愛知高速交通100形電車
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愛知高速交通100形電車
100形電車
基本情報
運用者愛知高速交通
製造所日本車輌製造
製造年2002年 - 2005年
運用開始2005年3月6日
投入先東部丘陵線
主要諸元
編成3両組固定
軌間1,700 mm
電気方式直流 1,500 V
最高運転速度約 100 km/h
設計最高速度130 km/h
起動加速度4.0 km/h/s
減速度(常用)4.0 km/h/s
減速度(非常)4.5 km/h/s
編成定員244 人
車両定員先頭車 80 人(34 席)
中間車 84 人(36 席)
車両重量17.3 t
編成長43,300 mm
車体長先頭車 14,000 mm
中間車 13,500 mm
車体幅2,600 mm
車体高3,450 mm
車体アルミニウム合金
台車モジュール方式(10 台/両)
主電動機リニアインダクションモーター(10 台/両)
制御方式VVVFインバータ制御
制御装置IGBT素子(1 台/両)
制動装置電油協調ブレーキ、逆相ブレーキ式純電気ブレーキ
保安装置ATO、油圧式圧着ブレーキ
備考第46回(2006年ローレル賞受賞車両

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愛知高速交通100形電車(あいちこうそくこうつう100がたでんしゃ)は、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)の磁気浮上式鉄道車両である。
目次

1 概要

1.1 車体

1.2 車内

1.3 編成


2 受賞歴

3 写真集

4 脚注

5 外部リンク

概要

2005年3月6日のリニモ開通と同時に営業運転を開始した。中部HSST開発が開発したHSST-100L車両を基に3両編成化したもので、日本初の常設営業用磁気浮上式鉄道用車両である。1編成当たりの価格は約7億7700万円である。

車両番号末尾01 - 09の3両編成9本(27両)があり、全編成が日本車輌製造で落成した。そのうち01編成は先行車両として2002年11月に落成(入籍は2005年3月)し、中部HSSTの大江実験線で試験を行った[1]上で量産車改造を施工のうえ実際の営業に投入された。当初は08編成までの8本(24両)を製造したが、2005年日本国際博覧会(愛・地球博、愛知万博)輸送のためにさらに09編成を増備した。この編成は愛知万博開催中のリニモの輸送力を懸念した2005年日本国際博覧会協会が所有しており、先頭車の前面左下に日本船舶振興会(日本財団)のロゴマークが貼付された他、車体塗装も万博のための特別塗装だった。しかし、この編成はその後運用から外れ、車両基地から外部へ運び出された[2]ので、2009年現在は01 - 08編成の8本で運用についている。

増収策の一環として車体広告車やヘッドマークを掲示した編成[3]となっていることもある。
車体

車体構造にはアルミニウム合金を採用した軽量なもので、製造は日本車輛製造が行っている。

車体は白を基調とし、透明感が感じ取れるブルーを象徴的に構成して、路線の愛称であるリニモのロゴタイプを車体中央に配している。先頭車前面はダイヤモンドカット状の特徴的な総ガラス張りとなっており、非常に視界の良いものとなっている。

前照灯は左右2灯ずつで、その外側に赤色尾灯が1灯ずつが配されている。行先表示器の設置は無い。前照灯にはHIDが採用されていたが、2017年(平成29年)末頃から順次LEDに交換されている。
車内

立体的な造形感と未来性を表現しつつ軽量化を実現するために、天井素材をパンチング素材と連続した面照明としている。

座席はセミクロス配置で、路線の短さから乗り心地よりも軽量性を優先して製作されている。スタンションポールを積極的に活用し、吊り革は車両中央部にのみ配している。
編成

車両番号は3桁の数字のみで表され、百位は系列を表す「1」、十位は編成番号、一位は編成内の順位を表し、藤が丘方から1-3の順である。

 ← 藤が丘八草


形式101形
(Mc1)102形
(M)103形
(Mc2)
車両番号111

181112

182113

183

受賞歴

2005年度
グッドデザイン賞 商品デザイン部門

2006年度ローレル賞

写真集

2005年9月撮影。はなみずき通駅 - 杁ヶ池公園駅間の高架上を走る100形。

愛・地球博記念公園駅(旧「万博会場駅」)に到着した100形。

2005年9月撮影。杁ヶ池公園駅に停車する100形。

2005年9月撮影。車両運転席

2007年1月撮影。車両運転席(カバーを閉じた状態)。

車内

脚注

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^ 太田健一「モハユニ ■HSST実験線に愛知万博線の量産先行車」、『RAIL FAN』第50巻第2号、鉄道友の会、2003年2月1日、 19頁。
^ 2006年4月1日に2005年日本国際博覧会協会から伊藤忠商事に売却され、愛知高速交通が伊藤忠商事との契約により車両基地で半年間保管していた。その後、三菱重工業三原製作所に移送され、2011年9月に伊藤忠商事から三菱重工業に売却されている
^ どちらか、あるいは両方行われることもある。

外部リンク

リニモ 車輌紹介 - 愛知高速交通

愛知高速交通リニモ100形 - 日本車輌製造

リニモ(東部丘陵線) - 中部エイチ・エス・エス・ティ開発

ローレル賞受賞プレスリリース (PDF) - 愛知高速交通

2005年度 商品デザイン部門受賞 - グッドデザイン賞

2006年ブルーリボン・ローレル賞選定車両:愛知高速交通100形 - 鉄道友の会

この項目は、鉄道に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めていますP:鉄道/PJ鉄道)。










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