怪獣王ゴジラ_(映画)
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怪獣王ゴジラ
Godzilla, King of the Monsters![1][2]
日本公開版ポスター
監督

テリー・O・モース(英語版)

本多猪四郎

脚本

村田武雄

本多猪四郎

テリー・O・モース(ノンクレジット)[3]

原作香山滋
製作

田中友幸

リチャード・ケイ(英語版)(ノンクレジット)

ハロルド・ロス(ノンクレジット)

エドワード・バリソン(ノンクレジット)

製作総指揮

ジョーゼフ・E・レヴィーン

テリー・ターナー

エド・バリソン

出演者レイモンド・バー
撮影

平泰陳

ガイ・ロー

編集テリー・O・モース
製作会社

東宝

ジュエル・エンタープライズ

配給

トランス・ワールド・リリーシング・コーポレーション(西海岸)、エンバシー・ピクチャーズ(英語版)(東海岸

東宝

公開

1956年4月27日[2]

1957年5月29日[2]

上映時間80分[出典 1]
製作国

日本

アメリカ合衆国

言語

日本語

英語

製作費$125,000
興行収入 $2,000,000[5][6]
次作ゴジラ1985
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『怪獣王ゴジラ』(かいじゅうおうゴジラ、Godzilla, King of the Monsters!)は、1956年怪獣映画。モノクロ、シネマスコープ[2]

1954年公開の日本映画『ゴジラ』をアメリカ合衆国で再編集したもので[出典 2]、一般的に「アメリカナイズ作品」と呼ばれている[10][11]。日米合作映画として扱われており[9]、オリジナル映像は東宝、追加シーンはジュエル・エンタープライズが製作している。テリー・O・モース(英語版)と本多猪四郎が監督としてクレジットされている。主要キャストはレイモンド・バー、フランク岩永、宝田明河内桃子平田昭彦志村喬で、ゴジラ役(スーツアクター)として中島春雄手塚勝巳が出演している。本作品では「アメリカ人記者が巨大怪獣ゴジラの日本襲来について取材する」という形で物語が進行する[1][9]

本作品はアメリカで興行的な成功を収め、アメリカ以外の国でも上映された。オリジナル版『ゴジラ』は海外市場では2004年まで未公開の状態だったため、『怪獣王ゴジラ』は日本国外の人々にゴジラの存在を披露する役割を果たした[12]
ストーリー

アメリカ人記者のスティーブ・マーティン[注釈 1]は負傷しながらも破壊された東京から生き延び、市民たちで埋め尽くされた病院に運び込まれる。病院にいた山根恵美子は知人のマーティンと出会い、彼のために医者を探しに向かう。そんな中、マーティンは東京を訪れた時に目の当たりにした不可解な船舶の炎上事故をフラッシュバックで思い出し、警備員トモと共に炎上事故の被害者が打ち上げられた大戸島に向かい、取材を通して島民たちは長年信じている海の神「ゴジラ」が炎上事故を引き起こしたと考えていることに気付く。その夜、大戸島に大嵐が上陸し、家屋が破壊され島民にも犠牲者が出てしまうが、島民たちは「ゴジラの仕業に違いない」と口にしていた。

マーティンは山根恭平博士が率いる調査チームに同行して再び大戸島を訪れ、そこで彼らは放射能が残る巨大な足跡と先史時代の三葉虫を発見する。半鐘が鳴るのを聞いた調査チームと島民たちは八幡山に登るが、頂上付近でゴジラに遭遇して下山する。東京に戻った山根博士はゴジラについて、「身長400フィート(122メートル)で太平洋で繰り返された水爆実験によって眠りから目覚めた生物」と推測してゴジラの保護を訴えるが、防衛隊はゴジラを抹殺しようと爆雷攻撃を開始する。一方、東京に戻ったマーティンは古い友人の芹沢大助を食事に誘うが、彼は山根博士の娘で婚約者の恵美子との約束を理由に誘いを断る。

恵美子は芹沢と婚約していたが、南海サルベージKK所長の尾形秀人と相思相愛になっており、婚約の破棄を伝えようとしていた。芹沢博士は邸宅に招いた恵美子に極秘裏に進めている実験を見せ、彼女は実験結果に恐怖して悲鳴を上げる。恵美子は実験の秘密を守ることを芹沢に誓うが、婚約の破棄を躊躇い伝えることができなかった。東京に出現したゴジラは街や列車を破壊して東京湾に去っていく。翌朝、防衛隊は東京の海岸一帯の鉄塔に電流を流してゴジラを感電死させようと計画するが、夜に上陸したゴジラに鉄塔網を突破されてしまう。マーティンはゴジラの姿をテープレコーダーで記録していたが、ゴジラの攻撃に巻き込まれて負傷してしまう。

フラッシュバックが終了し、マーティンは恵美子と尾形がいる病院で目を覚ます。その後、恵美子と尾形は芹沢が実験していた酸素破壊剤オキシジェン・デストロイヤーをゴジラ抹殺のため使用することを依頼するが、断られてしまう。しかし、テレビ放送で東京の惨状を目の当たりにした芹沢は考えを改め、オキシジェン・デストロイヤーの使用を決意する。マーティンは芹沢、尾形、山根博士、恵美子と共に海上保安庁の巡視船で東京湾に向かい、ゴジラの居場所を突き止める。潜水服を着た芹沢と尾形は海中のゴジラに近付くが、芹沢は尾形だけを浮上させてオキシジェン・デストロイヤーを起動する。芹沢は無線で恵美子と尾形の幸福を願い、自ら命綱を切りオキシジェン・デストロイヤーの秘密と共に命を絶った。ゴジラはオキシジェン・デストロイヤーによって体を溶かされ、マーティンは芹沢の犠牲によって世界は「再び生きる」ことができると感じていた。
キャスト

スティーブ・マーティン -
レイモンド・バー

尾形秀人 - 宝田明

山根恵美子 - 河内桃子

芹沢大助 - 平田昭彦

山根恭平 - 志村喬

ジョージ・ローレンス - ミケル・コンラッド(英語版)

警備員トモ - フランク岩永

尾形秀人の声、芹沢大助の声 - ジェームズ・ホン[14]

山根恭平の声 - サミー・トン(英語版)[14]

ゴジラ - 中島春雄[15]手塚勝巳[15]

スタッフ

監督・脚本・監修編集 - テリー・O・モース
(英語版)[3][16]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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