愛…しりそめし頃に…
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この項目では、漫画作品について説明しています。音楽ユニットのまんが道(筋肉少女帯)については「ボヨヨンロック」をご覧ください。
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まんが道
ジャンル成長ロマン漫画
(半自伝フィクション)[1]
漫画:まんが道(立志編・青雲編)
作者藤子不二雄(安孫子単独執筆作。
コンビ解消後の
1988年以降の名義は
藤子不二雄Ⓐ
出版社少年画報社

その他の出版社
中央公論新社

掲載誌週刊少年キング
発表号1977年46号 - 1982年22号
漫画:愛…しりそめし頃に…
作者藤子不二雄?
出版社小学館
掲載誌ビッグコミックオリジナル増刊
発表号1989年12月号 - 2013年5月号
ドラマ
原作藤子不二雄
脚本大久保昌一良
制作NHK
放送局NHK総合テレビジョン
放送期間1986年11月17日 - 12月5日
話数15
ドラマ:まんが道 青春編
原作藤子不二雄
脚本布勢博一
演出森平人
制作NHK
放送局NHK総合テレビジョン
放送期間1987年7月27日 - 8月14日
話数15
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画テレビドラマ
ポータル漫画テレビドラマ

『まんが道』(まんがみち)は、藤子不二雄の自伝的漫画作品、及びそれを原作としたドラマ作品。作者は藤子不二雄Ⓐ漫画家を目指す2人の少年の成長を描いた長編青春漫画である。続編的作品の『愛…しりそめし頃に…』を含めると、藤子不二雄によるシリーズとしては最長連載作品で、シリーズの連載は43年間の長期にわたり続いた(2013年に完結)。
概要

1970年から1972年まで、2ページのショート漫画『マンガ道』として連載された(秋田書店の『週刊少年チャンピオン』に連載されたマンガ入門講座「チャンピオンマンガ科」内にて)[注 1]後、1977年から1982年まで『週刊少年キング』(少年画報社)に1話あたり約20ページで連載された。掲載誌の休刊に伴って未完のまま終わったが、1986年にコロコロコミックに読切が掲載。同年、『藤子不二雄ランド』(中央公論社)の巻末連載まんがとして連載された。1995年から、続編の『愛…しりそめし頃に… 満賀道雄の青春』が『ビッグコミックオリジナル増刊』(小学館)で2013年4月まで連載された。

実話を軸に創作を織り交ぜた形(作者曰く「実話7割、フィクション3割」とのこと)になっており、掲載誌の変遷に伴い自伝的性格を強めていることも指摘されている。この作品を読んで漫画家を目指した者も多いと言われている。

手塚治虫をはじめとして、主人公をとりまく当時の漫画家たちの多くが実名で登場し、出版社や雑誌もそのまま描かれているため、戦後漫画草創期の貴重な記録にもなっている。ただし、内容が大幅に脚色された部分や、時代が大きく前後して描かれている事件もあるため、歴史資料としてそのまま用いることはできない。「藤子不二雄のノンフィクション自伝ではない」と十分に認識しておかないと、藤子不二雄の業績が誤った形で後世に伝わってしまうおそれがある。当時の状況を体感するための作品としては大きな価値がある。

作中には、藤子不二雄が当時描いたいくつかの作品(「西部のどこかで」「海抜六千米の恐怖」「ある日本人留学生からのローマ便り」など)が、当時とそっくりに描きなおした形で掲載された。連載時にはそれらの作品はいずれも単行本に収録されていなかった。ただし、当時の原稿と大きく絵柄が変更されたものもある。「天使の玉ちゃん」は当時のキャラクターの造形を大きく変更した見た目になっている。

1986年1987年NHK銀河テレビ小説でドラマ化。2006年秋には、同ドラマがDVD Vol.1&Vol.2として発売された。

2014年、第18回手塚治虫文化賞特別賞を続編を含めて受賞した。
あらすじ

大長編であり、年代順に「あすなろ編」「立志編」「青雲編」「春雷編」「愛…しりそめし頃に…」となっている。富山県高岡市定塚小学校に転校してきた主人公の満賀 道雄(まが みちお、作者の安孫子素雄=藤子不二雄Ⓐ自身がモデル)が才野 茂(さいの しげる、藤本弘=藤子・F・不二雄がモデル)と出会い、漫画を通して意気投合し、同人誌を出したり漫画雑誌に合作を投稿したりしながら、ついにプロ漫画家としてデビュー。その後、「満才 茂道(まさい しげみち、藤子不二雄がモデル)」として活躍するまでを描く。
あすなろ編

『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に1970年8号から1972年30号に毎号2ページで連載された。元々はマンガ入門講座「チャンピオンマンガ科」の枠内で「マンガ道」というタイトルで連載されており(連載開始は「チャンピオンマンガ科」の第2回から)、「あすなろ編」というタイトルは後日付けられたものである。この「あすなろ」という言葉は、最後のコマに掲載された井上靖『あすなろ物語』の一節より採られている。

2人の出会いから、宝塚手塚治虫宅訪問までを描く。シリーズの中で最もフィクション色が強く、半自伝的な趣である。
立志編・青雲編

『週刊少年キング』に1977年46号から1982年22号に連載された。手塚宅訪問から、満賀の立山新聞社(モデルは富山新聞社)就職、足塚茂道として漫画家デビュー、上京、トキワ荘引越、原稿大量落とし事件、『漫画少年』廃刊、満才茂道改名までを描く。書かれた時期によって順番に『立志編/青雲編/青春編/奔流編/再生編』となり、単行本では「立志編」を除く4編をあわせて「青雲編」としている。『週刊少年キング』に連載されたため「キング編」とも呼ばれる。「あすなろ編」のラストと「立志編」の最初に書かれている手塚宅訪問は内容が重複している。なお、手塚宅訪問の話は手塚側の作品には登場しない。『週刊少年キング』の休刊に伴い、連載が終了した。そのためか、巻末には「未完」と書かれている。
まんが道スペシャル

春雷編開始直前に小学館の『月刊コロコロコミック』創刊101号記念として1986年9月号に読切で掲載された。その後は長らく陽の目を見ることがなかったが、2007年12月刊行の『熱血!!コロコロ伝説』VOL.5(ISBN 978-4-09-106346-5)に収録された(『コロコロ伝説』VOL.5には新作のスペシャル描き下ろし『コロコロコミックといっしょにころがってまんが道30年』も同時掲載された)。
春雷編

NHK総合テレビジョンの「銀河テレビ小説」でのドラマ化を受け、1986年から1988年に『藤子不二雄ランド』NO.115 - NO.188の巻末に月1回ペースで連載された。全24話。「キング編」の最終回から続く形となっており、鈴木伸一アニメーターになるためトキワ荘を出ていくまでを描く。絵柄は全体的にキャラクターの頭身を下げて丸っこくしてあり、満賀と才野の顔のカラス口も無くなった。
愛…しりそめし頃に…

続編として『ビッグコミックオリジナル増刊』に掲載された作品。


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