感嘆符
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「!」はこの項目へ転送されています。「!」のその他の用法については「! (曖昧さ回避)」をご覧ください。
.mw-parser-output .Unicode{font-family:"TITUS Cyberbit Basic","Code2000","Chrysanthi Unicode","Doulos SIL","Bitstream Cyberbit","Bitstream CyberBase","Bitstream Vera","Thryomanes","Gentium","GentiumAlt","Visual Geez Unicode","Lucida Grande","Arial Unicode MS","Microsoft Sans Serif","Lucida Sans Unicode",sans-serif}!日本の「その他の危険」の標識

感嘆符(かんたんふ、: exclamation mark)とは、約物の一つで、「!」と書き表される。視覚的な表現として注意喚起などのため危険であることを表現するために用いられることもある。
名前

雨垂れ(あまだれ)、または俗にビックリマークとも呼ばれる。また英語表記に由来した呼称「エクスクラメーション・マーク (exclamation mark (英語版) )」と呼ばれることもある。英語では「エクスクラメーション・ポイント (exclamation point)」ともいい、俗に「バン (bang)」や「スクリーマー (screamer)」などとも呼ばれる。
起源

感嘆符は、1400年ごろの印刷物に初めて出現するが、その起源は明らかでない。一説にラテン語で喜びを表す間投詞 io の2字を縦に重ねた合字であるとされる[1]
自然言語
句読点

一般には、感嘆文や注意すべき点に関する命令など、読む相手の注意を集める目的で使用され、普段よりも重要な文章、大きな声で発音されることが好ましい文の最後に終止符(ピリオド)に換えて置かれる。このため感嘆符は、終止符の役割を代替して文の終わりも示すことがある。ただし文の途中であっても強調を表したい単語の直後に置かれることもある。

俗に強調の度合いを増して表したい場合は、「!!」、「!!!」と重ねて書くことがある。また「.mw-parser-output .jis2004font{font-family:"源ノ角ゴシック JP Normal","源ノ角ゴシック JP","Source Han Sans Normal","Source Han Sans","NotoSansJP-DemiLight","Noto Sans CJK JP DemiLight","ヒラギノ角ゴ ProN W3","ヒラギノ角ゴ ProN","Hiragino Kaku Gothic ProN","メイリオ",Meiryo,"新ゴ Pr6N R","A-OTF 新ゴ Pr6N R","小塚ゴシック Pr6N M","IPAexゴシック","Takaoゴシック","XANO明朝U32","XANO明朝","和田研中丸ゴシック2004絵文字","和田研中丸ゴシック2004ARIB","和田研中丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシック2004絵文字","和田研細丸ゴシック2004ARIB","和田研細丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシックProN",YOzFont04,"IPA Pゴシック","Yu Gothic UI","Meiryo UI","MS Pゴシック";font-feature-settings:"jp04"1}⁉ (!?)」 のように疑問符を右に書いた感嘆符疑問符(Exclamation question mark)や、「⁈ (?!) 」のように感嘆符を右につけた疑問符感嘆符(Question exclamation mark)もある。なお、この用途には、?と!を重ねた という記号もある。
英語・フランス語

英語では感嘆文英語: "What a (n.)", "How (adj.) S + V"構造の文)の最後には必ず感嘆符(エクスクラメーション・ポイント)を置く。フランス語では感嘆符の前に1文字分の空白を空けるのが正式な書法である。(疑問符の場合も同様)

例:

What a beautiful flower! (なんてきれいなお花!)

Quelle belle fleur ! (同上)


ドイツ語

ドイツ語では、感嘆文の他、命令文でも最後に感嘆符を置く。



Bitte schreiben Sie mal Ihren Namen hier hin! (ここにお名前をお書きください。)


スペイン語

スペイン語では、感嘆符で終わる文の最初に逆感嘆符(!)を置く。疑問文においても同様に逆疑問符(?)が使われる。



!Hola!(やあ!)


日本語

感嘆符は、元来の日本語の書記法にはない。俗に、強調文の最後に置かれる。全角では「!」と表現される。

現代における日本語の書法では、疑問符 (?) ・感嘆符は基本的に文章の終止を表すため、その後ろに句点は用いない。

基本的に「!」の後は基本的に「全角スペース」を空けるJIS X 4051に基づくW3Cの「日本語組版の処理要件」2020年8月11日版の区切り約物のルールで規定されている。(正確には「区切り約物」後は「全角アキ」にする)

ただし、文中や終わり括弧類等が続く等の場合は間を開けないと、組版ルール上は規定されている。



何のために! 私は!? 一体!

「うまい!」と思える

お前が犯人だ!と言われた

JIS X 4051では、日本語中の感嘆符は全角幅とし、直後に始め括弧類(“(”、“「”など)がある場合は後ろに半角幅の間隔、直後に中点類(“・”、“:”など)がある場合は後ろに四分幅の空白をあけ、それ以外の文字が直後にある場合は間隔をあけない規定がある。また、行頭禁則文字であり改行時に行頭にきてはならない。

また、小説脚本漫画などにある会話文で、前に書かれている事項について、言葉にならないが、驚いている様子を表現する為に、「!」または「!!」のように表記する場合もある。そこから個人の日記や親しい者との間で、方言をはじめとする話し言葉によって記述する場合に「。」より多用されるようになっていき、電子メールインターネットの普及によって話し言葉で記される場合で用いられないことがないほどにまで普及した。
アルメニア語

アルメニア語では感嘆符の形が他の言語と異なり、感嘆の中心となる語のアクセント位置に(?)と書く。文末は平叙文と同じくピリオド ( : ) を書く。例:????????:(ごめんなさい!)[2]
漫符

漫符に於ける感嘆符は文を強調する意味合いが強く、強調を更に強めたいものには二つ以上横に並べて付ける(!!、!!!など)という独特な表現が、一般的に使用される。そこから派生して、ライトノベルやSNSへの書き込み等でも使われることがある。
自然言語以外の感嘆の意味として

自然言語は広範に使用されるため、通常は自然言語で使わない意味として感嘆符が使われる場合がある。後述の数学の階乗を説明する文書は自然言語で記述されるため、「3!は3の階乗と読み、3 × 2 × 1を意味する。」と言った文章で書かれる。当然この場合、3に対して驚いているわけではない。反対に数学の文脈がない文章で100!と書かれていた場合は、100に驚いているという感嘆の意味合いである。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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