我間乱?GAMARAN?
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我間乱?GAMARAN?
ジャンル
少年漫画歴史漫画
漫画:我間乱?GAMARAN?
作者中丸洋介
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
レーベル講談社コミックスマガジン
発表号2009年24号 - 2013年30号
巻数全22巻
話数全194話
漫画:我間乱 ―修羅―
作者中丸洋介
出版社講談社
掲載サイトマガジンポケット
レーベル講談社コミックスマガジン
発表期間2018年3月21日 -
巻数既刊30巻(2024年3月8日現在)
その他第零話(『週刊少年マガジン』2018年第14号)
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『我間乱?GAMARAN?』(がまらん)は、中丸洋介による日本漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)2009年第24号から2013年第30号[1]まで連載された。

物語の2年後を描いた『我間乱 ―修羅―』が『マガジンポケット』(同)にて2018年3月21日より連載中。2020年10月時点でシリーズ累計発行部数は280万部を突破している[2]
あらすじ

時代は江戸中期。"鬼の巣"と呼ばれ、幾多の武芸者どもが集まるとして知られる海原藩では、海原藩の次期藩主を決めるため武芸仕合である"海原大仕合"が行われることとなった。現藩主・鷲津直正の二十八男である鷲津直善は、海原大仕合に出場させる流派を探すため、"千人斬り"と呼ばれ最強の剣客と言われた黒鉄陣介の流派とされる大亀流を訪れ、そこで出会った陣介の息子である、大亀流門下の少年・黒鉄我間の実力を目の当たりにし自らの夢を託す。我間は強敵揃いの一回戦を苦戦しつつも1人で勝ち抜き、さらに我間の兄弟子たちも直前に合流、二回戦においても、恐るべき武芸者たちとの激闘の中、直善と我間たちは絆を深めあって行くが、大試合の裏で、数年前、「ある事件」を起し大亀流を去った陣介と、彼の率いる無宝流による恐るべき陰謀が進められていた…。
海原大仕合概要

海原藩藩主・鷲津直正により開催された武芸仕合。直正の息子である31人の藩主候補がそれぞれ最強と目した流派を推挙し、選ばれた流派同士で争う。この大仕合で頂点に立った流派を推挙した藩主候補が海原藩藩主跡目として認定される。
一回戦仕合方式
期限は開戦後1か月。三十一流派が八つの組に分かれて戦う。戦い方は完全自由とし、敵流派の筆頭代表に「敗北宣言」をさせるか、殺せば勝ちとなる。期限満了時に残った流派が一回戦勝利流派として二回戦進出となる。なお、期限が過ぎても二流派以上が残った場合は討った流派の数で勝負を決する。また、作中に記述はないが、討った流派数も同数の複数流派が残った組は、残った流派がともに二回戦に進出となる模様(このため、一回戦では八組での争いにも拘らず二回戦進出流派は十流派となっている)。
二回戦仕合方式
海原藩
城下を舞台に十流派が同時に戦う勝ち抜き戦。一回戦と違い期限は設けられていない。勝利条件は最低1名の敵流派の主君を殺し、その首を持って藩主候補が城に戻ること。なお、による攻撃、および城下外に出ることは禁じられている。
登場人物と流派
大亀流(おおがめりゅう)

海原藩の藩境に位置する、人里離れた山奥に道場を構える剣術流派。創設二百年を越える古参の流派で、雷・火・空・水・土の五つの型からなる「五行(大亀流五剣)」を軸とした独自の術技体系を持つ。

かつて大亀流では、黒鉄陣介と妙画鉄斎という2人の天才剣士が当主の座を争っていた。当時の当主であった大泉亀伝坊は、陣介の内に秘められた野心を見抜きながらも、わずかに腕の勝る彼に当主の座を託した。

しかし大亀流は、剣と流派の力を用いて権力を得ようとする陣介の派閥と、武術流派としての大亀流を守ろうとする鉄斎の派閥に分裂。両派の溝は埋まらず、ついには同門同士で殺し合うという事件に発展した。この事件で、鉄斎と彼の支持者たちの多くが死亡し、陣介は自分の支持者達を引き連れて姿を消した。この事件で生き残った門下生は、陣介の息子である黒鉄我間とその兄弟子である千石伊織、桜真ノ丞、一ノ瀬善丸の4人のみ。のちに3人の兄弟子たちは陣介の行方を追って道場を離れ、現在は我間と隠居した亀伝坊、その娘である千花の3人が道場に居残っている。
黒鉄我間(くろがね がま)
本作の
主人公。黒鉄陣介の一人息子で、父譲りの銀髪が特徴の15歳の少年。実年齢以上に小柄で幼い容姿だが、9歳の頃からの5年間たった一人で他藩からの道場破りに勝ち続けてきたほどの実力の持ち主。特に身のこなしや動体視力、反射神経など、あらゆる面で人間離れした「疾さ(はやさ)」を持つ。大亀流の剣士は、修行の初めに「五行」の第一式の技すべてを習得するが、我間は疾さ重視の五剣ノ一「雷電型」のみ第二式まで習得している(後に伊織の特訓により第三式まで習得)。反面、体格的に非力であるため、威力重視の型である五剣ノ二「焔燃型」は苦手とする。観察力や学習能力にも優れ、敵の技を一見しただけで自分のものにし、あまつさえ独自に改良を加えるなどの創意工夫を見せる。普段は年相応に生意気な性格で、年上や目上の人間に対しても基本的に敬語は使わない(「さん」など最低限の敬称を付ける程度)。下の毛がまだ生えていないことを非常に気にしており、道場の仲間からことあるごとに「つるちん」呼ばわりされムキになることが多い。一方で、剣術に対しては日々の鍛錬を欠かさず真摯な姿勢で臨み、武芸者として確固とした信念と覚悟を持つ。また、自分が強さを認めた相手に対しては、たとえ敵であっても敬意を払う。かつて同門の仲間たちを殺した父・陣介を深く憎んでおり、いつしか自分の手で彼を倒すことを悲願としている。続編の『-修羅-』では、可士太郎との修行の旅の最中に幕下百剣に番付5番で百剣士に選ばれることに。伊織を超え、天下無双となるべく参加。折りしも年を経て剣士として最も成長する時期に入っており、海原大仕合をも凌ぐ成長速度を見せる。可士太郎からは陣介以上の天凛を持っていると評価されており、我間の戦いを見た伊織からは陣介に被って見えると言われた。無宝流の残党や直善との再会を機に、かつて陣介が歩もうとした道について今一度考えることになり、思慮の末陣介を知り超える為に無宝流の当主となる事を決断。
千石伊織(せんごく いおり)
我間の兄弟子であり、幼少時からの師匠的存在。後ろに束ねた癖毛と鋭い双眸が特徴の男前で、羽織と煙管を愛用する洒落男。24歳。陣介に「自分のすべてを叩き込んだ」と言わせるほどに認められた高弟であり、我間と同等の疾さに加え、片手の斬撃で鉄製の武具ごと相手を両断するほどの圧倒的な膂力を兼ね備えている。我間の師だけあって雷電型を多用する傾向にあるが、元々の攻撃力がずば抜けているため流派の技を使うことは少ない。刀を両手で握ることはなく、片手一本か、脇差との二刀流で戦うことが多い。戦闘後の刀の手入れを面倒臭がっており、抜く価値がないと判断した相手に対しては、基本的に素手か手近な武器を奪って戦う。傲岸不遜かつ掴み所のない性格の持ち主で、よく我間をからかい彼が怒る姿を見て楽しんでいる。9歳の頃、自分の両親を殺した不良侍二人に陵辱されかけたところを陣介に救われ、その圧倒的な強さに魅かれ大亀流に入門した。以来、陣介を実の父親のように慕っていたが、のちに覇道を歩もうとする陣介の誘いを断り決別する。陣介を止めるべく、鉄斎派との抗争前日に一騎討ちを挑むが敗北。この戦いは我間と亀伝坊以外には知らされておらず、のちの真ノ丞との軋轢を生む要因となった。ほかの弟子たちとは別行動で陣介の行方を追っていたが、陣介が海原大仕合に参戦している可能性があるという情報を掴み帰還。我間と鏡千流との決戦の場に姿を現し、愛弟子である我間の成長を確信しつつも問題点を指摘。二回戦を前に我間に自らの技を伝授するなどの修行を施し、海原大仕合二回戦開戦後は再び別行動を取るが、明神流戦で真ノ丞と合流する。対四神槍戦では圧倒的実力を見せ、神野一翁をわずかこぶし2発で撃破。


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