アニメ
原作春場ねぎ
監督さとうけいいち
シリーズ構成大知慶一郎
キャラクターデザイン古関果歩子
音楽池頼広
アニメーション制作Yostar Pictures
製作「戦隊大失格」製作委員会
放送局TBS系列ほか
放送期間2024年4月7日 -
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『戦隊大失格』(せんたいだいしっかく)は、春場ねぎによる日本漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、2021年10号から連載中[1]
沿革

2020年10月27日、春場は『週刊少年マガジン』にて新連載予定の新作(表題は未公開)のために、在宅のレギュラーアシスタントを募集[2][3]。2020年12月23日、本作が『週刊少年マガジン』で連載されることを発表[4]。連載開始前の2021年1月28日、春場の作品『五等分の花嫁』の公式Twitterにて、本作のPVが公開される[5]。PVでは同作で四葉役を務めた佐倉綾音がナレーションを担当[5]。同年2月3日発売の同誌10号より、連載を開始[1]

2022年2月3日、本作の連載1周年と単行本の第4巻発売を記念して、『五等分の花嫁』のゲームアプリ『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』にてコラボレートし、イベントが開催された[6]
あらすじ

竜神戦隊ドラゴンキーパー(通称・大戦隊)と悪の怪人軍団が繰り広げている13年間の死闘は、やらせの茶番劇だった。ほかの星から侵略してきてわずか1年で大戦隊に屈服して、以降は民衆の前で敗北を演じ続けているのがその実。そんな隷従させられ続ける日々から脱出して反旗を翻すべく、戦闘員Dは大戦隊に潜入するのであった。
序章
第1巻 - 第2巻大戦隊を倒すことを目的として、戦闘員Dは人間に擬態して組織に潜入する。錫切夢子の力も借りながら、朱鷺田隼やレッドキーパーを欺き、赤の神具の奪取に成功する。その後、偵察しに来た碧流亜乱と対峙してしまうが、桜間日々輝と協力して「入れ替わり作戦」を実行し、またも敵を欺く。以降、戦闘員Dは「潰す」ことを目的に桜間に成り代わり大戦隊に潜入する。桜間日々輝は「正す」ことを目的に大戦隊を離れる。この戦いを経て戦友となった2人だったが、互いの絆の力を胸に、別々の道を歩み始めるのであった。
パイロンの巣編
第2巻 - 第6巻桜間日々輝に擬態した戦闘員Dは「五色」の正隊員に選ばれるため、地下の訓練施設パイロンの巣にて他の候補生たちと死闘を繰り広げる。そんな中、各部隊従一位との対決や、怪人幹部ペルトロラの襲撃、ブルーキーパーとの直接対決が彼の前に立ちはだかる。
グリーン部隊編
第6巻 - 第8巻桜間日々輝に擬態して無事に試験に合格した戦闘員Dは、裏怪人討伐専門のグリーン部隊に配属された。幻覚を操る怪人幹部マガティアの情報を聞きつけ、廃校へ向かったグリーン部隊。果たして、Dたちはループする学園の日常から抜け出して、幹部を倒すことができるのか。
怪人保護協会編
第8巻 - 第14巻薄久保薬師率いる怪人保護協会が世間を扇動し、勢力を拡大し始める。大戦隊の解体を目論んでいるが、戦闘員Dは果たしてどう動くのか。「戦保怪戦」が勃発し、これまでの物語が収束してクライマックスを迎え、ひとつの区切りが打たれる。
新戦隊編
第14巻 -戦保怪戦から半年。大戦隊に存在を消されたはずの赤刎創星は一命をとりとめていたが、記憶喪失となってしまっていた。かつての自分を知るために、桜間日々輝率いる新戦隊に潜入する。
用語解説
悪の怪人軍団
13年前、地球を侵略するため侵来したとされていた軍団。実際にはイエローキーパー・黄理谷真夜が生み出した存在。幹部と戦闘員(通称・ダスター)から構成されている。怪人は不死身だが、唯一「神具」にだけその身を滅ぼされる。
戦闘員
通称ダスター。13年前、幹部によって作り出されたとされていた生命体。その1年後、ドラゴンキーパーによって幹部が全滅(大戦隊からそう吹聴されていただけに過ぎず、実際には幹部は全滅していなかった)した後、互いを識別するためにアルファベットで呼び合うようになった。
怪人幹部
人間の皮を奪い、人に成り代わる擬態能力を持っている。
竜人戦隊ドラゴンキーパー
悪の怪人軍団から人類から守る戦隊。レッドキーパー、ブルーキーパー、イエローキーパー、グリーンキーパー、ピンクキーパーの5人を中心に構成されている。また、5人はそれぞれの部隊を率いている。
大戦隊(だいせんたい) 
ドラゴンキーパーが率いる組織の通称。怪人討伐を主として、清掃活動、イベントの警備、警察と連携した事件・トラブルの解決など、多岐に渡る職務を行っている。天ノ川市には本部とは別に駐屯地が複数点在しており、それぞれが各部隊の拠点となっている。また、各部隊にはそれぞれ役割があり、レッド部隊は怪人討伐専門、ブルー部隊は管理育成専門、イエロー部隊は研究開発専門、グリーン部隊は街に潜む怪人幹部を捜索する裏怪人討伐専門、ピンク部隊は現場の事後処理や情報操作を請け負う後方支援専門となっている。また、各部隊にはそれぞれドラゴンキーパーと上位5名に位階が与えられており、その者は.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}位階持ち(ランカー)と呼ばれている。ドラゴンキーパーが正一位(しょういちい)、以下、位階の高い順に従一位(じゅいちい)、正二位(しょうにい)、従二位(じゅにい)、正三位(しょうさんみ)、従三位(じゅさんみ)。それ以外の隊員は無位階とされ、5色の部隊に配置すらされていない候補生は通称「無色」と呼ばれている。位階は正一位による指名制。正一位も、殉職や引退などにより襲名制となっている。
神具(しんぐ)
開戦から1年でイエロー部隊によって開発された、不死身の怪人を滅することができる武器。ドラゴンキーパー専用の変身アイテムでもある。赤の神具、青の神具、黄の神具、緑の神具、ピンクの神具の全5種類で、それぞれ5つの穴が開いている構造になっており、カートリッジを挿すことによって様々な技を使えるようになっている。以下の表が、現在判明しているカートリッジをまとめたものである。

赤の神具青の神具黄の神具緑の神具桃の神具
八岐大蛇(やまたのおろち)海坊主(うみぼうず)月読命(つくよみ)保食神(うけもちのかみ)天照大神(あまてらすおおかみ)
火之夜藝速男神(ひのやぎはやおのかみ)蛭子(ひるこ)天の羽衣(あまのはごろも)大国主神(おおくにぬしのかみ)思金神(おもいかねのかみ)
-竜宮乙姫(りゅうぐうおとひめ)建御雷神(たけみかづちのかみ)少名毘古那神(すくなびこなのかみ)天手力男神(あめのたぢからおのかみ)
-闇御津羽神(くらみつは)火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)天津甕星(あまつみかぼし)-
-天之冬衣神(あまのふゆきぬのかみ)---
古来より竜神に仕えていた巫女の一族・鈴桐家の血と骨から作られている。「神具神降」という合言葉の通り、竜神の力を降ろして使う神がかり的なアイテムであり、それぞれ赤竜サラマンドラ、青竜レヴィアタン、黄竜ヨルムンガンド、緑竜ファーブニル、桃竜ナーガから力を借りている。しかしそれには、竜神パワーに耐えうる体に改造する適合手術が必要で、成功すれば人並みならぬ力を手にすることができるという(ただし5割の確率で失敗する)。ドラゴンキーパー達は肌身離さず持っているが、怪人を殺してしまうことから「偽物の戦い」である日曜決戦には持っていくことができない。
神具レプリカ(しんぐレプリカ)
また、各部隊の位階持ちが所持することを許される、リーダーの神具の力を一部借りた武器。それぞれ1つだけ穴が開いており、リーダーの神具に挿さっているカートリッジを取り付けることで力を発揮する。ショットガンやピストル、リモコン、鎌の形を模していたりと、その形はさまざま。古来より竜神に仕えていた巫女の一族・鈴桐家のクローンの血と骨から作られている。
神具レプリカver.2.0(しんぐレプリカver.2.0)
大戦隊を脱退して怪人保護協会に参画した橙代元正二位が作り出した、怪人保護協会側の神具。揃って球のような形をしており、身体に直接埋め込んで用いる。使用者は、薄久保天使、左山十字、右京楓、橙代大介、立花音呼、藍染小町。古来より竜神に仕えていた巫女の一族・鈴桐家の生き残りである錫切夢子(本名・鈴桐六子)のクローンの血と骨から作られている。
日曜決戦(にちようけっせん)
13年前の開戦以来続く、「地上を襲う怪人をドラゴンキーパーが倒す」という名目で毎週日曜日に行われている興行ショー。スタジアムには大勢の観客が詰めかけ、テレビで中継されているほど。しかし実際は茶番劇であり、12年前に幹部が壊滅した際に、「一般市民にやらせと悟られぬよう毎週日曜日に侵攻を続ける」という休戦協定を結ばされた戦闘員たちが半ば強制的に侵攻させられている台本ありのマッチポンプ。
ウロボロス
廃校舎を根城とする怪しいグループ。家庭や学校、社会などの争いの現実からはじかれた弱者の集まり。

登場人物

声の項はテレビアニメ版の声優。
悪の怪人軍団
戦闘員D
声 -
小林裕介[7]本作の主人公。悪の怪人軍団に所属する戦闘員。茶番劇の日々に嫌気を刺していた。日曜決戦に乱入し、台本にない攻撃をしたが、レッドキーパーに瞬殺されてしまうものの、改めて自分達が悪役ではないことを理解し、一人地上に残り、大戦隊に潜入した。そして桜間の協力を得て「桜間日々輝(偽者)」として生活している。
XX(えくすず)
声 -
羊宮妃那[8]戦闘員。浮遊城に残留せず幹部がやられた後も徹底抗戦を続ける誇り高き怪人少女。怪人保護協会理事。
ペルトロラ
声 - 大塚芳忠「酉」を担う怪人幹部。パイロンの巣を襲撃した幹部。錫切によって逃がされ、ブルーキーパー(青嶋庄吾)を殺しXXと共に姿を消した。
マガティア
「巳」を担う怪人幹部。高度の幻覚を操る。自分を追ってきたグリーン部隊の隊員達を全滅させた過去を持つ。ウロボロスでは、廃校舎を学校かのような幻覚を見せ、「校則」に違反したらループする世界を作り出していた。その際、西木有に化けて桜間たちグリーン部隊と接していたが、のちに戦闘員Dによってその正体を見破られる。最終的にグリーンキーパーの緑の神具(少名毘古名神)によって討伐された。戦保怪戦では、左山十字が自身にマガティアの怪人化剤を注射したことによって復活させられた。
フワリポン


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