想い出のロックン・ローラー
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『想い出のロックン・ローラー』
ジェーン・バーキンスタジオ・アルバム
リリース1978年2月; フランス
録音1977年8月; フォノグラム・スタジオ (ロンドン)
ジャンルロック、ポップ
時間35分15秒
レーベルフォンタナ・レコード
プロデュースフィリップ・ルリショム
ジェーン・バーキン アルバム 年表

ロリータ・ゴー・ホーム
(1975年)想い出のロックン・ローラー
(1978年)バビロンの妖精
(1983年)

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『想い出のロックン・ローラー』(おもいでのロックン・ローラー、原題: ex fan des sixties[* 1])は、ジェーン・バーキンのスタジオ・アルバムである。ソロ・アルバムとして3枚目になるこのアルバムは1978年にリリースされた。アルバムのすべての歌がバーキンの内夫セルジュ・ゲンスブールによる作である。1960年代のロック・スターを歌った表題曲の他、ニューオーリンズ風のビート、エレガントなポップなど多様なサウンドアプローチがある斬新なアルバムであり、この内夫ゲンスブールの才能が存分に発揮されている[1]。この作品によりバーキンの歌手としての地位が確立した[2][3]

このレコードは幾度かにわたりCD化され(フランス: 1998年2001年、日本: 1999年2011年など)[4]、2001年フランス盤は[* 2]、ボーナストラックが3曲付いている(「ジョニー・ジェーンのバラード Ballade De Johnny-Jane」、「Raccrochez C'Est Une Horreur」[* 3]、「哀しみの影 Yesterday Yes A Day」[* 4])。

2011年日本盤は[* 5]、ゲンスブール没後20年/ゲンスブール・フォーエヴァー&映画公開記念である。ゲンスブール没後20年ということでゲンスブール関連のCDとDVD計18作品が5月11日に同時リリースになり、その中の1枚が『想い出のロックン・ローラー』である[5]。公開映画とは2010年のフランス映画で2011年5月21日に日本で公開となった『ゲンスブールと女たち』である[5]。バーキンはこの前月の2011年4月6日に日本で震災復興支援コンサート「Together for Japan」を開催した[6]
収録曲
想い出のロックン・ローラー Ex-fan des sixties (3:00)
—— アルバムの表題曲。ザ・ビートルズのメンバー等、1960年代の著名なロックン・ローラーへのオマージュ。フランスで大ヒット[2]。バーキンにとっては歌うのが難しい曲で、リズムがよくわからなかったのだがゲンスブールはそのようなバーキンの状態を理解していなかったとバーキン本人が言っている[7]。この表題曲は日本の女優安田成美が「思い出のロックンロール」という題名の日本語カバー[8]1988年に発表した[* 6]。音楽グループピチカート・ファイヴ最後のボーカリスト野宮真貴は、2015年11月13日から始まったビルボードライブ公演において「想い出のロックンローラー」をカバーした[9][10]



リップスティック黙示録 Apocalypstick (2:35)[11]



Zによる問題集 Exercice en forme de Z (2:30)
—— 歌の中の「ザジ」とはレーモン・クノーの小説『地下鉄のザジ』(1959年)のヒロインの少女。



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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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