怪僧ラスプーチン_(1932年の映画)
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怪僧ラスプーチン
Rasputin and the Empress
監督
ルイシャルト・ボレスワフスキ
脚本チャールズ・マッカーサー
製作

Bernard H. Hyman

アーヴィング・タルバーグ

出演者

ジョン・バリモア

エセル・バリモア

ライオネル・バリモア

ラルフ・モーガン

音楽ハーバート・ストサート(英語版)
撮影ウィリアム・ダニエルズ(英語版)
編集トム・ヘルド(英語版)
製作会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
配給ロウズ Inc.
公開

1932年12月23日 (1932-12-23)









上映時間121 分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$1,022,000[1]
興行収入$1,379,000[1]
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『怪僧ラスプーチン』(かいそうラスプーチン、英語: Rasputin and the Empress)は、1932年に制作されたアメリカ合衆国のプレコード時代(英語版)の映画で、監督は ルイシャルト・ボレスワフスキ、脚本はチャールズ・マッカーサーが務めた。メトロ・ゴールドウィン・メイヤー (MGM) から公開されたこの作品は、ロシア帝国を舞台に、バリモア三兄弟が主演した(ジョンがチェゴディエフ公爵、エセルアレクサンドラ皇后ライオネルグリゴリー・ラスプーチンを演じた)。バリモア三兄弟全員が、同じ映画に出演したのは、本作だけである[2][3]

この映画における、公爵フェリックス・ユスポフとその妻イリナ(作中では、チェゴディエフ公爵、公女ナターシャと名を変えてあった)の不正確な描写は、MGMに対する歴史的に重要な訴訟を招き、結果的に「登場人物はすべて架空とする注意事項 (All persons fictitious disclaimer)」が一般化することとなり、以降のハリウッドのフィクション作品の標準となっていった。
あらすじ

ロシア皇帝ニコライ2世の皇太子アレクセイが、ふとした怪我をきっかけに危篤状態に陥った。近衛隊長パウル・チェゴディエフ公はウィーンから招聘した名医ウォルフ博士を出迎えるため、国境に赴いた。パウルと恋仲になっているナターシャ公女は、皇后の内侍を務めている。彼女は、奇跡を起こすと評判の僧侶ラスプーチンを宮廷に招き入れた。ラスプーチンの催眠術は功を奏し、すっかりラスプーチンの信奉者となった皇后は、ウォルフ博士が到着しても、その診察を却けてしまう。...[4]
キャスト

ジョン・バリモア - 公爵パウル・チェゴディエフ (Prince Paul Chegodieff)

エセル・バリモア - アレクサンドラ皇后

ライオネル・バリモア - グリゴリー・ラスプーチン

ラルフ・モーガン(英語版) - 皇帝ニコライ2世

ダイアナ・ウィンヤード - 公女ナターシャ (Princess Natasha)

タッド・アレキサンダー (Tad Alexander) - 皇太子アレクセイ・"アリョーシャ"

C・ヘンリー・ゴードン(英語版) - 大公イゴール Grand Duke Igor

エドワード・アーノルド - A・レメゾフ博士 (Dr A. Remezov)

ヘンリー・アーメッタ(英語版) - 写真家 (Photographer)(クレジットなし)

ナイジェル・ド・ブルリエ(英語版) - 司祭 (Priest)(クレジットなし)

ヘンリー・コルカー - 秘密警察長官 (Chief of Secret Police)(クレジットなし)

フランク・レイカー(英語版) - ドイツ語教師 (German-Language Teacher)(クレジットなし)

背景

この映画は、MGMが既にクラブント(英語版)の1927年の小説『Rasputin』の映像化権を保有していたことにアーヴィング・タルバーグが気づいたことをきっかけとして製作された。1932年6月、MGMは、バリモア三兄弟がこの映画に主演すると公表した[5]。この映画は、エセル・バリモアのトーキー映画デビュー作となり、彼女の有名な声を記録した知られている限り最初の録音物である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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