悪人_(小説)
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悪人
著者
吉田修一
発行日2007年4月6日
発行元朝日新聞出版
日本
言語日本語
形態四六判上製本
ページ数424
公式サイトhttps://publications.asahi.com/
コードISBN 978-4-02-250272-8

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『悪人』(あくにん)は日本小説家吉田修一長編小説。またそれを原作とした実写映画、舞台作品。
概要

本作は、2006年3月24日から2007年1月29日まで『朝日新聞』にて連載され、2007年朝日新聞社より出版された。2010年11月時点で朝日文庫版が210万部を突破している[1]

第61回毎日出版文化賞と第34回大佛次郎賞をダブル受賞。2008年本屋大賞第4位。

2010年7月7日には束芋による絵本版が出版。同年9月11日妻夫木聡が主演で実写映画が公開された。

同年8月、フィリップ・ガブリエル翻訳による英訳版『Villain』が出版された[2]
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2018年4月)(使い方

保険外交員女性・石橋佳乃が土木作業員・清水祐一に殺された。清水は別の女性・馬込光代を連れ、逃避行をする。

なぜ、事件が起きたのか?事件当初、容疑者は裕福な大学生・増尾圭吾だったが、拘束された増尾の供述と新たな証言者から、容疑の焦点は清水に絞られる事になる。
登場人物

この節の加筆が望まれています。


清水祐一

馬込光代

石橋佳乃

映画

悪人
Villain
監督
李相日
脚本吉田修一
李相日
原作吉田修一
製作島谷能成
服部洋
町田智子
北川直樹
宮路敬久
堀義貴
畠中達郎
喜多埜裕明
大宮敏靖
宇留間和基
出演者妻夫木聡
深津絵里
音楽久石譲
主題歌福原美穂「Your Story」
撮影笠松則通
編集今井剛
製作会社東宝映像制作部
配給東宝
公開 2010年9月11日
上映時間139分
製作国 日本
言語日本語
興行収入19.8億円[3]
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『悪人』(あくにん、あくんちゅ、Akunin、Villain)は、李相日監督によるヒューマンミステリードラマ。2010年9月11日に全国東宝系列で公開。
解説

モントリオール世界映画祭ワールド・コンベンション部門に正式出品され、深津絵里が最優秀女優賞を受賞。

2009年11月にクランクイン。ロケは福岡佐賀長崎の九州3県に渡り行われ、2010年9月1日には映画PRのため福岡市吉田宏市長、佐賀市秀島敏行市長、平戸市黒田成彦市長を表敬訪問している[4]

作中の後半で祐一と光代が訪れる灯台のシーンのロケ地として使われたのは、五島市にある大瀬崎灯台[5]

テーマは「人間の本質は善と悪」。刺激的な性描写から映倫区分はPG12指定された。

2010年8月25日にドキュメントDVD『妻夫木聡が悪人だったあの二ヶ月』が発売。9月4日以降には映画公開記念特番『妻夫木聡が語る「悪人」の全て』が放送。

全国231スクリーンで公開され、2010年9月11,12日初日2日間で興収2億4,624万2,900円、動員は19万1,296人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第2位となった[6]。また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第4位になり、モントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞した直後の公開の効果もあり、客層は男女比34:66で20代女性客が特に多かった。

香港マカオ台湾での日本国外公開が決定しており、韓国などからも申し込みが来ている[7]

あらすじ(映画)

2009年12月のある日、三瀬峠福岡市?佐賀市)の橋の下から若い女・石橋佳乃の遺体が見つかり、数日後恋人とされる大学生・増尾圭吾に殺人の容疑がかかる。佳乃の父・石橋佳男は警察からの連絡で遺体確認に訪れると、刑事に失踪中の増尾を早く見つけて逮捕するよう涙ながらに懇願する。クリスマスを迎える頃長崎県で暮らす清水祐一は、ニュースを見た祖母から夕食時に佳乃の事件について聞かされ気持ちが悪くなる。祐一が気分を落ち着かせるため独りになった所、ケータイに以前出会い系でメールをやり取りした女性・馬込光代から一通のメールが届く。

地元佐賀県で祐一と会う約束をした光代はデートに胸を弾ませるが、当日会ってすぐホテルに誘われ戸惑いながらも男女の関係を持つ。2人で食事に行くつもりだった光代は、その場で金を渡そうとする祐一にショックを受けて「笑うかもしれないけど私は本気で出会いを求めていた」と帰ってしまう。別の日石橋は刑事から、逃げていた増尾を確保し任意で取調べをした所、真犯人が別にいることが告げられる。あの日の夜、佳乃は増尾の車で峠へ向かうが山中でケンカになり彼に車外に蹴り出された後、何者かに殺されたのだった。

再び佐賀を訪れて光代に会った祐一は、自身も本気で出会いを求めていたが一般的な交際の仕方を知らず失礼な振舞いしたことを謝罪する。光代を自宅に送った祐一は長崎に帰るはずが、祖母からの連絡で自宅に警察が来ていることに気づき、急遽引き返して彼女を車に乗せて走り出す。翌日祐一は、出会い系で知り合った佳乃という女と数日前にトラブルになり、嘘のレイプ被害で警察に行こうとする彼女を絞殺したことを光代に打ち明ける。

祐一に出会えて女としての幸せをようやく手に入れられると思っていた光代は、自首しようとする彼を引き止め2人で逃げることを決意する。祐一が殺人犯として指名手配された後2人は車を乗り捨てて逃避行し、とある灯台にたどり着くと空き家となった灯台守の小屋で過ごし始める。一方石橋は殺人容疑が晴れて釈放された増尾に会いに福岡を訪れ、あの夜佳乃にしたひどい仕打ちを謝るよう迫るが突き倒されてしまう。その後石橋は、反省の色を見せず娘の事件をネタに仲間と談笑する増尾の前に現れ、隠し持っていたレンチを振り上げる。


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