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愛の新世界
監督高橋伴明
脚本剣山象
原作島本慶
荒木経惟
出演者鈴木砂羽
片岡礼子
音楽山崎ハコ
かしぶち哲郎
主題歌今夜は踊ろう
私の生まれた日
撮影栢原直樹
編集菊池純一
製作会社G・カンパニー
東亜興行
配給東映アストロフィルム
公開 1994年12月17日
上映時間115分
製作国 日本
言語日本語
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『愛の新世界』(あいのしんせかい)は、1994年12月17日公開の日本映画。R-18指定作品。 監督は高橋伴明。原作は島本慶
概要
SMクラブの女王様として働きながら劇団女優への道を進む若い女性と、ホテトルで働きながらいつか玉の輿に乗ろうとしている現代娘の姿をとらえた、爽やかな青春映画。日本映画初のヘアヌードが話題にもなった。
2010年10月30日、第8回新開地映画祭[1]にて上映された。
2011年5月27日にモザイク処理が施されていない「無修正完全版」DVDが発売。 レイは、渋谷の街でバイトをしながら小劇団で活動する若手女優だが、そのバイトというのがSMクラブの“女王様”。SMクラブに訪れる男性客を相手に、レイは今日も女王様として罵声を浴びせながらムチで叩き、男たちをひざまずかせる。しかしそれはあくまで彼女がバイト中に見せる一つの顔であり、普段は芝居の稽古に夢中で取り組んでいる。ある日レイがマンション内のSMクラブからエレベーターで1階に降りようとした所、途中の階から乗り合わせたホテトル嬢・アユミに話しかけたことで知り合いになる。 アユミは、“医者の卵”の彼氏と交際しておりホテトルで働いて得たお金を結婚資金として貯めて、いつか玉の輿に乗ることを夢見ている。一方レイは、付き合って3ヶ月になる彼氏と食事のデートには行くが、彼への愛情が薄れてきている状態。ある日レイはアユミを誘って居酒屋で食事をしながら恋愛や仕事について会話をした後、様々な店を巡って朝まで遊び歩き友情を深める。後日、レイは彼氏からの留守電の伝言を無視し続ける形で破局を迎え、アユミも自堕落な“医者の卵”の彼氏に見切りをつけ別れることに。 毎日渋谷で精力的に活動するレイにとって東京郊外にある自宅アパートの庭は、自然豊かで彼女の気分をリセットさせてくれる癒やしの空間。ふと実家の母に手紙を書くことにしたレイは、SMの女王様の仕事を『セラピスト関係のバイト』と誤魔化しながらも、仕事に誇りを持っていることを伝える。数日後、公演でやる芝居の台本が仕上がりレイたち劇団員は、それぞれバイトをしながらセリフ覚えや立ち稽古に忙しく日々を送る。その後レイとアユミはそれぞれに酸いも甘いも経験しながら青春を謳歌し、充実した日々を過ごす。 ある日、物珍しさだけでクラブに訪れた初めての客から推測でSMの知識を聞かされた挙句、上から目線で「新しい愛の世界を見せてくれ」と言われるレイ。女王様のプライドに火がついたレイは、SMの世界がどういうものかを身をもって知らしめ、別人のように大人しくなった男を服従させる。その後アユミは“弁護士の卵”である新しい彼氏と付き合い始め、レイは再び実家の母に手紙を送り子供の頃にバレエを勧めてくれたことを感謝する。そして、いよいよ劇団の公演日当日、観客席でアユミが見守る中レイは数週間かけて仲間と作り上げてきた芝居を披露する。
あらすじ
キャスト
レイ(佐久間レイコ)
演 - 鈴木砂羽(第10回高崎映画祭最優秀新人女優賞)小劇団のマドンナ的存在の若手女優、夜はSMクラブで“女王様”のバイトをしている。東京郊外のアパートで一人暮らしをしている。サバサバした性格だがこだわりが強く、自身の中の決まり事に則って行動している。また、SM嬢の仕事に誇りを持っており、本人によるとこの仕事が芝居の稽古に役立っているとのこと。基本的には熱心で真面目な反面、性に奔放で男性劇団員たちとは安易に体の関係になっていて、恋愛において飽きっぽく長続きしないタイプ。自然や動植物が大好きで自宅アパートの庭でそれらと触れ合うことで元気をもらっている。劇中劇ではヒロイン役を務める。
アユミ
演 - 片岡礼子仕事はホテトル嬢。ホテトル嬢だが客に「(アユミの)首から上の部分へのキスはしない」などの個人的なルールを科している。本人曰く「明日にでも結婚したい」というほど結婚願望が強く玉の輿に乗るために“医者の卵”や“弁護士の卵”を狙っているが、男を見る目はない。さっぱりした性格で失恋を引きずらず後腐れがなく、要領の悪い彼氏に色々と気遣いを見せる。彼氏にはホテトル嬢の仕事をしていることは秘密で、仕事で貯めた結婚資金の1000万円の預金を表向き「父親から振り込まれた」ということにしている。
レイの劇団仲間