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出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2016年8月)
言葉を濁した曖昧な記述になっています。(2016年8月)
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怪獣(かいじゅう、英: Kaiju, monstrous beast)とは、正体不明の生物、怪物のことを指す言葉である。ネッシーのような未確認動物 (UMA) を指す場合もある。類似ジャンルに「怪人」がある。 「怪獣」の語は中国で編纂された『山海経』で初めて現れる。同書は中国古代の戦国時代から秦代・漢代(紀元前4世紀?3世紀頃)にかけて段階的にまとめられた。同書には、伝説的な妖怪・神の類いが数多くまとめられており、「怪獣」も妖怪の類いを指す単語であった。また、前漢代の文章家・司馬相如の詩にも「怪獣」の語がある(『史記』司馬相如列伝)。 日本の場合は、阿部正信(※文化年間に駿府加番を務めている)が1843年(天保14年)に編纂した駿河国風土記『駿國雑志』の巻第24下に所収の「怪異」の章の中に「狒々」の項目が有り「此怪獣は常に木皮と篠を好て喰へり」という説明文に怪獣という単語が使われている[1]。また巻第25に「怪獣」という項目があり、有度郡小鹿村(現在の静岡市駿河区小鹿)の山中で村人に捕えられた「翼を持った猿のような動物」についての記載がある[2][3]。 1954年(昭和29年)には『ゴジラ』が公開された。『ゴジラ』のヒットは日本においては怪獣映画というジャンル自体に成長し、その中でさまざまな怪獣が創造された。今日の日本ではこれら怪獣映画などのフィクション作品に登場する巨大な生物を指す場合が多い。 一方で、怪獣映画に通じる古代の巨大生物が近代都市に出現するという構図は、たとえば1886年のカミーユ・フラマリオンによる『人類誕生以前の世界』の挿絵の時点で存在していた[4]。
歴史
年表1921年の『Pet』には、巨大生物が都市を攻撃するという構図が導入されている。『キング・コング』にも影響を与えた『ロスト・ワールド』(1925年)では、すでに古代の恐竜型生物が都市で暴れるという構図が用いられている。キングコング(1933年)氷河の古代怪獣(1942年) - 古代の怪獣が近代都市を襲うという構図を描いた初期の作品の一つであり、ゴジラとの類似性も指摘されている[5]。原子怪獣現わる(1953年)ゴジラ(1954年)地球へ2千万マイル(1957年)大怪獣ガメラ(1965年)
中国古代 - 熟語「怪獣」の初出 / 『山海経』に記載あり[6]。長期に亘る同書の編纂時期のうち、いつ頃に記載されたものかは不明で、早ければ戦国時代、遅ければ3世紀頃(漢代)と考えられる。当時の「怪獣」は妖怪の類いを指した。
前漢代 - 司馬相如の詩に「怪獣」の語がある(『史記』司馬相如列伝[7])。
1794年(寛政6年) - 日本における熟語「怪獣」の初出[8] / 太田玩鴎
1843年(天保14年) - 阿部正信が「怪獣」について言及。
1933年(昭和8年)3月2日 - アメリカ製特撮怪物映画『キング・コング』の封切り。日本では同年9月14日に公開。
1953年(昭和28年)6月13日 - アメリカ製の怪獣映画『原子怪獣現わる』がアメリカで公開される。
日本では『原子怪獣現わる』という邦題で1954年12月22日に公開。主役の恐竜型モンスター「リドサウルス」は作中でも「怪獣」と訳された。
1954年(昭和29年)11月3日 - 日本初の怪獣映画の封切り / 日本製怪獣映画『ゴジラ』が封切られる。ゴジラは、日本初の怪獣で、日本初の爬虫類系怪獣。現代日本語でいうところの「怪獣」の、これが最初の確定的使用例である可能性が高い。
1955年(昭和30年)4月24日 - 日本初の対戦型の怪獣映画の封切り / 日本製怪獣映画『ゴジラの逆襲』の封切り。明確に「怪獣」と定義し得る者同士(ゴジラとアンギラス)の対戦がある作品としては世界初。
1956年(昭和31年)12月26日 - 日本製怪獣映画『空の大怪獣ラドン』の封切り / ラドンが日本初の飛翔性怪獣として登場。メガヌロンが日本初の節足動物系怪獣として登場。
1957年
6月 - アメリカ製SF映画『地球へ2千万マイル』の封切り / 登場する怪獣は、怪物「イーマ」。イーマは世界初・米国初の宇宙怪獣とも言える。
12月28日 - 日本製特撮SF映画『地球防衛軍』の封切り / モゲラが日本初のロボット怪獣として登場。
1959年3月3日 - イギリス製怪獣映画『海獣ビヒモス』の封切り。
1961年(昭和36年)7月30日 - 日本製怪獣映画『モスラ』の封切り / これをもって「東宝三大怪獣」と呼ばれるゴジラ・ラドン・モスラが出揃う。