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出典検索?: "怪獣墓場" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2016年7月)
怪獣墓場(かいじゅうはかば)は、ウルトラシリーズに登場する架空の地名。
主にウルトラ戦士によって倒された怪獣や宇宙人たちが眠る場所である。『ウルトラマン』第35話で初めて存在が語られた。 全容は明かされていないものの、その正体は宇宙のどこかにある定常的な空間の歪みとされている。 『ウルトラマン』第35話では科学特捜隊がジェットビートルで向かえる宇宙空間のうち、地球から高度数万メートルに位置する宙域「ウルトラゾーン」に存在している[1][2]が、後年の作品では多世界解釈における複数の宇宙に跨って存在しており、M78シリーズ以外のウルトラシリーズに登場する怪獣も流れ着いて眠っている[3]。流れ着くのは邪悪な怪獣だけとは限らず温厚な怪獣も含まれるうえ、例え地球などの惑星内で倒された怪獣であっても、最終的にその魂はこの怪獣墓場に流れ着く。また、流れ着くのは概念としての怪獣のみならず、宇宙人や人工物、果ては小惑星と、半ば宇宙の吹き溜まりと化している[3]。 なお、ここに眠る怪獣たちはあくまでも魂だけの存在とされるが、何らかの理由で肉体を取り戻して復活を果たすこともあるという。 基本的には、暗闇に無数の怪獣や宇宙人たち(上記の理由から半透明)が浮かびながら静かに眠っている空間として描かれる。そこでは計器類が正常に働かず、外部との通信も酷いノイズがかかって困難である。グレイブゲートと呼ばれる扉のほか、偶発的に起こるウルトラゾーンもまた怪獣墓場への入り口となりえる。 2009年発売のオリジナルビデオ『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』と、同年公開の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で初めて本格的に内部が描写され、グレイブゲートなどの設定が明かされた。美術デザインは後藤正行による[4]。
概要
内部
グレイブゲート[3]
『ゴーストリバース』および『ウルトラ銀河伝説』に登場。60万年以上前、何者かが造ったと言われる謎の扉。3つの輪が組み合わさったような不可思議なデザインをしており、唯一の恒常的出入り口である。
浮遊大陸[3]
『ゴーストリバース』および『ウルトラ銀河伝説』に登場。一際広い空間に浮いている大地。足場はきわめて広大で、その内部にも幾千幾万の魂が眠っている。ゴーストリバース事件の舞台となったほか、ウルトラマンベリアルとの最終決戦の地ともなった。なお、『ウルトラ銀河伝説』ではZAPクルーが生身で降り立っていることから、地表には地球上と同様の大気が存在していることがうかがえる。
プロデューサーの岡部淳也は、怪獣墓場自体は惑星ではないが地面がないと物語が成立しないため、浮遊大陸を設定したことを述べている[5]。
炎の谷