戦国大戦
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戦国大戦ジャンルリアルタイムカード対戦
リアルタイムストラテジー[1]
対応機種アーケードゲーム
開発元セガ第一研究開発本部
セガ・インタラクティブ第一研究開発本部
発売元セガ→セガ・インタラクティブ
プロデューサー西山泰弘
ディレクター松永純(Ver1.0)
大原徹、松永純(Ver1.2)
寺田康太(Ver3.2)
音楽花田啓太朗、塚越晋、穴山大輔、光吉猛修、磯崎剛
人数1人、2人(対戦)
稼働時期2010年11月11日
?2017年3月1日
最新版1477-1615 日ノ本 一統への軍記(Ver3.2)/ 2016年1月21日
デバイスフラットリーダー
トレーディングカード
ボタン×4
トラックボール
システム基板RINGEDGE
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『戦国大戦』(せんごくたいせん)は、2010年11月10日に稼働を開始したセガ・インタラクティブ(2015年3月まではセガ)のトレーディングカードアーケードゲームである。日本の戦国時代を舞台としており、織田信長をはじめ戦国時代の武将がカードとして多数登場する。
バージョン

『戦国大戦 - 1560 尾張の風雲児 -』 初期バージョン。Ver.1.0。1560は
桶狭間の戦いが起こった1560年を指す。

『戦国大戦 - 1570 魔王 上洛す -』 2011年7月21日稼働のバージョン。Ver.1.10。織田信長上洛1568年に開始された。浅井・朝倉の連合勢力と本願寺の2勢力が追加。

『戦国大戦 - 15XX 五畿七道の雄 -』 2012年2月23日稼働のバージョン。Ver.1.20。明確な時代を示さず、今まで扱われなかった九州や関東の勢力が追加された。北条、毛利、島津の3勢力が追加。

『戦国大戦 - 1582 日輪、本能寺より出ずる -』 2012年10月11日稼働のバージョン。Ver.2.0。1582とは本能寺の変が起こった1582年を、日輪とは信長亡き後台頭した豊臣秀吉のことを指す。豊臣・伊達の2勢力、新兵種として軽騎馬・竜騎馬が追加。

『戦国大戦 - 1590 葵 関八州に起つ -』 2013年6月20日稼働のバージョン。Ver2.10。1590とは徳川が関東に転封された1590年を、関八州とは関東地方のことを指す。徳川・長宗我部の2勢力が追加。

『戦国大戦 - 1477 破府、六十六州の欠片へ -』 2014年2月20日稼働のバージョン。Ver2.20。1477とは応仁の乱が終結した1477年を指す。勢力の追加はないが、舞台がいわゆる「戦国元年」まで遡り、他家が京の都を境にして他家東と他家西に分割。

『戦国大戦 - 1600 関ヶ原 序の布石、葵打つ -』 2014年9月25日稼働のバージョン。Ver3.0。1600とは関ヶ原の戦いが起こった1600年を指す。真田家が追加。新レアリティとしてSSRが追加。

『戦国大戦 - 1615 大坂燃ゆ、世は夢の如く -』 2015年6月18日稼働のバージョン。Ver3.1。1615とは大坂夏の陣が起きた1615年を指し、戦国時代の終焉を意味する。新兵種として砲兵が追加。

『戦国大戦 1477-1615 日ノ本 一統への軍記』 2016年1月21日稼働のバージョン[2]。Ver3.2。このバージョンをもって最終バージョンとなる[3]

概要

三国志大戦』のゲームシステムを基盤にしたリアルタイムカード対戦ゲーム。ALL.Net対応で、全国のプレイヤーと対戦できる。

2017年3月1日の4:00を以ってネットワークサービスが終了した。ネットワークサービス終了後は、全国対戦以外のモードがオフラインでプレイ可能。オフライン化後は、主君データの使用が不可となりゲストプレイとなるが、「Aime」(アイミー)は引き続き必要となる。本作でプレイしていた「Aimeカード」で『三国志大戦』(二代目)をプレイした場合、特別特典として「戦国勢」の称号が与えられる[4][5]

筐体の修理サポート自体も、2018年2月28日を以って終了した[6]。ネットワークサービス終了の理由の一つに、フラットリーダーなどのタッチセンサー部の老朽化を挙げていたという[3]
ICカード

セガの新カードサービス「Aime」対応ゲーム第1弾で、共通デザインの「Aimeカード」を使用してゲームデータを保存する。Aime自体がFeliCaを使用しているため、Aimeカードの他に、『セガネットワーク対戦麻雀MJ4Evolution』のMJメンバーズカードや『初音ミク Project DIVA Arcade』のアクセスカード、そしておサイフケータイもカードとして使用できる[7]
また2011年11月1日よりバンダイナムコゲームス(現:バンダイナムコエンターテインメント)の共通ICカード「バナパスポートカード」との相互利用も可能になった。
タッチリーダーにはLEDが搭載されており、読み取り時にのみ赤、青、白のいずれか三色が点灯、点滅する。
待機中は0.5秒間隔で白点滅、読み取り中は一旦消灯、完了時は2秒青点灯、エラー発生時は0.25秒間隔で赤点滅となる。
ゲーム内容

詳細は ⇒公式サイト参照。
基本ルール

1人対1人の対戦型ゲームである。指定された最大コストに応じて武将カードを登録して軍を構成し、敵軍との戦闘を行う。盤面のカードを動かすことで画面内の部隊も移動し、敵と接触すると自動的に交戦状態(弓足軽の場合は静止状態で敵ユニットが射程内に入ると射撃開始)となる。

敵ユニットを撃破しても直接勝敗には結びつかず、「敵の妨害がない状態で、テーブル奥側にある敵城エリアに武将カードを一定時間置く」もしくは「普請機能の一つである「大筒」を普請し、一定時間経過することにより発射させる」ことで、敵城の耐久力(城ゲージ)を削り合い、最終的にゲージ残量の多かった側が勝者となる。すべてのモードで制限時間が設けられており、時間内に城ゲージをゼロにすれば落城勝利(敗北)となる。また、互いの城ゲージが全く同量で「時間切れ。」になった場合は「引き分け」となる。対人戦の他にも、戦国時代の遍歴に沿って対COM戦を行い話を進めていく「群雄伝」モード、カード操作を学ぶ「初心の章」モードも全国対人戦と同じようなルールでプレイできる。

また、時々特殊なルール下(10コスト以上での編成、士気の上昇速度が速い等)で行われる「大戦国」モードも開催されており、プレイヤーは自由に参加できる。その際、上位入賞者に対して特別称号が授与されるイベントなども随時行われている。
武将カード

プレイヤーが操作するカード。カード毎に0.5刻みで1?4のコストが指定されており、規定コストの枠内であれば自由にデッキを編成できる(最大枚数は8枚。規定コストを使い切らずに、1枚だけやコスト不足で編成することも可能)。

武将カードには3すくみ状態にある基本3兵種(騎馬隊・槍足軽・鉄砲隊)と、弓足軽・足軽と、Ver.2.0で追加された軽騎馬隊と竜騎馬隊の計5兵種があり、それぞれ移動速度や城攻撃力などに差がある。また、カードごとに、勢力、武将コスト(1?4)、直接戦闘力である武力、計略時間や乱戦での弾かれにくさ等に影響する統率、そして「計略」が1つずつ設定されている。さらにカードによっては、戦闘を有利に進められる「特技」が存在する。

基本的に高武力や高威力計略、あるいは特殊計略や特殊能力を有するカード程コストが高く、レアリティも高い。ただし、C・UCのみで構成されたデッキを得意とするプレイヤーも多く、編成カードのレア度の高さと勝率の相関は高くない。勝敗を左右するのは、デッキの趣旨及びその内容と、プレイヤーの熟練度(地形や敵の陣容に合わせた効果的な布陣、様々な戦況への冷静な対応、等)である。
カードについて

カードは武将名のほか、SSR(セガスーパーレア(仮)[8])、SR(スーパーレア)、R(レア)、UC(アンコモン)、C(コモン)というカードの希少性(レアリティ)で分かれている。カードによっては同じ武将ながらレアリティの異なるカードもあり、それら名前(統一名称)の被るカードは同時に登録出来ない。(例;SR今川義元とSS今川義元、SR羽柴秀吉とSS木下籐吉郎等。なお、同一人物説が存在する明智光秀と南光坊天海は同時に登録できる。)

また、特殊なレアリティとしてSS(戦国数奇・せんごくすき)、EX(エクストラ)が存在する。SSは主にセンゴクエグザムライ戦国、といった戦国漫画を出典とするカードや、ゆでたまご北見けんいちといった有名漫画家のキャラクターを元にしたイラストが描かれたカードが用意されている。三国志大戦における三国志漫画を原典としたLE(レジェンド)と似通った存在だが、三国志大戦のそれが同名武将カードのコンパチ扱いであるのに対して、SSには独自の能力が設定されているものが多い。また、Ver.2.10現在、古田織部のようなSSのみに登場する武将、漫画『信長の忍び』出典の千鳥のような架空キャラクター、『まおゆう魔王勇者』・『ココロコネクト』・『犬とハサミは使いよう』・『四百二十連敗ガール』・『健全ロボ ダイミダラー』・『コミックビーム』の編集長そのアミーゴKADOKAWA(旧エンターブレイン)のコラボレーションの一環として作中の登場人物が戦国武将のイメージとして登場するカードも存在する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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