戦う司書シリーズ
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戦う司書シリーズ
ジャンル
バトル[1]SF[2]ファンタジー[1]
小説
著者山形石雄
イラスト前嶋重機
出版社集英社
レーベルスーパーダッシュ文庫
刊行期間2005年9月22日 - 2010年1月22日
巻数全10巻
漫画:戦う司書と恋する爆弾
原作・原案など山形石雄
作画篠原九
出版社集英社
掲載誌ウルトラジャンプエッグ
レーベルヤングジャンプ・コミックス
発表期間2008年3月 - 2009年10月
巻数全3巻
アニメ:戦う司書 The Book of Bantorra
監督篠原俊哉
シリーズ構成岡田麿里
キャラクターデザイン山田正樹
音楽平野義久
アニメーション制作david production
製作バントーラ図書館
放送局放送局参照
放送期間2009年10月2日 - 2010年4月2日
話数全27話
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

「戦う司書シリーズ」(たたかうししょシリーズ)は、山形石雄による日本ライトノベルシリーズ。イラストは前嶋重機が担当している。スーパーダッシュ文庫集英社)より2005年9月から2010年1月まで刊行された。第4回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞作品[1]

メディアミックス作品として、2008年3月から2009年10月まで、ウェブコミック誌ウルトラジャンプエッグ』において、篠原九の作画で『戦う司書と恋する爆弾』が漫画化、連載された。また、2009年10月から2010年4月にかけて、『戦う司書 The Book of Bantorra』のタイトルでテレビアニメが放送された。
ストーリー

図書館の『本』に死者の全てが収められる世界。その世界に生きる、記憶を、思考することを奪われ、胸に爆弾を埋め込まれた少年コリオ=トニスら3人は『本』の鉱山町であるトアットを訪れる。彼は、世界最強の武装司書であるハミュッツ=メセタを殺すことだけを目的に生きていた。しかし彼は、美しい姫の『本』に一目惚れをしてしまう。ハミュッツ=メセタを殺すために潜む暗殺者達とハミュッツ=メセタとの戦いが始まり、恋に落ちてしまったコリオもその渦中へと巻き込まれていく。
登場人物.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。

武装司書
館長代行・一級
ハミュッツ=メセタ
- 朴?美[3](少女期:喜多村英梨)本作の主人公。世界最強といわれる実力を持つ、現在バントーラ図書館の館長代行者を務める30代前半の女性。通称「ハミ」「代行」。施設・職員ともに華やかな雰囲気をまとう図書館の中では珍しく、そばかすのある顔に化粧をほとんどせず、黒いリボンにうさぎのアップリケがついたシャツ、ズボン姿、サンダルという、非常にラフな格好をしている。一見ズボラでのんびりしているが、その本性は極めて冷酷かつ好戦的で、生への執着と同時に存在する「他者に殺されたい」という異質な被殺願望から、「全力での死闘の果てに殺されたい」という異常な行動理念を持ち、常に望んで自らを死地へと追いこんでいる。その好戦的な部分が目立つが、戦闘のないときは館長代行の職務をまっとうにこなしている。自身を図書館に引き入れたマットアラストとは、交際した期間もあるが離縁、復縁を数度繰り返した腐れ縁。刺繍が数少ない趣味。触覚器・視覚器・聴覚器を見えない糸として放出する「触覚糸」と、「強い力で物を投げる」魔法権利を持っており、触覚糸によって最大50kmにも渡る広範囲の索敵を行い、特製の投石器によって半径35kmもの射程範囲を誇る超遠距離狙撃を得意とする。その投石器は神々の制作した『追憶の戦器』ですら破壊することは難しいとされるほどの強度を持ち、戦車のパーツや飛行機さえも射出することが可能。
マットアラスト=バロリー
声 - 大川透[3]30代男性で、ハミュッツの右腕的存在。通称「マット」。ハミュッツらとともに武装司書の裏の顔や「天国」の存在を知る一人で、公表できない裏の仕事を密かに担当する。世界各地に私兵や隠れ家、隠し財産が存在し、裏社会での権力も高い。針子であったハミュッツに一目惚れし、彼女を口説き落として武装司書へと引き抜いた張本人であり、離縁、復縁を数度繰り返した腐れ縁でもある。サボり魔・嘘つき・女好きと揃った飄々とした性格で、私生活も奔放だが、それに反して最年少で武装司書に上り詰めた天才でもあり、接近戦であればハミュッツと互角の実力を持つ。未来予知の魔法権利を持ち、2秒後を常時予知し続けることが可能。常人では撃てないレベルの反動がある拳銃を愛用し、高い身体能力と判断力によって、予知の内容を基に「斬られてから避ける、命中してから銃を撃つ」隙のない戦闘を行う。
イレイア=キティ
声 - 竹口安芸子[4](青年期:田村ゆかり)武装司書の指導教官をしている、古参の50代女性。気さくで落ち着きがあり、普段は図書館の休憩室で紅茶や自家製の菓子をふるまう、司書達にとっては母親のような存在。しかしそれに反して若い頃は武装司書屈指の武闘派として知られ、挑む者を震え上がらせる威厳は未だ健在であり、若かった頃のハミュッツやマットアラストを本気で畏怖させるほどの危険人物。武装司書であることに誇りを持っており、その潔癖な性格から実力者ながらも天国の正体は知らされていない。終章の獣でさえ片手のみで吹っ飛ばすほどの凄まじい怪力を持ち、現役時代は自分の体より遥かに大きい鉄柱を片腕で振り回し標的を殲滅するという、掟破りの戦法を披露していた。「視界に映るものの時の流れを操作する」魔法権利を持ち、時の流れを遅らせる事で敵の動きを止めたり、逆に敵の新陳代謝の時を早める事で一瞬のうちに餓死させたりといった芸当を得意としている。自分や遮蔽物の時を止めて破壊されない状態にする事で、絶対的な防御力を得ることも可能。ただし最も根源的な理である時の操作は消耗が激しく、高齢も伴い持久力が低いのが弱点であり、現在は緊急事態でなければ出動はしない。蒼淵呪病の大乱にて戦死するも、ルルタの仮想臓腑内での最後の戦いにおいて、ハミュッツの「『本』食われ」によってなぜか彼女のみ青年期の姿で召喚され、現役時代の圧倒的な破壊力を披露し多くの終章の獣を殲滅した。
モッカニア=フルール
声 - 石田彰[3]ハミュッツと並んで最強の武装司書と言われる23歳の男。魔法権利は蟻の召喚。召喚した蟻で敵を圧死させるほど大量に召喚することも可能。動けない敵なら30秒ほどで白骨化できるほど。反面、優しすぎる性格の持ち主であり、協定違反した軍を攻撃する際に慰問に訪れていた少年楽団を巻き込んで全員殺してしまった一件がトラウマとなり、母がいた幼い頃に帰りたいと望むようになる。一般人と触れ合うことを避け、図書館の迷宮内部に母がいた頃を再現した部屋を作り、そこで生活している。そんな中、ウインケニーによって偽の母親・レナスを与えられ、偽者と知りながらもその人との時間を守るために武装司書を裏切る。図書迷宮を占拠し、侵入してきたハミュッツと互角の戦いを繰り広げるが、偽の母親が本物の母親の『本』を読み、自分が偽者であることを知ってしまう。神溺教団によって全ての記憶を消されていた彼女はそれでもモッカニアの母として振舞うほかなかった。そして自分の勝手で彼女を傷つけてしまったことを悔い、自ら命を絶った。 ルルタの仮想臓腑内での最後の戦いにおいて、ハミュッツの「『本』食われ」によって召喚され、終章の獣相手に激戦を繰り広げる。
ユキゾナ=ハムロー
声 - 小西克幸次期館長代行と目される男性。屈指の実力者で仕事にも熱心だが、治療不可能な胸の病気にかかっており、その治療が可能な実妹・ユーリと常に行動を共にしている。呼吸に影響が出る事から低温の地下迷宮での業務に向かないため、各国とバントーラ図書館との調停などを主に行っており、妹・ユーリとともにあまり図書館にはいない。モッカニアとは友人。天国の存在を知る者の一人。幼い頃妹・ユーリへの強い嫉妬心が無意識のうちに魔術審議を行う事となり、腐壊波動(ふかいはどう)と呼ばれる黒い波動を放ち、触れた生き物は老化し、生き物でないものはすべて腐敗させる魔法権利を手に入れている。
フィーキー=クイン
声 - 竹本英史迷宮の最速踏破記録を持つ真面目な性格の男性。魔法権利は鋼海潜行(地面や壁を水のように潜り、泳ぐこと)。単純な戦闘力でいえば見習い程度しかないが、この能力によって一度の戦闘も経ずに単独での迷宮制覇に成功、一級の資格を得た。なお大型の衛獣を相手取る場合は、体内へ侵入して内側から破壊するという戦法をとるため、第二封印迷宮の衛獣を相手にしても遅れを取ることはない。モッカニアの反乱において功を焦るあまり戦死するも、ルルタの仮想臓腑内での最後の戦いにおいて、ハミュッツの「『本』食われ」によって召喚され、共に終章の獣と闘った。


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