恋する女たち_(1969年の映画)
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恋する女たち
Women in Love
監督
ケン・ラッセル
脚本ラリー・クレイマー(英語版)
原作D・H・ローレンス
『恋する女たち(英語版)』
製作ラリー・クレイマー
出演者

アラン・ベイツ

オリヴァー・リード

グレンダ・ジャクソン

ジェニー・リンデン(英語版)

音楽ジョルジュ・ドルリュー
撮影ビリー・ウィリアムズ
編集マイケル・ブラッドセル
製作会社ブランディワイン・プロダクションズ(英語版)
配給ユナイテッド・アーティスツ
公開

1969年9月

1970年5月9日

上映時間131分
製作国 イギリス
言語

英語

ドイツ語

製作費$1,600,000[1]
興行収入 $4,500,000[1]
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『恋する女たち』(こいするおんなたち、Women in Love)は1969年イギリス恋愛ドラマ映画。監督はケン・ラッセル、出演はアラン・ベイツオリヴァー・リードグレンダ・ジャクソン、ジェニー・リンデン(英語版)など。D・H・ローレンス1920年の同名小説(英語版)を原作とし、2組の男女の愛のあり方を描いている。

第43回アカデミー賞ではグレンダ・ジャクソンが主演女優賞を受賞した[2]

アラン・ベイツとオリヴァー・リードの裸のレスリングのシーンがよく知られており、多くの人にとってメジャー映画で男性のフルヌードが初めて披露された場面とされている[3]

日本では1970年の劇場公開後、1990年VHSビデオが発売された[4]が、2022年10月時点でDVD/ブルーレイは発売されておらず、またネット配信もされていない[5]
ストーリー

映画の舞台は1920年、ミッドランズ地方(英語版)の鉱山町ベルドーバー。アーシュラとグドルンのブラングウェン姉妹は、町の裕福な鉱山主トーマス・クライチの娘ローラと海軍士官ティビー・ラプトンの結婚式に向かう途中、結婚について語り合う。村の教会で、姉妹は披露宴に出席している特定の人物、グドルンはローラの兄ジェラルドに、アーシュラはジェラルドの親友ルパート・バーキンに、それぞれ心を奪われる。アーシュラは学校の教師で、ルパートは視学官である。彼女は、彼が自分の教室を訪れ、植物学の授業を中断して、尾状花序の性的性質について対話したことを思い出す。

その後4人は、ルパートとの恋人関係が破綻しつつある裕福な女性ハーマイオニー・ロディスの屋敷で開かれたハウス・パーティで顔を合わせる。ハーマイオニーが客への余興として「ロシア・バレエ風」のダンスを始めると、ルパートは彼女の気取りぶりに我慢できなくなり、ピアニストにラグタイムを弾くように言う。すると出席者がみな自然と踊り出し、ハーマイオニーは憤慨してその場から出ていく。ルパートが彼女を追って隣の部屋に行くと、彼女はガラスの文鎮で彼の頭を殴りつけ、彼はよろめきながら外に出て行く。そして彼は服を脱ぎ捨て、全裸で森の中をさまよい歩く。後日、クライチ家で毎年行われ、町のほとんどの人が招待されるピクニックで、アーシュラとグドルンは人けのない場所を見つけると、グドルンはハイランド牛の群れの前で踊り出し、アーシュラは「アイム・フォーエヴァー・ブローイング・バブルス(英語版)」を歌い始める。その場にジェラルドとルパートが現れると、ジェラルドはグドルンの行動を「ありえない、ばかばかしい」と言いつつも、彼女を愛していると告げる。「そういう言い方もあるわね」と彼女は答える。アーシュラとルパートは死と愛について語り合いながらその場を離れて歩いていき、2人は森の中で愛し合う。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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