戦国BASARA
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「BASARA(婆娑羅)」の語義については「ばさら」をご覧ください。

戦国BASARAシリーズ
ジャンルスタイリッシュ英雄アクション
対戦格闘
チームバトルアクション
開発元カプコン
アークシステムワークス
アクセスゲームズ
発売元カプコン
主な製作者プロデューサー:小林裕幸
ディレクター:山本真
キャラクターデザイン:土林誠
音楽:CHAMY.伊師、近藤嶺青木征洋大谷幸 ほか
1作目戦国BASARA
([PS2]2005年7月21日
最新作戦国BASARA4 皇 ANNIVERSARY EDITION
([PS4]2020年7月21日
公式サイト ⇒戦国BASARAシリーズ公式サイト
テンプレートを表示

『戦国BASARA』(せんごくバサラ)は、カプコンから発売されているアクションゲームおよびそのシリーズ名。シリーズ累計本数は2019年時点で400万本に達している[1]テレビアニメ化のみならず、舞台テレビドラマ劇場映画などメディアミックスは多岐にわたる。伊達家家紋「竹に雀(仙台笹)」

ロゴタイプは、伊達家家紋「竹に雀(仙台笹)」を背景に「戦国」と「BASARA」を二段に分けて書かれたものである。
概要

日本の戦国時代を舞台とした、三人称視点3Dの一騎当千型スタイリッシュ英雄 (HERO) アクションゲーム。

プロデューサーは小林裕幸、キャラクターデザインは土林誠と『デビルメイクライ』と同じスタッフが製作に参加している[注 1]

各種舞台・人物設定などは、伊達政宗英語を操り6振りの刀で戦う、本多忠勝ロボットのような武将になっている、史実では最年長の毛利元就が青年として描写されるなど、実際の歴史にはまるで囚われない大胆かつ荒唐無稽なアレンジが施されている。主人公である伊達政宗と真田幸村は、同社のゲームである『ストリートファイター』シリーズにおける、リュウケンのようなポジションにある[2]という。カプコンのアクションゲームは難易度の高い作品が多いが、本シリーズは「豪快感」をテーマに初心者でも遊びやすいように控えめな難易度に調整されている。

本シリーズのヒットにより[3]、伊達政宗や真田幸村、長曾我部元親毛利元就といった戦国武将が若い女性の間でブームになり、グッズを購入したり、ゆかりの地を訪れる女性観光客が増えていると報道された。2009年の宮城県知事選では、広報用ポスターに本シリーズに登場する伊達政宗が使用された[4][5]

テレビアニメ化もされ、第1期が2009年4月期に主なTBS系列局で放送、第2期が2010年7月期からTBS系列全国ネットで放送された。さらに2011年6月にはストーリー上の完結編がアニメ映画化された。

主題歌はゲーム(PS2版『2』を除く)・アニメ共に、一貫してT.M.Revolution西川貴教)、または西川がボーカルを務めるabingdon boys schoolが担当している。
シリーズ.mw-parser-output .release_timeline{float:right!important;clear:right!important;width:auto!important;flex:1 1 100%;margin:0 0 .3em 1em;padding:.75em 1em;font-size:80%;line-height:.9;border-collapse:separate;border-spacing:0 1px;background-color:transparent}@media(max-width:550px){.mw-parser-output .release_timeline{width:100%!important;box-sizing:border-box}}.mw-parser-output .rt_left{float:left!important;clear:left!important;margin:0 1em 0 .3em}.mw-parser-output .release_timeline .rt_caption{padding:.4em .4em .2em;font-size:112.5%;text-align:center;display:table-caption}.mw-parser-output .release_timeline .rt_subtitle{padding-top:.3em;font-size:90%;font-weight:normal}.mw-parser-output .release_timeline td{border:none;padding:.4em;text-align:left;background:none;font:inherit;color:inherit}.mw-parser-output .release_timeline th{border:none;padding:.4em;text-align:right;background:none;font:inherit;color:inherit}.mw-parser-output .release_timeline .rt_first{padding:.4em .4em .2em}.mw-parser-output .release_timeline .rt_next{padding:.2em .4em}.mw-parser-output .release_timeline .rt_last{padding:.2em .4em}

発売の年表2005戦国BASARA
2006戦国BASARA2
2007戦国BASARA2 英雄外伝 (HEROES)
2008戦国BASARA X(クロス)
2009戦国BASARA BATTLE HEROES
2010戦国BASARA3
2011戦国BASARA CHRONICLE HEROES、 戦国BASARA3 宴
2012
2013
2014戦国BASARA4
2015戦国BASARA4 皇
2016戦国BASARA 烈伝シリーズ 真田幸村伝
2017
2018
2019戦国BASARA バトルパーティー


『戦国BASARA』
PlayStation 2(PS2) - 以下『1』。2005年7月21日発売。

『戦国BASARA』 PS2アーカイブス(GA) - 2013年6月19日配信。


『戦国BASARA2』 PS2 - 以下『2』。2006年7月27日発売。

『戦国BASARA ダブルパック』 PS2 - 2007年7月19日発売。『1』『2』+スペシャル映像DVDのセット。

『戦国BASARA2』 (GA) - 2013年7月17日配信。


『戦国BASARA2 英雄外伝 (HEROES) 』 PS2 - 以下『英雄外伝』。2007年11月29日発売。

『戦国BASARA2 英雄外伝 (HEROES) ダブルパック』 Wii - 2007年11月29日発売。Wii版『2』と『英雄外伝』のセット。

『戦国BASARA2 英雄外伝 (HEROES) 』 (GA) - 2013年7月17日配信。


『戦国BASARA X(クロス)』 アーケード、PS2 - 以下『X』。アーケード版が2008年4月9日稼働開始。PS2版が6月26日発売。

『戦国BASARA BATTLE HEROES』 PlayStation Portable(PSP) - 以下『BH』。2009年4月9日発売。

『戦国BASARA3』 Wii、PlayStation 3(PS3) - 以下『3』。2010年7月29日発売。

『戦国BASARA CHRONICLE HEROES』 PSP - 以下『CH』。2011年7月21日発売。

『戦国BASARA3 宴』 Wii、PS3 - 以下『宴』。2011年12月13日発売。

『戦国BASARA3 宴 ダブルパック』 PS3 - 2012年3月15日発売。PS3版『3』と『宴』のセット。


『戦国BASARA HD Collection』 PS3 - 以下『HD』。2012年8月30日発売。

『戦国BASARA トリプルパック』 PS3 - 2013年3月28日発売。『HD』およびPS3版『3』と『宴』を1つにパッケージしたもの。


『戦国BASARA4』 PS3 - 以下『4』。2014年1月23日発売。

『戦国BASARA4 スペシャルパッケージ』 PS3 - 2014年7月24日発売。『4』に「プレイヤー武将全解放&特別衣装9種セット」のDLコードを付属。さらにパッケージ版のみ特典映像のDVDが同梱。


『戦国BASARA4 皇』 PlayStation 4(PS4)、PS3 - 以下『皇』。2015年7月23日発売。

『戦国BASARA 烈伝シリーズ 真田幸村伝』 PS4、PS3 - 以下『烈伝幸村』。2016年8月25日発売。

『戦国BASARA バトルパーティー』 Android,iOS - 2019年6月24日サービス開始、2020年12月21日配信終了[6]

『戦国BASARA4 皇 ANNIVERSARY EDITION』 PS4 - 2020年7月21日発売。

登場人物「戦国BASARAの登場人物」を参照
共通のシステム

PS2・PS3版の操作系は□が通常攻撃、×がジャンプ、○がバサラ技(無双攻撃に相当)と
無双シリーズと同じであるが、△が「固有技」という技になっている(これらは設定オプションで変更可能)。

固有技(および『3』以降で追加された固有奥義)は、通常攻撃より強力な、格闘ゲームなどの必殺技にあたる攻撃。武将のレベルを上げていくと使える技が増える。ステージ中は装備している技しか使用できないが、逆に装備する技によって武将の特性にいくつかのバリエーションを持たせられるという利点にもなっている。

敵にダメージを与えたり、プレイヤーがダメージを受けたり、またはステージ中のつづらに入っている神水を取ることでバサラゲージが増える。またプレイヤーの体力が減少して瀕死になると、徐々にバサラゲージが増加するようになっている。ゲージが満タンになると、キャラクターごとに固有の「バサラ技」と呼ばれる技が使えるようになり、多数の敵に大ダメージを与えられる。バサラ技の使用中は無敵状態であり、武将によって属性(雷・炎・氷・光・闇・風)の追加ダメージや一時的な性能上昇など、個性のある攻撃となっている。

各作品の特徴
戦国BASARA(第1作)

戦国BASARA
Devil Kingsジャンル
スタイリッシュ英雄アクション
対応機種PlayStation 2[PS2]
ゲームアーカイブス[GA](PS3のみ)
開発元カプコン
発売元カプコン
人数1人
メディア[PS2]DVD-ROM1枚
発売日[PS2]2005年7月21日
[GA]2013年6月19日
対象年齢CERO:B(12才以上対象)
テンプレートを表示

キャッチコピーは「戦場ごとぶった斬れ!」
キャラクター
本作品に登場するキャラクターは以下の21人である。
プレイヤー武将
伊達政宗、真田幸村、織田信長、濃姫、上杉謙信、武田信玄、いつき、ザビー、森蘭丸、明智光秀、かすが、前田利家、まつ、猿飛佐助、島津義弘、本多忠勝
敵武将
徳川家康、長曾我部元親、北条氏政、毛利元就、今川義元
システム
各キャラクターごとに6つの武器が用意され、最強武器は亜羅棲斗流(あらすとる:政宗)、凄羽亜陀(すぱあだ:幸村)、双銃恵戊新(そうじゅうえぼにー:濃姫)など『デビルメイクライ』に登場する武器や、ハリセン(信長)、バナナ(蘭丸)、ナイフとフォーク(光秀)、花束(謙信)、カジキマグロ(利家)といった珍品となっている。オープニングや天下統一モードで流れるCGムービーは、『アップルシード』などを手掛けたデジタル・フロンティアが担当しており、『2』でも引き続き担当している。全編にわたって使用されているのは、土林誠のイラストである。
天下統一モード
メインモード。各軍ごとに設定された本拠地から他の領土に侵攻していき、すべての領土を制圧すれば天下統一となる(この間、他の武将もそれぞれ領土に侵攻する)。クリアするごとに使用可能キャラクターが増えていき、最終的には16人の武将が使えるようになる。戦う勢力の組み合わせによっては、シーンに入る前にアニメーションムービーが挿入される。史実通り(武田信玄VS上杉謙信)から夢の対決(織田信長VS伊達政宗、島津義弘VS本多忠勝)まで様々である。このアニメーションムービーはマングローブが手掛けたもの。難易度変更が可能であり、「普通」と「難しい」は最初から選択できる。ゲームを進めれば「究極」「おみくじ」も出現する。「おみくじ」は実際の難易度と難易度から得られるアイテムレベルがランダムになるというもので、運がよければ「普通」レベルで最強武器の入手が可能。
自由合戦モード
天下統一で今までにプレイしたことのあるステージの中から、自由に選択して遊ぶことができる。条件を満たせば、自分の領土を戦場として選択することも可能になり、同じキャラクター同士による一騎討ちも行える。
ギャラリーモード
キャラクター紹介(イラストとボイス)、ムービー、音楽、合戦豆知識がある。天下統一モードや自由合戦を進めることで閲覧可能な項目が増えていく。
戦国BASARA2

戦国BASARA2ジャンルスタイリッシュ英雄アクション
対応機種PlayStation 2[PS2]
ゲームアーカイブス[GA](PS3のみ)
開発元カプコン
発売元カプコン
人数1人
メディア[PS2]DVD-ROM1枚
発売日PS2通常版:2006年7月27日
PS2廉価版:2007年3月15日
PS2再廉価版:2008年9月25日
GA版:2013年7月17日
対象年齢
CERO:B(12才以上対象)
売上本数43.4万本[7]
その他Wii版は『英雄外伝』に同梱。単体販売はなし。
テンプレートを表示

キャッチコピーは「咲いて、暴れて、戦国乱世!」
キャラクター
本作品に登場するキャラクターは以下の30人である(太字は新登場のキャラクター)。
プレイヤー武将
長曾我部元親、毛利元就、前田慶次、豊臣秀吉、竹中半兵衛、宮本武蔵、および前作の16人
敵武将
徳川家康、北条氏政、今川義元、片倉小十郎、風魔小太郎、浅井長政、お市、本願寺顕如
システム


際立ったプレイをすると、称号(全54種)を獲得できるようになった。この称号にはそれぞれポイントがついており、一定数以上のポイントを得るとレアアイテムが入手できるなどの特典を得られる。

プレイヤー武将全員に「衣装其の弐」が追加され、ステージ開始前の装備画面で変更すればキャラクターの姿(服装)を変えられる。開放条件はその武将で天下統一モードをクリア。衣装デザインは志水アキ土林誠が担当した。

敵兵を100人斬りするごとに戦極ドライブゲージに火が灯り、戦極ドライブを発動させることができるようになった。発動中は能力が飛躍的に上昇、防御力とスピードが劇的に向上し、常時スーパーアーマー(敵の攻撃を受けてもよろけなくなる)状態になる。さらに戦極ドライブ中にバサラ技を発動させると、高威力の究極バサラ技に変化する。また、戦極ドライブの発動中は体力がゼロにならない。レベルアップと共に、壱から参までパワーアップが可能となり、段階に応じて持続時間と究極バサラ技が強化される。

ヒット数が100以上になると、敵兵を倒した際に小判を落とすようになった。以後200・300・400HITと共に落とす小判の量が増加し、500HITを超えると「バサラフィーバー」状態となる。この状態は一定時間続き、ヒット数が爆発的に増加したり、敵に攻撃を当てるだけで小判を入手できる。なお、フィーバー終了後以降も500の倍数に達するごとにフィーバー状態となる(その間は400HIT時点の状態になる)。

上記の方法や青いつづらを壊すことで手に入る小判を溜めてバサラ屋なる商店に売っているアイテム・武器・防具を購入するシステムが追加された(『1』では合戦中の玉手箱入手によってのみランダムでアイテム・武器が手に入った)。食べ物を買って食事をすることで武将のパラメータ(体力、攻撃力、防御力)をそれぞれ10回まで強化することも可能。バサラ屋で売っているアイテムはバサラ屋でしか手に入らないため、アイテムや武器を全て集める場合はかなりの量の小判が必要となる。

武器の種類が、全6種から全8種へと増加。なお『1』の第6武器(珍品武器)は、それぞれ第7武器(お楽しみ武器)として再び登場しているが、一部の武将のものは変更されている。なお、政宗・幸村・濃姫の3人は、第7ではなく第8武器が『デビルメイクライ』の武器となっている。

装備に防具が追加された。防具を変えるとキャラクターの外見も変化する(『1』では武器・アイテムのみ装備可)。

キャラクター全員に固有アイテムが用意された(『1』では一部のキャラクターのみに存在した)。特定の戦闘で条件を満たすと獲得可能。

いつき一揆衆・ザビー教の勢力の人物(農民・信者)の名前は公式サイトで一般公募された(エンディングで紹介)。

一部の固有技使用時のバサラゲージの消費がなくなった(体力消費技は変わらず)。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:459 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef