愛に甦る日
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愛に甦へる日
監督
溝口健二
脚本若山治
出演者山本嘉一
撮影高坂利光
編集高坂利光
製作会社日活向島撮影所
配給日活
公開 1923年2月4日
上映時間60分
製作国 日本
言語日本語
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『愛に甦へる日』(あいによみがえるひ)は、1923年(大正12年)製作・公開、溝口健二監督による日本のサイレント映画である。溝口健二の監督第1作である。
略歴・概要

当時の向島撮影所のフォーマットは、4巻40分が標準であったが[1]、本作は6巻60分である。「日活新派」と呼ばれた現代劇の撮影所である同撮影所では、女性の配役は女優ではなく女形が演じることになっていたので、本作でも、森きよし、小栗武雄、中村吉次、木藤茂ら女形が出演している。

本作の上映用プリントは、東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されておらず[2]マツダ映画社も所蔵していない[3]。溝口健二の監督デビュー作であるものの、現状、観賞することの不可能な作品である。
スタッフ・作品データ

監督 :
溝口健二

原作・脚本 : 若山治

撮影・編集・現像 : 高坂利光


製作 : 日活向島撮影所

上映時間(巻数) : 60分 (6巻)

フォーマット : 白黒映画 - スタンダードサイズ(1.33:1) - サイレント映画

初回興行 : 浅草三友館

キャスト

山本嘉一 - 海野蕉亭

森きよし - 姉娘・民枝

小栗武雄 - 妹娘・小百合

小泉嘉輔 - 菱田雄一

上杉六郎 - 菱田の父・清作

中村吉次 - 菱田の母・おきぬ

御船茂 - 海野の弟子

白川悟 - 海野の弟子

吉村哲雄 - 室田義郎

木藤茂 - およし

宮島啓夫 - 労働者

^ 『日本映画史発掘』、田中純一郎冬樹社、1980年、p.128-132.
^所蔵映画フィルム検索システム東京国立近代美術館フィルムセンター、2009年12月18日閲覧。
^主な所蔵リスト 劇映画=邦画篇マツダ映画社、2009年12月18日閲覧。

外部リンク

愛に甦る日 - 日本映画データベース

愛に甦へる日 - IMDb(英語)










溝口健二監督作品
1920年代

愛に甦へる日(1923)

故郷(1923)

青春の夢路(1923)

情炎の巷(1923)

敗残の唄は悲し(1923)

813(1923)

霧の港(1923)

夜(1923)

廃墟の中(1923)

血と霊(1923)

峠の唄(1923)

哀しき白痴(1924)

暁の死(1924)

現代の女王(1924)

女性は強し(1924)

塵境(1924年)

七面鳥の行衛(1924)

伊藤巡査の死(1924)

さみだれ草紙(1924)

歓楽の女(1924)

恋を断つ斧(1924)

曲馬団の女王(1924)

無銭不戦(1925)

噫特務艦関東(1925)

学窓を出でて(1925)

大地は微笑む 第一篇(1925)

白百合は歎く(1925)

赫い夕陽に照されて(1925)

ふるさとの歌(1925)

小品映画集 街上のスケッチ(1925)

人間(1925)

乃木将軍と熊さん(1925)

銅貨王(1926)

紙人形春の囁き(1926)

新説己が罪(1926)

狂恋の女師匠(1926)

海国男児(1926)

金(1926)

皇恩(1927)

慈悲心鳥(1927)

人の一生 人生万事金の巻(1928)

人の一生 浮世は辛いねの巻(1928)

人の一生 クマとトラ再会の巻(1928)

娘可愛や(1928)

日本橋(1929)

朝日は輝く(1929)

東京行進曲(1929)

都会交響楽(1929)

1930年代

藤原義江のふるさと(1930)

唐人お吉(1930)

しかも彼等は行く(1931)

時の氏神(1932)

満蒙建国の黎明(1932)

瀧の白糸(1933)

祇園祭(1933)

神風連(1934)

愛憎峠(1934)

折鶴お千(1935)

マリヤのお雪(1935)

お嬢お吉(1935)

虞美人草(1935)

浪華悲歌(1936)

祇園の姉妹(1936)

愛怨峡(1937)

露営の歌(1938)

あゝ故郷(1938)

残菊物語(1939)

1940年代

浪花女(1940)

芸道一代男(1941)

元禄忠臣蔵 前篇(1941)

元禄忠臣蔵 後篇(1942)

団十郎三代(1944)

宮本武蔵(1944)

名刀美女丸(1945)

必勝歌(1945)

女性の勝利(1946)

歌麿をめぐる五人の女(1946)

女優須磨子の恋(1947)

夜の女たち(1948)

わが恋は燃えぬ(1949)

1950年代

雪夫人絵図(1950)

お遊さま(1951)

武蔵野夫人(1951)

西鶴一代女(1952)

雨月物語(1953)

祇園囃子(1953)

山椒大夫(1954)

噂の女(1954)

近松物語(1954)

楊貴妃(1955)

新・平家物語(1955)

赤線地帯(1956)


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