悪魔とラブソング
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悪魔とラブソング
ジャンル
少女漫画恋愛漫画学園漫画
漫画:悪魔とラブソング
作者桃森ミヨシ
出版社集英社
掲載誌マーガレット
レーベルマーガレットコミックス
発表号2007年2号 - 2011年9号[1]
発表期間2006年12月20日 - 2011年4月5日
巻数全13巻
話数全91話
漫画:悪魔とラブソング アンコール
作者桃森ミヨシ
出版社集英社
掲載誌マーガレット
発表号2021年10・11合併号[2] - 2021年15号[3]
発表期間2021年4月20日 - 2021年7月5日
話数全4話
その他『悪魔とラブソング 新装再編版』第8巻に収録[4]
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画ドラマ
ポータル漫画ドラマ

『悪魔とラブソング』(あくまとラブソング)は、桃森ミヨシによる日本漫画作品。副題は「How lovely her song is!」。『マーガレット』(集英社)2007年2号から2011年9号まで連載された[1]

アメリカ図書館協会ヤングアダルトサービス部門(Young Adult Library Services Association 通称YALSA)が選んだ「Great Graphic Novels」2013年に選ばれた[5]

Hulu(フールー)で2021年6月より全8話で連続ドラマ化された[6][7]

『悪魔とラブソング』の続編となる『悪魔とラブソング アンコール』(あくまとラブソング アンコール)が、『マーガレット』(集英社)2021年10・11合併号から[2]2021年15号まで連載された[3]
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2018年4月)(使い方

大筋

美しい歌声、誰もが振り返る美貌を持つ悪魔の様な主人公が、凛とした心根で周囲との絆を作っていく物語。正直すぎる毒舌を「ラブリー変換」で変えていく事がテーマとなる。作者の桃森ミヨシは「連載開始当時『空気を読む』ことが正義のように言われており、不器用でそれが出来ない人を描こうと思った」と語っている[8]
詳細

県でトップクラスのカトリック系高校・聖カトリア女子をとある事情で退学になった美少女・可愛マリア。彼女は偏差値やや低めの共学校十塚学園に転校するが、思ったままを言葉にしそれが核心をついている事が原因で、周囲の反感を買う。前のカトリアを転校する時も、唯一の親友だと思っていた申利あんなから「あんたは人を汚れさせる」と唇の動きだけで伝えられ(あんなは声を失っている)マリアはその言葉をずっと引きずっている。誰も友達がいない中で、唯一歌うことだけで自分を元気づけたり感情を表したりしてきた。

そんなマリアにクラスメイトである神田優介は、物事の伝え方を柔らかくするラブリー変換(桃森ミヨシによる造語)を教えるが、マリアにはうまくできない。でもいつか誰かに好きと言えて、自分を好きになれるように変わりたいと願い、頑張り始める。そしてマリアは「ラブリー変換」の意味を自分なりに考え、それを変化させていくようになる(後述)。周囲もそんなマリアに影響され変化していく。

マリアが生い立ちや自分の環境をのりこえ、友達を作り、恋を知り、歌を歌い、輪をつくっていく物語。

マリアが退学するときにシスターに言われた、「信じる」とは何かを追求するのもテーマの一つになっている。

くじけそうな自分を奮い立たせる為や感情が動く時にマリアが歌う「アメイジング・グレイス」は賛美歌の一つで、18世紀アメリカの牧師ジョン・ニュートンが奴隷商人をしていた自分を償う意味で作った懺悔と感謝の歌。マリアはそんな歌の内容と、知らず人を傷つけてしまう自分を重ね合わせている。この歌は父ジョンにも関係する。あんなと共に歌った「よろこびの歌」は第九を日本語訳したもの。目黒と初めて一緒に演奏する「アヴェ・マリア」は聖母マリアを賛美した歌で、いろんな作曲者によって作られている。
合唱コンクール編
1?4巻 マリアが十塚学園に転入してから、クラスという集団での人間関係の変化が中心となる。イジメから始まり、合唱コンクールを通してクラスメイトと打ち解けるまでが話の大筋。合唱コンクールでは「アメイジング・グレイス」を歌う。
あんな編
5?7巻(8巻1話目まで) マリアのカトリアでの親友、申利あんなが登場する。マリアとあんなの関係を中心に、かつてのカトリアでの事件やマリアの生い立ちが明かされる。あんなと歌った「よろこびの歌」が鍵となる。
クロス編
8?12巻 黒須申太郎、マリアの父ジョン・クロスが登場。恋愛の展開、マリアの過去探し、父との和解が中心。目黒とマリアが恋人同士になる。目黒と演奏した「アヴェ・マリア」が絡む。また父ジョンとの和解には1巻からのテーマであったアメイジング・グレイスが絡む。
ラブソング編
13巻 完結巻。それぞれの視点からマリアが語られる。ラブリー変換のまとめ。
登場人物

キャストは「声」がVOMIC版、「演」が配信ドラマ版。主人公以外の主要キャラクター全員の名前に「申」または「由」などのマリアの持つ「クロス」と同じ形の漢字もしくは部首が使われている。
可愛 マリア(かわい マリア)
声 - 桑島法子 / 演 - 浅川梨奈本作の主人公。身長170センチメートル位。性別を問わず認められる、美しすぎる容姿の持ち主で、非常に歌がうまい。髪は赤みがかった茶髪。思ったままを言葉にし、それが核心をついている為、まるで悪魔の様だと周囲から敵視される。ただし、一般的なぶりっ子とは異なる。見た目とは逆でフワフワなフリルや白いもの、甘いものが好き。絵は下手。昼食の時間にアイスクリーム1個で済ませるほど小食。殴ったシスターにもらったケルト十字をいつもつけている。とある事件で聖カトリア女子を退学になり十塚学園に転校してきた。目黒がファーストキスの相手で、次第に目黒に惹かれていき告白するが(実は両思いにも拘らず)振られてしまう。基本的に恋愛に関しては鈍感だが、目黒の不器用な優しさには敏感で、その度に惚れ直してしまっている模様。優介や友世ら、転校後に初めてできた本当の友達の優しさには弱く、たまに涙ぐむようにも。彼女が変えた友人達によって自身にも変化が現れ始めている。若くして亡くなった母親のことで大きなトラウマを抱えており、「離さない」という言葉に過剰に怯えてしまう脆い一面がある。あんなに執着していたのはおそらく母親の面影とどこか似通った面があったかららしい。根が素直かつ天然なので、自分に想いを寄せているはずの申太郎に対しても好きな人(目黒)のどこが好きなのかを力説してしまったり、素で惚気ていたりすることも多い。作者曰く聖書に出てくるマグダラのマリアのイメージらしい。
神田 優介(かんだ ゆうすけ)
声 - 鈴木達央 / 演 - 奥野壮マリアのクラスメイトで男女ともに好かれ人気がある。身長179センチメートル。マリアに「ラブリー変換」という対人関係が上手く行く方法を教えた。人当たりが良く「優しくする」という事にとらわれているが、自分の事を「いい人」だとは思っていなかった。しかしマリアによって徐々に変わりつつある。お寺の息子だが、金髪(染めている)にピアスと派手。敵を作りやすい彼女をフォローし、折に触れて元気付ける。普段表には出さないが、冷静で人を見る目があり、非常に淡白な一面もある。マリアのことが好きで、何度か冗談半分に告白もしている。彼女を元気づけるためにそうした「優しい嘘」を付くことも厭わないが、それが仇となっていざ本気で告白をしようにもなかなかチャンスに恵まれていない。マリアにとってその人柄の良さは憧れであり、恋愛においても見返りを期待せずに常に彼女のために行動するなど紳士的である。全てひっくるめて、マリアから文句なしに「優しい」と言われる数少ない人物。
目黒 伸(めぐろ しん)
声 - 諏訪部順一 / 演 - 飯島寛騎、少年期 - 細野涼聖マリアのクラスメイトで優介に「めぐ」と呼ばれている。身長183センチメートル。優介と対照的に愛想が無いが実は面倒見がよく、不器用な人を放っておけない。マリアの事をかなり早くから堕ちるように好きになるが、今ひとつ押しは弱い。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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