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出典検索?: "性具"
性具(せいぐ)は性的快感を増幅し、性的欲望を十分に満たす目的で使用される道具である。女性用・男性用のほか様々な形態、使用法のものがある。淫具(いんぐ)、大人のおもちゃ(おとなのおもちゃ)とも呼ばれる。もっとも進化したものとして、ロボット技術と人工知能を組み合わせて開発されたセックスボットがある[1][2]。 性具は、おもに生殖器や肉体を刺激し、より豊かな性的な快楽を得ることを補助する効果があり、オナニーの補助の道具としてや特殊な性的嗜好に特化した物などがある。 その目的により、形状、使用方法などはさまざまであるが、通常の性行為を楽しむ目的のほか、性機能障害や不感症の改善に役立つと一般には認識されていることもある。 古くから、女性が快楽を追求する行為は不道徳的であると見なされていたため、これら器具の多くは男性の願望を強く反映した。近年では女性の性的な欲求も社会的に認知されるようになって、女性自身の発案による器具も多く出回るようになっている。 人体、とくに粘膜などに接触し、製品によっては女性器などの内部に一時的に留置される性具は、日本の医薬品医療機器等法上、医療機器の分類になる。したがって、製造販売には医薬品医療機器等法上の許認可が必要である。また、性器の粘膜に接触するものであることから、その原材料はISO 10993-1 医薬品医療機器等法第2条第4項の定める医療機器は同法施行令別表第一の中の衛生用品の第4項に性具が掲げられている。この「性具」は1975年11月25日東京高等裁判所判決で「人が性交若しくは性交類似行為(自慰を含む)に際し性感の刺戟、増進ないし満足のために性器に付着あるいは接触させて使用することを目的とする器具」とされた。 しかし、現実には医療機器製造販売業・製造業の許可を得ていない事業者が、医療機器としての製造販売承認を得ていないものを、医療機器としてでなく「玩具」・「ジョークグッズ」などの表現で販売していることが多い。 法律以外でも青少年保護育成条例など地域条例による販売規制が存在する場合があり、それに接触する場合は業界内で自主規制を設けている。青少年保護育成条例で「性的がん具」あるいは「有害玩具(大人のおもちゃ など)」のように指定されている場合は、18歳未満の店舗・売場への入店や販売(通信販売含む)自体が禁止されていることが多い。 これら性的用具の歴史は古く、その起源ははっきりしないが、紀元前より男性権力者の衰えた勃起能力の代用品として、張形と呼ばれる男性生殖器を模した器具が存在していたとみられる。石器時代には既に、そのような用途に用いられたと見られる石器が登場していたと見る説もあるが、古くは処女が初めて性交する際の出血で陰茎が穢れると考え、そのような器具を使用したと考える者もいる(初夜権)。 記録に残る日本最古の張形は、飛鳥時代に遣唐使が持ち帰った青銅製の物が大和朝廷への献上品に含まれていたと云う記述があるそうで、奈良時代に入ると動物の角などで作られた張り形が、記録に登場している。 江戸時代に入ると木製や陶器製の性具が一般にも使われ始めるが、一部では陽物崇拝の一環として、神社に奉納されるためにも用いられ、実用には適さないような、とてつもないサイズの張り形も見られる(→かなまら祭)。 男性性器を模した性具。金属性や木製・陶器製の物などは古くからあったが、硬く違和感(もしくは異物感)があるため、近年では表面がゴムやシリコーンなどの、柔らかい素材のものが多く販売されている。しかし、逆に硬いガラス製の物も存在する。両端が男性器を模した物もあり、これは女性同士が楽しむために用いられる。また、ベルトやパンツに装着し、女性が男性器の代わりとして使用するペニスバンドもある。詳細は「張形」を参照 肥後ずいきは熊本県伝統の性具である。
概要
販売規制
歴史大奥の鼈甲張り型
種類
女性向け
ディルド(張形)ディルド
肥後ずいき