恐竜大戦争アイゼンボーグ
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.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}円谷恐竜三部作 > 恐竜大戦争アイゼンボーグ

『恐竜大戦争アイゼンボーグ』(きょうりゅうだいせんそうアイゼンボーグ)は、1977年10月7日から1978年6月30日まで東京12チャンネル(現:テレビ東京)で毎週金曜19:30 - 20:00に放送された特撮アニメ番組である。円谷プロダクション制作。全39話。
概要

恐竜探険隊ボーンフリー』『恐竜戦隊コセイドン』と合わせて「円谷恐竜三部作」と称されるシリーズ作の第2作。第1作の『ボーンフリー』と同様、キャラクター部分はアニメ、恐竜や巨大ヒーローの活躍場面は特撮実写で製作された。企画は前作の続編として円谷プロダクションと旭通信社との間で企画されていた[1]が、広告代理店が東急エージェンシーに代わり、放送局もNETから東京12チャンネルに移動した[1][2]

前作『ボーンフリー』では恐竜の保護を中心としたことで戦闘描写をしづらくなった反省[1]から、恐竜を人類の敵として描き、それに対して主人公のアイゼンボーグ率いるD戦隊が立ち向かうという設定となっている[1][2][3]。また、特撮も前作でスケジュールを圧迫していたモデルアニメーションから着ぐるみを中心としたものになった[2]

本作品企画当初は主役が男女によるコンビという設定は無かったが、タイトルを付ける時にトミーの高橋靖男がまずドイツ語を意味する「eisen(アイゼン)」から「アイゼンボーグ」のタイトルを決め、そこから主人公の二人の名を「愛」と「善」にし、兄妹のキャラクター設定を作っていった[4]

立花兄妹は合体(アイゼンクロス)することにより戦闘形態である「アイゼンボーグマン(劇中では未呼称)」となり、その際のエネルギーによりアイゼンI号は超戦闘マシン・アイゼンボーグ号に変形する。だが、視聴率不振[5]などのため、第18話からはテコ入れとして愛の超能力でアイゼンボーグマンとアイゼンボーグ号が合体し、男女2人の合体によって巨大ヒーロー「アイゼンボー」が登場する。敵についても、「恐竜軍団を率いる恐竜の長」から、「怪獣を使い地上を侵略しようとする恐竜魔王」への交代といった路線変更がなされている[5][6]

ドラマ性に関しては、当初は主人公の愛と善の2人の兄妹愛を軸に比較的シリアスなストーリーを展開していたが、番組後半からコメディ色が強くなり、唐突にピンク・レディーの「UFO」の曲にあわせて恐竜が踊るというお遊び的なシーンが入る話(第19話)や、敵側の視点から徹底したコメディとして作られた第30話のようなエピソードもみられた[3]。その一方、シリーズを通して恐竜帝王ウルルや恐竜魔王ゴッテス、調教師ソビーナによってやむを得ず地上侵略を行う恐竜の悲劇を描いたシリアスなドラマも描かれた(第6話など)。鳥居博士の知り合いの映画監督が自らの撮影所(東宝撮影所がモデル)でD部隊をモチーフにした特撮映画を撮影するメタフィクション的な話もあった(第37話)。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}超能力者の温和な博士が実は花畑で暴走族に娘をひき逃げされ、その悲しみに囚われ知らない間に恨みや怒りが超能力怪獣を生みそれを恐竜軍団に漬け込まれたという36話のストーリーは、1年後の『ウルトラマン80』の妄想ウルトラセブンのストーリーに取り入れられた(こちらで暴走族にひき逃げされたのは小学生の少年である)。[要出典]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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