戦闘空母
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戦闘空母(せんとうくうぼ)は、アニメ宇宙戦艦ヤマトシリーズ」に登場する架空の宇宙空母である。
概要[ソースを編集]

現実世界でいう航空母艦戦艦の能力を併せ持つ艦艇である。正式な分類は空母だが、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}砲を備えているため航空戦艦といわれることもある。[要出典]劇中に登場する勢力ではガミラス帝国ガルマン・ガミラス帝国、およびボラー連邦がこの艦種を保有している。なお、PSゲームシリーズでは地球防衛軍暗黒星団帝国も保有している。
地球防衛軍[ソースを編集]

PS版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』および、PS2版『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』『宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲』『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊』に登場する。デザイン担当は宮武一貴。詳細は「主力戦艦#主力戦艦改級攻撃空母」を参照
ガミラス帝国[ソースを編集]
戦闘空母[ソースを編集]

艦体諸元全長200 m[1]
全幅32 m[1]
基準排水量42000 t[2]
武装

3連装フェーザー光線砲塔×8基[注 1]

3連装ミサイル発射管×4基

無砲身連装フェーザー光線砲塔[注 2]×4基

無砲身多連装フェーザー光線砲×2基

多連装ミサイルランチャー×2基[注 3]

下部多連装ミサイルランチャー×2基

搭載機

重爆撃機(『宇宙戦艦ヤマト』)

ドメル式DMB-87型ガミラス急降下爆撃機(『宇宙戦艦ヤマト2』)

宇宙戦艦ヤマト』『宇宙戦艦ヤマト2』に登場する。デザイン担当は松本零士(準備稿)、加藤直之(決定稿)[3]

三段空母と並び、ガミラス帝国の保有する主力宇宙空母の一種。双胴を思わせる外観と、後方に寄せられた上部構造物群が特徴的である。最も特徴的なのは飛行甲板であり、普段は艦載機の離着艦用の甲板だが、攻撃モードになるとそれを反転させ、左右に二分割された甲板上に二列縦列に配置された複数のミサイルランチャー砲塔などの火器を出現させることが可能である。火力については巡洋艦並み[2]である。また、上記のように艦橋構造物は極端に後方に偏しており、それにより全通甲板に近い飛行甲板面積を確保している。右舷にはアングルド・デッキ(斜め離艦用飛行甲板)がせり出している。推進ノズルを艦後部に縦に、艦底後部にそれぞれ2基、計4基配置している。

常時使用可能な兵装として、艦橋前後に3連装主砲を背負式に各2基ずつ、舷側部に各2基ずつで計8基装備。下部に多連装ミサイル発射管2基(劇中未使用)。設定上明言は無いが、艦橋側面部に何らかの発射口、艦首・艦尾部分に何らかの魚雷発射管がある。

三段空母と同様に、地上に着陸する際に使用する引き込み式の主脚が艦底部にある。ゴムタイヤを4軸ボギー式に配置した主脚で、左右舷にそれぞれ3か所、計6か所有する。

劇中では「戦艦空母」と呼ばれることもある[4]

本艦の旗艦発展型としてデスラー戦闘空母が『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』に登場する。
劇中での登場[ソースを編集]
宇宙戦艦ヤマト
第21話と第22話に、ドメル率いる空母機動艦隊(通称ドメル艦隊)の1隻として登場。この時の艦体の色は赤。アングルド・デッキ(斜め離艦用飛行甲板)に白い中心線1本が描かれている。オメガ戦線という戦域で作戦行動中だったが、第21話において七色星団での決戦に備え、ガミラス本星に呼び戻される。この時の隊長はハイデルン。飛行甲板上に重爆撃機1機を載せた状態となっている。第22話で、三段空母の艦載機による攻撃で索敵・戦闘能力が低下したヤマトに向けて、波動砲を封じるべくハイデルン自らの操縦で重爆撃機を発進し、ドメラーズ2世の瞬間物質移送器により、ヤマトの至近距離に接近し、ドリルミサイルを波動砲口に撃ち込むことに成功する。その後、甲板を攻撃モードにし、反撃できないヤマトに砲撃を加えながら近づくが、真田志郎アナライザーによって動力を逆転され本艦目掛けて飛んできたドリルミサイルが艦橋に直撃して轟沈。さらにその爆発が他の空母にも誘爆して、全艦が没する結果となる。
宇宙戦艦ヤマト2
第3話・第11話・第12話で、ガミラス残存艦隊所属艦として登場。仕様は『宇宙戦艦ヤマト』のものと同じだが、色はガミラス標準色の緑。中心線は描かれていない。第11話・第12話にて、バンデベルが乗艦する艦が、デスラーの命によりヤマトを撃滅すべく単独で出撃する。宇宙空間にばら撒かれた金属腐食性バクテリアによって、重力発生装置を破壊されて戦闘能力の下がったヤマトに対し、急降下爆撃機による攻撃を行う。その後、艦載機を帰艦させ、攻撃モードに移行し直接攻撃を行おうとするが、後始末の不徹底により自艦もバクテリアの被害を受け火器が機能不全に陥り、その隙に戦闘機能を復旧したヤマトの主砲が左舷前方から右舷後方へ貫通し損傷。さらに、自艦にバクテリアが迫ってきたため撤退する。戦闘結果は不本意なものに終わったが、ヤマトの主砲の直撃を受けながらも自力での離脱に成功したことは、ヤマトシリーズの敵艦船としては珍しい。
リメイクアニメ[ソースを編集]

艦体諸元艦級ゲルバデス級
艦種航宙戦闘母艦
全長390 m[5]
全幅67 m[5]
武装

280ミリ三連装陽電子カノン砲塔×4基[5]
(三番主砲塔は格納式)

133ミリ三連装陽電子カノン砲塔×4基[5]

六連装ミサイル発射機×2基[5](艦橋後方)

遮蔽式上部砲戦甲板×2基[5]

280ミリ三装装陽電子ビーム砲塔×各1基[5]

133ミリ三連装陽電子ビーム砲塔×各2基[5]

対空レーザー砲×各16門[5]


遮蔽式下部砲戦甲板×2基[5]

133ミリ三連装陽電子ビーム砲塔×各2基[5]


搭載機空間重爆撃機DBG88 ガルント(ダロルド)
空間格闘戦闘機DWG262 ツヴァルケ(ミランガル、ニルバレス)

宇宙戦艦ヤマト2199』『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』に登場する。デザイン担当は石津泰志[6]


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