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情報を得る窓口
情報(じょうほう、英語: information、ラテン語: informatio)とは 情報とは何かという問いに、ただひとつの答えを与えることは困難である[2]。 対応する英語の "information" は、informの名詞形であり、(心において)form(形)を与える、といった意味があり、語源としてはラテン語のinformationem(=心・精神に形を与える)、さらに語源を遡れば、ギリシャ語のeidosという語にも遡り、プラトンによるideaイデア論における用法にも遡ることができる。 情報という用語は、informationは歴史的に見ると哲学的な意味を継承している。が、近代では、1の意味の、事象、事物、過程、事実などの対象について知りえたこと、つまり「知らせ」の意味で広く使われてきた。20世紀、1940年代までの日常言語では、情報が諜報と近い意味と見なされ、なんらかの価値あることを知ったとき「情報を得た」といったように用いていた[2]。《価値》と結びつけられたものを《情報》としていたわけである。 1の意味での情報は「情報を交換する[1]」「情報を流す[1]」「情報が漏れる[1]」「極秘情報[1]」などのように用いられている[1]。 2の意味の情報は、「情報時代[1]」「情報社会」のように用いられている。 3の意味での情報は、生体の神経系のそれ[1]や、内分泌系のホルモン情報[1]などの生体シグナルの他にも、遺伝子に保持されているそれ、あるいは生命が生きる過程で遺伝子や細胞内に新たに書き加えられたり書きかえられたりするそれ[3]で、他にも環境中の光や音、生命に影響を与えうるあらゆるものを「情報」とみなすことができる。 情報という概念は、生命、心、知識、意味、パターン、知覚、知識表現、教育、通信、コミュニケーション、制御、等々の概念と密接に関連しているのである。 以上のように混沌とした語られかたをするものではあるがまた一方で、情報理論に依って、意味との対応付けを完全に外部化し、シンボルを並べた列であり[4]情報量として量られるものが情報である。と、捨象してしまう考え方もまたある。これは、たとえるならば、自動車エンジンについて技術的工学的な進歩があった結果、科学的理論的にエントロピーなどといった形に理論的抽象的に整理され、逆にその理論の側から技術的工学的な側にアプローチがされるようになったものと似ている、と言えるかもしれない[5]。しかし、「通信技術、コンピュータ、自動制御装置等々が開発されたことによって、この意味での《情報》という概念が新たに形成されたのである」[5]などといった記述が見られることもあるようだが、『通信の数学的理論』が書かれたのは1940年代後半であり、通信こそ発展していたが「コンピュータ、自動制御装置等々が開発」よりも前のことで(最初期のコンピュータは誕生していたが、情報理論の誕生を促すような直接の関連があったとは言いにくい)、少なくとも科学史的にはそのような記述は何かを誤解しているものと思われる。
あるものごとの内容や事情についての知らせ[1]のこと。
文字・数字などの記号やシンボルの媒体によって伝達され、受け手において、状況に対する知識をもたらしたり、適切な判断を助けたりするもの[1]のこと。
生体が働くために用いられている指令や信号[1]のこと。
(情報理論(通信理論)での用法)価値判断を除いて、量的な存在としてとらえたそれ
概説