愛すべき女・女たち
Le Plus vieux metier du monde
監督フランコ・インドヴィナ
『愛すべき女・女たち』(あいすべきめ・めたち、フランス語: Le Plus vieux metier du monde、「世界最古の職業」の意)は、1966年(昭和41年)に撮影され1967年(昭和42年)に公開されたフランス・イタリア・西ドイツ合作のオムニバス映画である。映画監督ジャン=リュック・ゴダールと女優アンナ・カリーナの最後の作品『未来展望』が含まれていることで知られる。 戦前から活動しているフランスのヴェテラン映画プロデューサー、ジョゼフ・ベルショルツ
概要
いわゆる「イタリア式コメディ」の形式を踏むため、イタリアから2監督をスタッフィング。ひとりはエンニオ・モリコーネの音楽で知られる『イタリア式家政』(1965年)のフランコ・インドヴィナ、もうひとりは『狂った情事』(1960年)でフランスとの合作経験のあるマウロ・ボロニーニ。フランスからは、ブリジット・バルドー主演の『可愛い悪魔』(1958年)でも若手プロデューサーラウール・レヴィが起用した巨匠クロード・オータン=ララ、ヌーヴェルヴァーグの映画監督からジャン=リュック・ゴダールと『まぼろしの市街戦』(1967年)のフィリップ・ド・ブロカを、そして西ドイツからは第17回カンヌ国際映画祭コンペティションに出品されフランス映画高等技術委員会賞を受賞した『Die Tote von Beverly Hills(ビヴァリーヒルズの死者)』(1964年)や、『レーザー・ライフル』(1966年)の監督ミヒャエル・フレガール[1]を起用した。
音楽は全編を通して、ジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』(1964年)で世界的に有名になったミシェル・ルグランがスコアを書いている。それ以外は、各編すべて独立したスタッフ体制で製作された。
日本ではテレビ放送もあり、平井道子が出演している日本語吹替版がある。
構成
第一話 『神代に起った女の変身』 L'Ere prehistorique
監督フランコ・インドヴィナ、脚本エンニオ・フライアーノ出演ミシェル・メルシエ、ガブリエレ・ティンティ、エンリコ・マリア・サレルノ
第二話 『ローマ皇后も好きだった』 Nuits romaines