愛の嵐
ジャンルテレビドラマ
脚本高岡尚平
『愛の嵐』(あいのあらし)は、1977年1月11日から同年4月12日まで、日本テレビ系列の『火曜劇場』(毎週火曜22:00 - 22:54)の枠で放送されたテレビドラマ。全14回。
概要が脚色し、翻案して制作したテレビドラマ。同原作者の作品が『火曜劇場』枠で放送されるのは、『炎のカルテ』に続き2作目である。幼馴染み同士ではあったが、人妻となった女性と医師との間に再びよみがえる愛を、この人間性を深く掘り下げ、これを主観とした作品である。
菜穂子、純一、達夫の3人は共に岐阜県高山市の出身で幼馴染み同士。純一は菜穂子を思い慕ってはいたが、純一は収入の少ない音楽家の息子であるためか、菜穂子は淳一のことを結婚の対象と考えていなかった。一方で菜穂子の両親が沢野物産の長男である達夫との結婚を勧め、菜穂子も純一への思慕を振り切って達夫との結婚を決める。挙式直前の初冬のある日、3人は青春の思い出にと穂高岳へ登る。しかし天気が急変して3人は吹雪に襲われる。菜穂子は純一に助けられ、やがて深い関係に。菜穂子は結婚後一児を儲けるが、8年後、息子が純一の子ではないかという思いが強くなる。達夫も絹子という愛人の存在があった。そんな時、義父の墓参のため高山を訪れた菜穂子は純一と再会する…[1]。 火曜劇場#ネット局の節を参照。 日本テレビ 火曜劇場
キャスト
沢野菜穂子:香山美子
島崎純一:林隆三
沢野達夫:中尾彬
沢野信之:荻島真一 - 達夫の弟
沢野泰代:荒木道子 - 達夫の母
江藤内科部長:木村功
江藤悠子:竹下景子 - 江藤の娘
絹子:范文雀 - 達夫の愛人
早苗:上村香子 - 看護婦
根本刑事:渡辺文雄
沢野健:丹呉年克 - 菜穂子の息子
みどり:大岩紀 - 絹子の娘
有川博
久富惟晴
石井くに子ほか
スタッフ
原作:A・J・クローニン(『スイス高原療養所』より)
脚本:高岡尚平(全話担当)
演出:佐光千尋(全話担当)
制作:日本テレビ
主題歌
『ふり向いてもう一度』 歌:美原圭子(作詞:吉岡治、作曲:井上かつお、発売:日本クラウン)
放送局
脚注[脚注の使い方]^ 参考:毎日新聞、朝日新聞、読売新聞、北海道新聞、京都新聞 各縮刷版(1977年1月?1977年4月)
前番組番組名次番組
喜びも悲しみも幾歳月
(1976.9.28 - 1977.1.4)愛の嵐
(1977.1.11 - 1977.4.12)さすらいの旅路
(1977.4.19 - 1977.7.26)
歴
日本テレビ系列(NNS)
火曜10時台の連続ドラマ / 火曜日の女シリーズ / 火曜劇場 / 火曜ドラマ
30分枠・第1期
(22:00開始)
1959年
ダイヤル110番
1961年
眠狂四郎(江見俊太郎版)
30分枠・第2期
(22:00開始)
1962年
ダイヤル110番
30分枠・第3期
(22:15開始)
1963年
女体
悪銭
花弁
雌花
1964年
夜よ
けったいな奴
30分枠・第4期
(22:30開始)
1964年
けったいな奴
可愛い悪女たち
1965年
悪女の倫理
祇園物語
河内カルメン
30分枠・第5期
(22:00開始)
1967年
うちの甚平衛さん
意地悪ばあさん(テレビドラマ第1作)
火曜日の女シリーズ
1972年
黒いオパール
ある朝、突然に…
ホーム・スイート・ホーム
いとこ同志
木の葉の家
山峡の章
1973年
男と女と
ガラス細工の家
火曜劇場
1973年
加那子という女 •
恋ちりめん •
人妻だから
1974年
雪舞い
春のもつれ
愛の山河
献身
1975年
薔薇夫人
微笑
夏の影
心の旅路
1976年
愛の哀しみ
炎のカルテ
かげろうの家
喜びも悲しみも幾歳月
1977年
愛の嵐
さすらいの旅路
幸福のとき
さらば愛-最後の診断-
1978年
いのちの絶唱