性別違和
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LGBT」あるいは「性的少数者」とは異なります。

性同一性障害
性別違和
分類および外部参照情報
診療科・
学術分野
精神医学, 心理学
ICD-10F64
ICD-9-CM302.5
MedlinePlus001527
MeSHD005783
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性同一性障害(せいどういつせいしょうがい、英:Gender Identity Disorder, GID)・性別違和(せいべついわ、英:Gender Dysphoria, GD)・性別不合(せいべつふごう、英:Gender Incongruence)は、『出生時に割り当てられた性別とは異なる性の自己意識(Gender identity、性同一性)を持ち、自らの身体的性別に持続的な違和感を覚える状態』をいう医学的な診断名および状態像。自己意識に一致する性別を求め、時には自らの身体的性別を自己意識のそれに近づけるべく、医療を望むこともある。やや簡潔に『性同一性(心の性)と身体的性別(身体の性、解剖学的性別)が一致しない状態』とも説明される。アメリカ精神医学会DSM-5では性別違和、WHOのICD-11では性別不合と呼称されるようになった。

性同一性障害のひとは、簡潔にGID当事者(ジーアイディーとうじしゃ)などと呼ばれる。また診断名などとは別に、身体的な性別と性同一性に齟齬のある人を広く捉えトランスジェンダー、そのうち身体的性別を性同一性に合わせようと考える人をトランスセクシャルと呼ぶことがある。なお、体の性の変異に関わる性分化疾患同性愛など性的指向は、それぞれ性同一性とは別個の概念であり、性同一性障害とは別のものである。また異性装も別の概念であり、性同一性障害となんら関わりのない場合もある(後述参照)。

診断分類である『精神障害の診断と統計マニュアル』(DSM)の2013年の第5版(DSM-5)は、「性同一性障害」ではなく「性別違和」という新しい診断名を用いており、「性同一性障害」は差別に該当する用語として廃止する動きを見せている。ただし日本精神神経学会では診断名としては「性同一性障害」を使用していると報道された[1]

性同一性障害のデータ
ICD-10F64
DSM-IV-TR302.85
統計
世界の患者数不明
日本の患者数不明
学会
日本 ⇒GID学会

日本精神神経学会
世界 ⇒WPATH
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目次

1 概念

1.1 概要

1.2 定義

1.2.1 名称の変遷


1.3 用語

1.4 性同一性

1.4.1 性同一性とは

1.4.2 性同一性の存在

1.4.3 性同一性の起源

1.4.4 性同一性との不一致


1.5 他の概念や疾患との別


2 分類

3 原因

4 症状

5 診断

6 治療

6.1 精神科領域の治療

6.2 身体的治療

6.2.1 ホルモン療法

6.2.2 乳房切除

6.2.3 性別適合手術


6.3 現状


7 統計

8 法律

8.1 日本

8.2 日本国外


9 歴史

10 性別移行者および性同一性障害者が登場する主な作品

10.1 TVドラマ

10.2 映画

10.3 小説

10.4 漫画・アニメ・ゲームetc.


11 脚注

11.1 注釈

11.2 出典


12 参考文献

13 関連項目

13.1 医療

13.2 法律


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