愛と死
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『愛と死』(あいとし)は、武者小路実篤1939年(昭和14年)に『日本評論』に発表した長編小説である。のちにテレビドラマ化・映画化された。目次

1 あらすじ

2 登場人物

3 テレビドラマ

4 映画

4.1 キャスト

4.2 スタッフ


あらすじ

小説家の端くれである村岡は、尊敬する小説家であり、友人となった野々村の元へ訪問するようになる。そこで野々村の妹である夏子と知り合う。ある時、野々村の誕生日会の余興の席で夏子に窮地を救われてから、2人の関係が始まる。文芸会の出し物や手紙のやり取りで距離を縮めていき、最終的に村岡の巴里への洋行後に結婚をするまでの仲になる。半年間の洋行の間でも互いに手紙を書き、帰国後の夫婦としての生活に希望を抱いていたが、帰国する船の中で、電報によって夏子の急死が知らされる。帰国後、深い悲しみを負いながら野々村との墓参り、帰国の歓迎会で村岡は「死んだものは生きている者に対して、大いなる力を持つが、生きているものは死んでいる者に対して無力である」という無常を悟る。21年の時を経てもその考えは彼にとっての慰めとなっている。
登場人物
村岡
駆け出しの小説家で卑屈な所がある反面、征服欲が強い。野々村の妹の夏子と結婚を約束するまでの仲になったが、洋行中に先立たれてしまう。
野々村
村岡曰く小説の大家、村岡の単行本の寄贈をきっかけに家に招くようになり、親しい友人となる。
夏子
逆立ちと宙返りが得意な活発な女性、村岡の小説を愛読しており、彼のパリからの洋行後に結婚を約束する仲になったが
スペインかぜにより急死する。
村岡の母
常に村岡の身を案じ夏子の死後、村岡の精神を支える。
村岡の兄
夏子との結婚を承知する。
叔父
村岡にパリに来ることを誘う。
従弟
若い画家で村岡の洋行を案内する。
テレビドラマ

1959年11月29日NET(現 - テレビ朝日)系列の『NECサンデー劇場』(日本電気・新日本電気提供。日曜20:00 - 21:00)で放送。
出演者


八千草薫

小泉博

伊藤信

久慈あさみ

一の宮あつ子

スタッフ


脚本 - 田村幸二

演出 - 高橋玄洋

映画

1971年6月5日(土)公開の松竹映画。原作は『友情』と『愛と死』。
キャスト

仲田夏子:
栗原小巻

大宮雄二:新克利

野島進:横内正

仲田修造:芦田伸介

仲田幾代:木村俊恵

野島の母:野村昭子

大宮実造:伴淳三郎

祖母:東山千栄子

令子:執行佐智子

水産研究所々長:三島雅夫

土井:鶴田忍

漁師:中田耕二

山西:江藤孝

本多:加村赴雄

浅見:加島潤

キャメラマ:河原崎次郎

テニスクラブ女性係員:茅淳子

演出助手:田中幸四郎

トラックの運転手:前川哲男

トラックの運転手の助手:山口博義

CMの踊子:ザ・ウィンキーズ

スタッフ

監督:
中村登

製作:島津清、武藤三郎

原作:武者小路実篤


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