悪魔将軍
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この項目では、キン肉マンの登場人物である「悪魔将軍」について説明しています。アクマ将軍については「カラテカ (ゲーム)#登場人物」をご覧ください。
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悪魔将軍(あくましょうぐん)は、ゆでたまご漫画キン肉マン』およびその続編『キン肉マンII世』に登場する架空の人物。
主な特徴

初登場は黄金のマスク編「復活なるか!?の巻」。圧倒的な実力とカリスマで悪魔超人7人の悪魔超人悪魔六騎士たち)を束ねる首領。

悪魔将軍は、ゴールドマンの戦闘能力とサタンの分身である悪魔六騎士のパワーが合わさって形成されている。太古の昔、弟のシルバーマンとの決闘の末に頭部だけとなったゴールドマンは、弟への復讐の念で呼び寄せたサタンに魂を売り、頭部以外の欠けた肉体を得る。

西洋の甲冑の如き外見を持ち、スニゲーターのボディの強靭さ、プラネットマンのスピードと宇宙的レスリング、ザ・ニンジャのテクニック、ジャンクマンの残虐性、サンシャインの力と、アシュラマンを除く5人の悪魔騎士の特性を得て、キン肉マンとの対戦ではアシュラマンの力も得て途中から六騎士パワーを全開にし、腕力・脚力はもとより五感も6倍になった。またボディの硬度を自由に変えることが可能で、超人界で最も硬いとされる超人硬度10(実際のモース硬度がモデル[1])のダイヤモンドボディから、超人硬度0のスネーク・ボディまで自在に操る。実体が無いことと相まって、この宇宙に存在するいかなる技をも受け付けない。一応ダメージ自体はあるがすぐに回復できる。

黄金のマスク編では、正義の力の偉大さに圧倒されるとゴールドマンの実体に戻ることが判明している。またいかなる反則行為も気にすることはなく、疲弊状態のキン肉マンとすぐに戦おうとしたり、パイプ椅子で殴り掛かるなどを容赦なく行う(アニメではパイプ椅子で殴るシーンはなく、原作に見られた乱暴な口調もない)。

ボディのカラーリングは連載当時の中扉のカラーページでは銀一色[2]で、コミックスのカバーイラストでは赤と紫色。アニメでは銀色を基調とし、後に発売されたコミックスのカバーイラストではこちらが採用されている場合もある。口癖は「フン!」[3]

史上最も正義超人を苦しめた超人であり[4]キン肉マンは後に悪魔将軍の身体の一部を見ただけで怯えて逃げ出してしまうほどのトラウマを残していることが判明した。多くの超人たちがかつては残虐さや非道さを持ちながらも、キン肉マンたちと戦うことで「正義」や「純粋に闘いを楽しむ心」に目覚めていたが、悪魔将軍は最後まで冷血非道の悪の集大成だった(正体である黄金のマスクは改心している)。作中でも続編となる『キン肉マンII世』まで通して最強の敵として幾度か名前や姿が登場しており、キン肉マンの首筋に消えない傷跡を残していたなど、特別な存在であることが示されており、キン肉マンスーパー・フェニックスマンモスマンと並んで最強の悪行超人の候補として名前を挙げられている[5]。また、作者のゆでたまごはキン肉マンスーパー・フェニックスと戦えば悪魔将軍が勝つと発言している[6]

『キン肉マン』において最強の超人と語るファンも多い[7]悪魔将軍であるが、苦労して生み出したキャラクターにもかかわらず連載当時の読者からの反応はあまりなかったと作者のゆでたまごは語っている。20年以上経ち当時の読者から直接評判を聞くことでようやく人気を実感したという[7]。現在でも、「格を落とさないように気を遣っている」「悪の頂に立つ存在のため、その威厳や貫禄は徹底的に意識して描いている」という[8]。ファイトスタイルは理に適ったものが多く、正攻法の攻めを見せることから純粋な超人レスリングを好むファンからの評価も高い[9]

読者の応募超人「バイキングマン」がデザインの原型となっており、『週刊少年ジャンプ』1983年9号の初登場時はそれをさらに改変した姿となっていたが、作者はこれを「メチャクチャ弱そう」[7]であるとして、翌週から同じくバイキングマンをベースにしつつも異なる現行のデザインに変更された。単行本では初登場時のものも現行のデザインに描き直されているが、変更前のデザインはムック『肉萬 ?キン肉マン萬の書?』[10]に収録されている。名前に関しては当時海外ドラマ・映画『将軍 SH?GUN』のブームと、悪魔超人の頭目のためそれなりに迫力のある名前を考え、思いついたと語る[11]

学研の図鑑『キン肉マン「超人」』では「欧米では悪魔将軍はそのいでたちから『バイキングマン』と通称されている」と解説されている[12]
ゴールドマン

悪魔将軍の正体であり、かつて人々から“戦いの神”として崇められていた伝説の古代超人。

「戦いは攻撃重視」と考えるゴールドマンは、守りを重視と主張する弟のシルバーマンと些細なことから対立する。これを重く見た他の神は裁きの神ジャスティスを派遣する。ジャスティスが剣で決着をつけるように唆すと、2人は互いの首を切り落とし相打ちとなる。ゴールドマンの首は黄金のマスクとして、シルバーマンの首は銀のマスクとしてキン肉星に祀られることとなった。このシルバーマンとの争いは「天上兄弟ゲンカ」の闘いとして伝説に語られるようになる。だがこの結果を受け入れず、弟への復讐を誓うゴールドマンは現代において大魔王サタンと手を組み、サタンの分身である悪魔六騎士をボディとして貸与され悪魔将軍となった[注 1]

完璧超人始祖編では、太古の時代に行われた神による超人の大粛清の際に、神の座を捨てた超人ザ・マンによって救われた10人の「完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)」の一人「完璧・壱式(パーフェクト・ファースト)」であったことが判明。師であるザ・マンからは弟のシルバーマンと共に最も信頼され右腕とまで言われていた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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