戦車
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、近代戦車について説明しています。

古代戦車については「チャリオット」をご覧ください。

タロットカードについては「戦車 (タロット)」をご覧ください。

.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方
出典検索?: "戦車" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2018年12月)
.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}FT-17ルクレールXLR

戦車(せんしゃ、: tank〈タンク〉)は、火砲および自動火器を備え、無限軌道により道路以外を走行する能力および特殊鋼板製の装甲による防護力も備えた車両[1]第一次世界大戦で初めて登場し、第二次世界大戦における地上の戦闘で、中心的な役割を果たす兵器となった[1]
概要

戦車は一般に、履帯(キャタピラ)を備え、これにより不整地(舗装道路以外の場所、オフロード)でも行動することができる。主たる武装として強力な火砲(戦車砲、「備砲」)を備え、ごく初期のものや一部の例外を除き旋回砲塔を装備して砲の向きを変えることができ、敵の陣地・戦車・車輌等々の攻撃が可能。副武装として主に機関銃を装備し、これにより歩兵群や非装甲車輌なども制圧できる。防御のためには主に鋼板製の装甲を備え、これにより敵からの小銃機関銃、砲弾片、砲弾の直撃などによる攻撃に耐えることができる。

戦車は分類上、陸戦兵器のうち装甲戦闘車両の一種ということになる。しかし戦車は戦う車輌の総称ではなく、自走砲装甲車などとは区別される。何をもって戦車と定義するかは曖昧な部分もあり、また時代地域によって変化する。21世紀初頭現在では次のように要約できる。
走行装置が無限軌道(履帯、キャタピラ)であること[2]

防御について、戦線を突破できるだけの防御力を持つ。具体的には、主に特殊鋼板製の装甲で覆われている。

攻撃力について、戦車をはじめとする敵装甲戦闘車両を待ち伏せでなく積極的に砲撃し、撃破できること[2]。全周旋回可能かつ全面を装甲化した砲塔[2]を有すること。

1の走行装置については#走行装置の節で詳説、2の防御については#装甲の節で詳説 [注 1]、3の攻撃力については#兵装の節で詳説する。

ただし、上記の条件全てを満たさなくても、保有する側が戦車と呼べば戦車扱いされる可能性もある。例えばスウェーデンのStrv.103は上記のような旋回砲塔を持たず、大戦中の駆逐戦車や対戦車自走砲のような形状の車輛であるが、その開発・運用目的・戦闘能力から、スウェーデン軍では主力戦車として配備されていた。

現代の正規戦に通用する戦車は、製造に高い技術が求められるうえに部品点数も多く[3]、「戦車は千社[4]」という日本の諧謔に象徴されるように、生産ラインの維持には層の厚い産業が必要である[5][6]。そのような事情もあって、現在自国で戦車の開発と生産ができる国家は10に満たないと言われる[7]
名称
各言語での呼称
英語: Tank(タンク)
イギリスで作られた世界最初の戦車は、当初「水運搬車(Water Carrier)」という秘匿名称が付けられていた。戦車開発のために、リヴェンジ級戦艦ネルソン級戦艦の設計を手掛けた海軍造船局長サー・ユースタス・テニソン=ダインコートを委員長とした委員会が設置されたが、英国陸軍連絡将校スウィントン大佐が「W.C.(便所)委員会」[注 2]では都合が悪いと異論を唱えた[8] 。そこで「T.S.(Tank Supply=水槽供給)委員会」と呼ぶことにした。これによりイギリスでは戦車は通称で「tank タンク」(≒水槽)という言葉で呼ばれるようになり、のちに英語圏での正式名称になった。この語源については「戦車を前線に輸送する際に偽装として『ロシア向け水タンク』と呼称した」など諸説あるものの、以後戦車一般の名称として定着した。なお、イギリス海軍が開発を主導していたこともあり、英語における戦車用語には海軍由来のものが存在する。(Hull=船体=車体、スポンソン、ハッチ、(エンジン)デッキなど)
日本語: 戦車(せんしゃ)
もともと「戦車」という言葉は中国語同様に古代戦車(チャリオット)を意味していた[注 3]が、日本の歴史では使われたことが無い兵器だった[注 4]内燃機関を使った戦車については、1917年(大正6年)の陸軍省調査書において『近迫戦に専用する「タンク」と称するものあり』と記され[9]、1918年(大正7年)に大日本帝国陸軍へ導入された当初は、英語の tank をそのまま音写して「タンク」あるいは装甲車と呼んでいたが、程なくして戦車と呼ばれるようになった。はっきりとした時期は定かでないが、1922年(大正11年)発行の論文中に戦車の訳語が登場する[注 5]。また陸軍の会合の席上で、ある大尉が思いつきで「戦車と呼ぶのはどうか」と提案したところ、その場の皆の賛同を得て受けいれられたという話もある[注 6][11]。1925年(大正14年)陸軍歩兵学校制作の「歩兵操典草案」では、兵卒向け心得の中で戦車という語を用いつつ「一般にタンクと称する」と説明し[12]、一般向けの冊子と思われる「学校案内」においても、同様な表現を用いている[13]第二次世界大戦後に発足した警察予備隊(後の自衛隊)は当初、戦車という軍事用語を忌避して「特車」と呼称していたが、1962年(昭和37年)1月からは「戦車」と呼ばれるようになった[14]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:176 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef