愛媛大学
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愛媛大学

城北キャンパス正門
大学設置/創立1949年
学校種別国立
設置者国立大学法人愛媛大学
本部所在地愛媛県松山市道後樋又10番13号
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度51分0.1秒 東経132度46分17.4秒 / 北緯33.850028度 東経132.771500度 / 33.850028; 132.771500座標: 北緯33度51分0.1秒 東経132度46分17.4秒 / 北緯33.850028度 東経132.771500度 / 33.850028; 132.771500
学生数9,033
キャンパス城北地区(松山市文京町)
樽味地区(松山市樽味)
持田地区(松山市持田町)
重信地区(東温市志津川)
学部法文学部
教育学部
社会共創学部
理学部
医学部
工学部
農学部
研究科法文学研究科
教育学研究科
医学系研究科
理工学研究科
農学研究科
連合農学研究科
ウェブサイト ⇒http://www.ehime-u.ac.jp/
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愛媛大学(えひめだいがく、英語: Ehime University)は、愛媛県松山市道後樋又10番13号に本部を置く日本国立大学1949年創立、1949年大学設置。大学の略称は愛大(あいだい)もしくはEU。

国立学校設置法公布により1949年5月31日に新制国立大学68校とともに設置された。際立つ看板学部はないが学問領域の広さと市街地への立地を特徴とする。四国最大の約1万人の学生が通う新制総合5大学の一校である。日本で唯一複数の私立大学と主要キャンパスが隣接する国立大学であり[1]、四国最大[2]の私立大学松山大学人間環境大学と道路を挟み校地が接している。.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left} 愛媛大学
概観
大学全体

1949年に愛媛県内の旧制高等学校旧制専門学校を母体として成立した。法文学部・教育学部・社会共創学部・理学部・医学部・工学部・農学部の7学部、6研究科、2学環を擁する。家政学、獣医学、歯学薬学などの設置はないものの一般的な社会科学(経済、経営、法、政策等)、人文科学(文学、外国語、哲学、教育学、心理学等)、自然科学(医学、理学、工学、農学等)を欠けなく揃え地方国立大学には設置が限られる観光、考古学、建築学、海洋から宇宙を含む地学、水畜産学に至るまでほぼ全ての学問分野を網羅する。[3]松山市の中心市街に所在し[4]城北キャンパスから県下最大の商店街(大街道)まで1.0kmと西日本で最も県庁所在地の中心業務地区(CBD)に近い地方国立大学の一つである。愛媛縣護國神社に隣接し松山城山ロープウェイ乗り場まで500m、道後温泉街まで1.3kmと周辺に観光地も多い。

大学本部を置く城北キャンパスは旧日本陸軍の歩兵第22連隊の練兵場の跡地に戦後新制愛媛大学の教育学部を設置、その後附属学校の持田地区への移転などにより校地を拡張し、他の学部が移入、設置され農学部、医学部を除く全学部が集まる。松山大学松山短期大学人間環境大学松山道後キャンパス愛媛県立松山北高等学校と隣接し周辺は文教地区となっている。大学正門前には松山赤十字病院があり、大学敷地の外周は伊予鉄道市内電車の路線に接している。附属学校(持田キャンパス)、農学部(樽味キャンパス)は城北キャンパスより数km圏内の松山市市街地に置かれるが新設された医学部(重信キャンパス)のみ市外に位置する。

過半数の[5]学生が愛媛県外の出身であり3割の学生が中国地方、そのうち6割が広島県出身者であり瀬戸内海を挟んで対岸にある広島県出身者が多いが、愛媛県を除く四国出身の学生は全体の1割に満たない[6][7]。また大学が全入学生に実施した調査によると全学生の半数[8]が愛媛大学を第一志望とせず入学している。[9]
教育理念・目標等

以下の理念を柱として、2004年度に「愛媛大学憲章」が定められている。

学生中心の大学

地域とともに輝く大学

世界とつながる大学

特徴

四国最大の都市松山の中心市街に本部を置き、市中心部まで徒歩圏内である。松山市内のキャンパスは農学部キャンパスを含めいずれも至近距離にある。発足時に分散したキャンパスは後に大学機能が城北地区に、附属学校は持田地区に整理され郊外移転も行われなかったため
たこ足大学となっていない。但し各附属研究センター、附属演習林等は県内各地にあり松山市外を拠点とする学生も見られる。地方国立大学としては福井大学富山大学高知大学鹿児島大学と愛媛大学が路面電車の電停を最寄り駅とし、正門より徒歩2分の伊予鉄道赤十字病院前電停からは5分間隔で、毎時上下12本の電車が運行されている。また伊予鉄バス「日赤前」バス停より松山空港行き路線バスが朝夕10分、日中30分間隔で、800m離れた「県民文化会館前」から松山空港、松山観光港行きリムジンバスがあり交通アクセスにも非常に恵まれている。松山市は「学生の街」と呼ばれるほど大学が中心市街地に近く大学周辺が中心市街の商圏に飲み込まれた結果、周辺の学校を含め2万人近い学生が集まる一方学生のみをターゲットとするいわゆる学生街が形成されず松山市の街中に学生が溢れる。[10]一人暮らし学生の居住地も一般市民の居住地と重なり一般向け民間アパート等への入居も多く見られる。

大正8年(1919年)年に四国で最初の旧制高等学校(かつ最初の高等教育機関)として設立された松山高等学校理科から新制愛媛大学文理学部を経て設置された理学部は四国の国立大学としては唯一である[11]。四国では松山高等学校に次いで1922年(大正11年)に高知高等学校高知大学の母体)、1923年(大正12年)に高松高等商業学校香川大学の母体)が設置された。各地に応用科学系の工学部、理工学部は設置をされているものの基礎科学系の理学部の設置は少数である。

法文学部に平日夜間と土曜午後をおもな授業時間帯として学ぶ夜間主コースが設置されている。法文学部は旧制松山高校に端を発する純然たる人文学カリキュラムを持ち、後に社会科学系課程(法律学、政治学、経済学など)を設置、拡充した。そのため社会科学系領域は戦前からの歴史を持ち単独の学部を有する近隣大学と比較し規模が小さく、経済学系教員[12]は愛媛大学(社会共創学部を含み、農学部を含まない)7人[13]、松山大学16人[14]、香川大学13人[15]、経営学商学系[16]は愛媛大学(同)5人[13]、松山大学10人[17]、香川大学6人[15]となっている(2023年)。2016年の改組により経営学・商学分野の一部は法部学部から社会共創学部に移管された。

国立大学の附属高校は一般に教員の養成と研修、学校教育の実践研究などの目的で設置され教育学部傘下にある事例が多いが農学部附属農業高等学校を母体とする愛媛大学附属高等学校は大学直下の組織であり、農学部キャンパス内に校舎を構える。四国で唯一の国立高等学校である。

愛媛大学教育学部は連携協定を結んでいる市町内の学校園、特に要請のある県内の学校園に対しボランティア学生を派遣する地域連携実習を実施している。2015年入学生までは教育学部に非教員養成課程(ゼロ免課程)の芸術系領域として芸術文化課程(音楽、絵画、陶芸、彫刻など)が設置されていたがゼロ免課程が廃された2016年改組により教員養成課程に統合され美術教育専攻、音楽教育専攻となった。[18]


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