戦火の馬
War Horse
監督スティーヴン・スピルバーグ
脚本リー・ホール
『戦火の馬』(せんかのうま、原題:War Horse)は、マイケル・モーパーゴの小説『戦火の馬』、および2007年に初演されたニック・スタフォードによるその戯曲化『ウォー・ホース ?戦火の馬?』に基づく映画である。スティーヴン・スピルバーグが監督をつとめ、2011年12月25日に公開された。 イギリス・デヴォンの貧しい小作農の息子として生まれたアルバート・ナラコットは、近所の牧場で一頭の馬の出産に目を奪われていた。産まれた馬は額に白いダイヤ形の模様があり、四肢に白い靴下をはいたような模様がある元気な茶色のサラブレッドだった。馬の成長を見守りながら、アルバートは何とか手なずけようと努力するが、馬は気性が荒く中々彼に心を開いてくれなかった。 そんなある日、父のテッドは農耕馬を買い付けに街の競売へ出かけた。多くの馬が出品される中、テッドはある馬に心を奪われた。それは額にダイヤ形の白い模様があるあのサラブレッドだった。彼は友人たちが諫めるのも無視して農耕には全く適さないこのサラブレッドを自身の大地主ライオンズと競り合って30ギニーという大金で落札してしまった。農耕馬を買いに行ったはずのテッドがサラブレッドを連れて帰ってきたことに、妻のローズは烈火の如く怒った。しかしアルバートは大喜びし、きっちりと調教することを条件にローズを何とか説得して飼育することを許してもらった。彼は馬にジョーイと名付け、ネイティブ・アメリカンが馬を呼ぶ時に使うフクロウの鳴き声のような呼び声をジョーイに覚えさせ、愛情を注いでいった。そんな中アルバートはローズから、テッドがかつて騎兵としてボーア戦争に出征し、勲章を授与されつつも心身に傷を負って帰ってきたことを知らされる。
ストーリー