恋愛ラボ
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恋愛ラボ
LOVE LAB
ジャンル
4コマ漫画学園恋愛
漫画
作者宮原るり
出版社芳文社
掲載誌まんがホーム(終了)
コミックエール!(終了)
まんがタイムスペシャル(終了)
まんがタイム(終了)
レーベルまんがタイムコミックス
発表号2006年11月号(まんがホーム) -
2019年12月号(まんがタイムスペシャル)
巻数全15巻
ドラマCD
制作フロンティアワークス
脚本白瀧由裕
演出関根奈美
販売元フロンティアワークス
発売日2009年12月23日
レイティング指定なし
枚数1枚
アニメ
原作宮原るり
監督太田雅彦
シリーズ構成あおしまたかし
キャラクターデザイン中島千明
音楽三澤康広
アニメーション制作動画工房
製作アニプレックス、芳文社、AT-X
電通ムービック、動画工房、MBS
放送局#放送局参照
放送期間2013年7月 - 9月
話数全13話
ラジオ:恋愛ラボRADIO
放送期間2013年6月16日 - 2014年3月30日
放送局MROぎふチャンRBCiラジオ
放送時間30分
放送回数全42回+特別編
パーソナリティ沼倉愛美赤ア千夏
その他HiBiKi Radio Stationにおいてネット配信
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『恋愛ラボ』(ラブラボ[注 1])は、宮原るりによる日本4コマ漫画作品。タイトルロゴには「LOVE LAB」という英字表記が併記されている。

単行本全15巻。また、2009年12月23日にフロンティアワークスからドラマCDが発売され、2013年7月から9月までMBSアニメイズム』ほかでテレビアニメが放送された。
概要

世間で「お嬢様学校」と呼ばれる名門校「私立藤崎女子中学」(略称:藤女)の生徒会執行部は、会長の意向により「恋愛を研究する」場でもあった。後に『恋愛ラボ』(ラボ=laboratry:研究所)と呼ばれるようになる「恋に恋する乙女たち」生徒会メンバーの恋愛研究とその実践ぶりをコミカルに描く。

まんがホーム』(芳文社)にて2006年11月号にゲスト掲載された後、翌12月号から2010年9月号まで連載。同社の『コミックエール!(『まんがタイムきららキャラット』増刊)にもVol.1(2007年5月発売号)ゲストの後、Vol.6(2008年5月発売号)よりVol.12(2009年5月発売号)まで連載されていたが、同誌の休刊により『まんがタイムスペシャル』に移籍[1]し、2009年10月号から2019年12月号まで連載(2010年2 - 3月号休載、同4月号 - 8月号は隔月連載、同10月号より毎月連載)。他に、『まんがタイムオリジナル』『まんがタイム』でのゲスト掲載歴、『まんがタイムコレクション』での描き下ろしがあり、『まんがホーム』でも連載終了後の2010年10月号・11月号に「特別編」が掲載された。なお、『まんがタイム』では2013年1月号より11月号まで集中連載(ストーリー形式であるが、同年5月号は通常の4コマ形式)が行なわれた。同作者の別作品『みそララ』と世界観を共有しており、登場人物に関係者などがいる。この他、一部登場人物は宮原が『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)にて連載している『僕らはみんな河合荘』の同誌2013年10月号掲載分にコラボ作のゲストとして、また逆に『河合荘』の人物が『まんがタイムスペシャル』2014年6月号でのコラボ作にそれぞれ登場している。

2誌並行連載中は、『まんがホーム』と『コミックエール!』(→『まんがタイムスペシャル』)ではそれぞれ展開の中心となるテーマが異なっており、前者が生徒会メンバー内のやりとりを中心とした「研究編」であるのに対して後者はリコの通う塾の生徒を中心とした男女のラブコメの要素が強く、「実践編」と呼ばれていた。『スペシャル』単独掲載になってからしばらくは前半が「研究編」、後半が「実践編」というような形態を取っていたが、それ以降は2つのストーリーを一本化している。

本編は概ね4コマ漫画の形態だが、「特別編」などはストーリー型式を取っている。

開始前のプロットでは「商業高校の部活動を舞台に『恋愛研究』をする作品」を予定していたが、当時似たような設定の別作者の漫画が連載を開始したためこれを練り直し、「中学校&世間から隔離されたお嬢様学校で妄想が飛躍していた方がギャグ漫画として面白い」という理由で現在の形となった[2]
登場人物

声優はドラマCD / テレビアニメの順。声優が1人だけの表記の場合は、テレビアニメ版のみの登場であることを示す。
藤女生徒会執行部メンバー
倉橋 莉子(くらはし りこ)
声 -
釘宮理恵 / 沼倉愛美通称「リコ」。本作の主人公。2年3組の女子生徒。生徒会会長補佐。4月3日生まれ。身長155cm。血液型はO型。座右の銘「なせばなる!」[3]。公立の小学校出身。奇人変人ばかりの生徒会執行部内では一番の常識人。小学5年まで男子に混じってサッカークラブに所属するなど、運動神経は抜群。一方で中学受験で藤女に入学したわりに勉強は苦手。特に数学は絶望的で、計算に手の指を駆使するほど。料理も苦手で、マキの指導を受ける以前に作ったクッキーの出来栄えは「石?」(サヨ)「発掘したばかりの化石」(マキ)「クッキーという名の石炭」(レン)とまで言われるほど。性格は男勝りかつ男前で、意地っ張りで見栄っ張りで負けず嫌い、加えて人の期待を裏切れない性格。御転婆キャラ。他の生徒からは、裏で「ワイルドの君」という「男キャラ」のあだ名で呼ばれて憧れの的となっているが、本人は自分のワイルドな性格を気に入っている訳でなく、学内で(女生徒からの)匿名ラブレターを受け取ったときにはショックを受け、ショートだった髪を伸ばしている。また髪留めのゴムもそのデザインを毎回変えている。当初は「ワイルドの君」が自分につけられた呼称だと気づかず、むしろつけられている人物を哀れんでいたのだが、後にナナから「ワイルドの君」がリコ自身であることをバラされて大きなショックを受けた。一時期は「盛り髪」での登場が多かった。生徒会長のマキが「恋愛の練習」と称し、抱き枕のダッキーを抱えてキスの練習をしていた所を目撃したことがきっかけでマキと知り合い、「『会長補佐』という名目だけで何もしなくていい」という条件付きで生徒会役員に加えられる。当初サヨ以外のメンバーには「モテモテで恋愛経験豊富」な「恋愛の達人」と思われていたが、実際には男勝りな性格が災いしてか失恋の連続で恋愛経験はなく、それを隠して漫画などで得た妄想上の恋愛指南をしては自分の首を絞めるような展開が続き、リコが恋愛下手なのを見抜いていたサヨにいじられたり真面目に忠告された際も負けず嫌いな性格が悪い方向に作用して否定したり誤魔化したり聞く耳を持たなかった。そのうち自己嫌悪に陥ることも多くなり、一連の嘘を謝罪しようとするも、意地っ張りの見栄っ張りな性格が邪魔をしてタイミングを失い、ついに他人の口から事実がマキにバレ、とうとう嘘をつき続けることも誤魔化すことも不可能な状況に陥ってしまう。最終的にマキが初期のころ、彼と知り合うきっかけのために作った住所入りハンカチを手掛かりにマキの家へ行き、そこでマキに一連の嘘を謝罪。マキはこれを受け入れ、後に他のメンバーも謝罪をして受け入れられている[注 2]。幼馴染みのナギに対しては、かつて告白され振った相手であるにもかかわらず、母親の話と昔のアルバムを見るまで名前すら忘れていた[注 3]。最初はそのことに罪悪感を抱いていたが、その後のナギがムキになって言った一言に腹をたててしまい、互いに良くない印象を抱いてしまう。しかし、窮地に陥ったときに助けてくれたことや、彼のやさしい面を見ていく内に徐々に異性として意識していき、生徒会交流会での一件で自分はナギのことを好きなのだと自覚する。その後は生徒会メンバーの協力を経て積極的にアピールをするようになり、お互いの絆を徐々に取り戻してきた。そして合同文化祭においてかつての告白に気づけなかったことを謝罪するとともに「ヒデエ告白」(本人談)を敢行、結果的に形振り構う必要がなくなったと開き直ることができ、積極的に感情を伝えるようになった。後にナギが生徒会長になったことを知り、(学校間交流等で会う機会を増やすために)「今度はちゃんとした形で生徒会役員になる」ことを目標にした。自宅は『みそララ』の主な舞台であるマース企画の近くにあり、藤女にはバスで通っている。
乙女リコ
自身が「ワイルドの君」などと女性に似つかわしくない男キャラ扱いされていたことに加え、自分の心情を理解してもらえなかったナナから指摘されたことにショックを受けたリコが意図的に演じて作り上げたエセ乙女(=ぶりっ子)キャラ。別名「マイルドの君」。登場時には、いきなりの変貌により、生徒会を大混乱させた。髪の両サイドをリボンのついたゴム紐で縛っている[注 4]。手を挙げるときは力を加えずに脱力した状態で擬音を叫ぶなどリコにとって理想の(客観的には間違った意味での)「乙女」な行動をとり[注 5]、あまりの違和感によって生徒会、特にサヨに悪寒を味わわせる。本人が言うには、これらの口調や仕草は恋愛研究時のマキをそのまま真似たものであるため、研究中の自分の姿を客観的かつ強制的に見せられたマキもショックを受けた。マキオ(後述)の激甘セリフで口説かれるという憂き目の果てに一度は封印されたものの、ナギから「清楚に振舞うマキ」に好印象を持つという話を聞いてその封印は再び解かれてしまった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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