愛宕山_(京都市)
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愛宕山
渡月橋と愛宕山
標高924 m
所在地 日本
京都府京都市右京区
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度03分36秒 東経135度38分03秒 / 北緯35.06000度 東経135.63417度 / 35.06000; 135.63417座標: 北緯35度03分36秒 東経135度38分03秒 / 北緯35.06000度 東経135.63417度 / 35.06000; 135.63417
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愛宕山 - 地理院地図

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愛宕山(あたごやま、あたごさん)は、京都府京都市右京区の北西部、山城国丹波国の国境にある。京都市街を取り巻く山の中で、比叡山と並びよく目立っており、信仰の山としても知られる。
概要

山頂は京都市に所在するが、約1.5km西に市境があり、山体は亀岡市にまたがる。標高924m。三等三角点「愛宕」(890.06m)は山頂の北方約400mの地点に所在する[1]

京都盆地の西北にそびえ、京都盆地東北の比叡山と並び古くより信仰対象の山とされた。神護寺などの寺社が愛宕山系の高雄山にある。山頂には愛宕神社があり、古来より火伏せの神様として京都の住民の信仰を集め、全国各地にも広がっている(愛宕権現参照)。亀岡市側の登山口にも「元愛宕」と呼ばれる愛宕神社がある。

本能寺の変の直前に明智光秀が愛宕神社を参詣し愛宕百韻を詠んだことでも知られる。亀岡市から愛宕山への登山道は光秀が通ったことから「明智越え」と呼ばれている。

昭和初期には愛宕神社参詣の足として愛宕山鉄道嵐山駅からふもとまでの鉄道と山上までのケーブルカーを敷設し、あわせてホテルや遊園地もある愛宕山遊園地が開かれ、観光客で賑わった。しかし世界恐慌や戦争の影響で客足が落ち、第二次世界大戦末期にはケーブルカーが不要不急線として廃線になり遊園地やホテルも閉鎖された。これらは戦後再開されることが無かった。ドライブウェイが整備され市街地に近い山として戦後観光客が増加して発展した比叡山や六甲山などとは対照的である。天気がよければ大阪市内の高層ビル上などからも山塊を確認することができる。
登山道

主な登山道は、清滝からの表参道、清滝から月輪寺経由の道、水尾集落からの道がある。その他に、高雄神護寺)から首無し地蔵を経由する道、樒原集落からの道などがある。

都市近郊の山であり気軽に登られているが、天候により真夏以外は朝夕寒かったり山上が雲の中に入って濃霧に覆われる時もあるので防寒具や雨具が必要な時もあり、携帯しているのが望ましい。また、千日詣りの日(の表参道)を除いて参道には夜間の照明は殆どない。メインの清滝コースは登山口と山頂の標高差は800m以上あり、他のコースでも往復で4?5時間掛かる為、午後から山に登ると下山するまでに日没になってしまい、外灯が殆ど無いため懐中電灯を装備していないと遭難状態となる事があるなど注意が必要である。地元の右京警察署によると年間20件前後の救助事案が発生しており、注意を呼びかけている[2]
表参道清滝 -(1:00)- 五合目小屋 -(0:30)- 水尾岐れ -(0:30)- 黒門 - 愛宕神社・山頂[3]京都市右京区清滝の猿渡橋からの登山道が表参道[4]であり、二の鳥居をくぐると山頂まで約4.2km[5]である。火燧(ひうち)権現、大杉大神、黒門、愛宕神社を経て山頂に至る。登山口からは、二十五丁目茶屋跡、五合目(三十丁目水口屋跡)、水尾わかれ、愛宕神社社務所、愛宕神社に屋根付き休息所(小屋)がある。標識として、建立年代不詳の古い丁石(町石)が嵯峨鳥居本の「一の鳥居」を起点、愛宕神社を五十丁(約5.5km)として1丁毎に板碑又は地蔵が建てられている[6]。また、嵯峨消防分団が救助の目安とするため100m毎に設置した標識[7]が清滝の「二の鳥居」付近を1/40として愛宕神社社務所付近の41/40まで建てられている。
月輪寺経由清滝 -(0:30)- 空也の滝 -(0:60)- 月輪寺 -(0:50)- 愛宕神社・山頂[3]
水尾山稜参道JR山陰本線嵯峨野線保津峡駅 -(1:25)- 水尾集落 -(1:10)- 水尾岐れ -(0:30)- 黒門 - 愛宕神社・山頂[3][8]※保津峡駅と水尾集落の間には自治会バスあり
ツツジ尾根経由JR山陰本線嵯峨野線保津峡駅 - (1:10)- 荒神峠 -(0:40)- 水尾岐れ -(0:30)- 黒門 - 愛宕神社・山頂[8]
裏参道京北町 細野口バス停 - (1:30)- ウジウジ峠 -(0:20)- サカサマ峠・首なし地蔵 -(0:50)- 愛宕神社・山頂[8]
みどころ

愛宕神社 - 愛宕山山頂に鎮座する、全国に約900社ある愛宕神社の総本社。火伏せ・防火に霊験のある神社として知られている。

月輪寺(つきのわでら) - 天台宗の寺で法然上人25霊場の第18番札所。月輪寺経由の登山道 標高約560m付近にある

火燧権現(ひうちごんげん)跡 - 清滝社火燧権現あるいは下権現社と呼ばれた社の跡。山頂の愛宕神社と同様火の神火産霊命を祀っていた。1665年刊「扶桑京華志」によれば「京洛に火事が起これば社が鳴動するところから名付けられた」とされる。1879年(明治12年)に愛宕神社銅鳥居上の神門横に燧神社として移され廃止された[9]。表参道17丁目 標高約200m付近

大杉大神 - かつて祠があったが、2018年9月の台風21号による強風で倒壊。表参道 標高約540m付近

黒門(京口惣門) - かつて神仏習合の山であった愛宕山にあった白雲寺の京都側の惣門。1868年神仏分離令により白雲寺は破却された。京口に対し丹波口にも門があったが、現存していない[10]。表参道・水尾山稜参道 標高約850m付近

茶屋跡 - 愛宕山参りに訪れる参詣者のため、宿泊所や休憩処となる旅館や茶店がその起源とされる。1929年(昭和4年)に愛宕山鉄道鋼索線が山頂付近まで開通し、山中の参道を歩く参詣者が少なくなり殆どの茶屋が清滝川沿いの集落に移転したり、鉄道会社からの補償により廃業した。


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