怪物はささやく
A Monster Calls
監督フアン・アントニオ・バヨナ
原作『怪物はささやく
『怪物はささやく』(かいぶつはささやく、A Monster Calls)は、2016年のスペイン・アメリカ合衆国のダーク・ファンタジー・ドラマ映画。監督はフアン・アントニオ・バヨナ。原作は英国史上初のカーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞のW受賞を果たしたパトリック・ネスの『怪物はささやく(英語版)』であり、映画の脚本もネスが担当した。母親とふたりで暮らしている12歳の少年コナーのもとに怪物が現れ、隠している“真実”を語れと迫る模様を描く。出演はシガニー・ウィーバー、フェリシティ・ジョーンズ、トビー・ケベル、ルイス・マクドゥーガル(英語版)、リーアム・ニーソン。
2016年9月10日にトロント国際映画祭でプレミア上映された。2016年10月7日にスペインで、2017年1月1日にイギリスで一般劇場公開された。アメリカ合衆国では2016年12月23日に先行上映が開始され、2017年1月6日に拡大公開された。主題、演出、演技、視覚効果などで称賛され、好意的な批評を受けている。製作費は4300万ドルであり、全世界の興行収入は4720万ドルだった[4]。 怪物役のリーアム・ニーソンは声とモーションピクチャーのみの出演である[5]。 ※括弧内は日本語吹替 フォーカス・フィーチャーズは2014年3月に『怪物はささやく
キャスト
コナー・オマリー - ルイス・マクドゥーガル
孤独な少年[6]。
クレイトン婦人 - シガニー・ウィーバー(塩田朋子): コナーの祖母
エリザベス・クレイトン - フェリシティ・ジョーンズ(実川貴美子): コナーの母
リアム・オマリー - トビー・ケベル(森宮隆): コナーの父
怪物 - リーアム・ニーソン(石塚運昇)
木の怪物。
5歳のコナー - マックス・ゴールズ
ハリー - ジェイムズ・メルヴィル: いじめっ子
校長 - ジェラルディン・チャップリン
製作
撮影前
2014年4月23日にはフェリシティ・ジョーンズが母親役でキャストに加わった[9]。5月8日にはリーアム・ニーソンが怪物の声役でキャストに加わった[10]。8月18日にはシガニー・ウィーバーが祖母役でキャストに加わり[11]、8月19日にはトビー・ケベルが父親役でキャストに加わった[12]。9月3日、脚本家のネスは主役がルイス・マクドゥーガル(英語版)になるとツイートした[13]。9月30日にはジェラルディン・チャップリンもキャストに加わった[14]。 2014年9月30日に[15]スペインとイギリスで[14][16]主要撮影が開始された。10月9日にはランカシャー州プレストンなどでの撮影が開始された[17]。怪物の声を担当したニーソンは、主要撮影の過程には加わらず、マクドゥーガルと一緒に室内でモーションキャプチャーの演技を行った[18]。 アメリカ合衆国ではもともと2016年10月に公開される予定だったが[19][20]、『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(トム・クルーズ主演)、『タイラー・ペリーの出たぞ?! マデアのハロウィン』(コメディホラー映画)、『ウィジャ ビギニング ?呪い襲い殺す?』(ホラー映画)、『Mr.&Mrs. スパイ』との競合を避けるために公開が遅らせられた。
撮影
公開