快傑ライオン丸
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快傑ライオン丸
ジャンル特撮テレビドラマ時代劇
原作うしおそうじ
企画

うしおそうじ

別所孝治(フジテレビ)

脚本

高久進

若槻文三

田村多津夫

柏倉敏之

牛次郎

しのだとみお

まつしまとしあき

濠喜人

馬嶋満

平野史博

大木英吉

山崎晴哉

監督

石黒光一

安藤達己

土屋啓之助

曽我仁彦

樋口弘美

中西源四郎

大塚莞爾

出演者

潮哲也

九条亜希子

梅地徳彦

戸野広浩司

福島資剛

声の出演小林清志 ほか
ナレーター篠原大作
音楽小林亜星
オープニング秀夕木ヤング・フレッシュ
「風よ光よ」
エンディングヤング・フレッシュ
「ライオン丸がやってくる」
言語日本語
時代設定戦国時代
製作
プロデューサー

鷺巣富雄

篠原茂

別所孝治

制作

ピー・プロダクション

フジテレビ


放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域 日本
放送期間1972年4月1日 - 1973年4月7日
放送時間土曜19:00 - 19:30
放送枠フジテレビ土曜7時枠の連続ドラマ
放送分30分
回数54回
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『快傑ライオン丸』(かいけつライオンまる)は、1972年4月1日から1973年4月7日まで、フジテレビ系で毎週土曜日19:00 - 19:30に放送された、ピー・プロダクション製作の特撮テレビ番組である。全54話。
概説

スペクトルマン』の好評を受けて企画されたこの番組は、当初から時代劇としての体裁を考えていたわけではなく、かつてパイロット版が製作された『豹マン』が再検討されたもので、うしおそうじの企画案は『ライオンマン』というアニマルヒーローが主人公の等身大ヒーロー作品だったが、アメコミに同名のヒーローがいることが判明したため、急遽フジテレビ側のアイデアで時代劇に企画が変更となった[1][2]

時代劇になった経緯については、元ピー・プロダクションのスタッフである篠原茂が、2007年にフジテレビ721で放映された『ピープロ魂』の中で「誰が言い出したのかまでは覚えていませんが、確かフジテレビとの企画会議の際に現代劇では魅力がないという意見が多く出て、舞台設定を時代劇にして、このライオンの顔をしたヒーローを主人公にしたらどうだろうという話になったんだと記憶しています」と証言している[信頼性要検証]。関連書籍によれば時代劇という案を出したのは当時のフジテレビ編成局長で、『スペクトルマン』の企画を後押しした武田信敬[注釈 1]だったとされている[3][4]。『超人画報』でも、時代劇となったのは局側の意見とし、他作品との差別化が意図されていたと記述している[1]

タイガージョー登場の経緯はプロデューサーのうしおそうじ・別所孝治・メイン監督である石黒光一の3人で、番組長期化に関するミーティングを行い「ライオン丸単独でキャラクターを引っ張るのでは弱いので、強力なライバルが欲しい」という意見が出された。うしおは「ライオンに対して虎」のイメージが浮かび、その後脚本家の田村多津夫も交えた会議の中でイメージが決められた[5]。虎錠之介・タイガージョーは第27話「大魔人ゴースン怒る!」で初登場し、第30話「怪人マツバラバ 一本松の謎」をもって出番を終えるが、主役の獅子丸・ライオン丸を上回る人気を得た。それを受けて第36話「折れた槍 怪人ハチガラガ」より再び登場している。

タイガージョー以外にも、悪事には興味がなく野伏から住民を助け、自らの腕に絶対的な自信を持ち卑怯な真似を徹底的に嫌い、幹部に平気で逆らったりする「ネズガンダ」。盲目の少女と心を通わせ、南蛮での少女の治療を夢見る「トビムサシ」。同じ村の住人たちにも捨てられた子供を、愛情かけて育てている「ムイオドロ」など、他作品の悪役とは一線を画す個性豊かな怪人たちが登場している。

本作が初主演となる潮哲也は体当たりの演技を披露している。本人も『ピープロ魂』に出演し「吹き替えは無しだからね、と言われたので獅子丸のアクションはすべて自分でやりましたが、もしかしたら撮影中に死ぬんじゃないかと思ったこともありますね」と回想している[信頼性要検証]。事実、潮は撮影中に一度足を骨折している(詳細は#エピソードを参照)。

後番組の『風雲ライオン丸』は、本作品で好評だった要素を再構成して制作されたもので、続編ではない。物語上は別世界(パラレルワールド)となっているが、快傑ライオン丸が登場するシーンがある。また、虎錠之介(タイガージョー)の弟であることを示唆するタイガージョーJr.も登場する。
各方面への影響

『仮面ライダー』と同じく、変身シーンを真似ることが子供たちの間で流行した。当時大洋ホエールズに在籍していたジョン・シピンが「ライオン丸」と呼ばれるほど、この「ライオン丸」の名は広く一般に浸透していた[6]。放送開始直後には関西で『ライオンマン』という贋作商品が出回っていた[7]

劇中で小松方正演じる薬売り「丸目三角之介」の旗印が、武田薬品のロゴであったためクレームがついた[8][9][10]

アメリカでも放映されて人気を博し[11]2002年には『Samurion』のタイトルで、リメイク版テレビシリーズ化が企画されたが結局実現せず、パイロット版のみが残されている。

滋賀県出身のロックバンドである『ほぶらきん』は1983年に、本作品をモチーフとした『ゴースンの一生』という、ソノシート2枚組のロック・オペラを発表した[12]。現在では「ゴースンの一生・ライブ」(CD、2009年08月28日)アルケミーレコード ARCD-217で聴くことができる[12]
ストーリー

時は戦国時代ヒマラヤ山中で邪悪な妖術を身につけた1人の男が「大魔王ゴースン」を名乗り、戦乱の日本征服を目指して乗り込んでくる。彼は自分と同じようにチベットで修行し、妖術を身につけている偉大な忍者・果心居士の存在を危険視して、手下のオロチを人間に化けさせて刺客として送り込んだ。

その頃、飛騨山中に住む果心居士は、ゴースンの乗り込みと死期を察し、自らが育てた獅子丸、沙織、小助の教え子3人に形見分けをしていた。獅子丸には居士がチベットでの師匠から受け継いだ「金砂地の太刀(きんさじのたち)」、沙織には「男に負けない力」を発揮する小太刀、小助には自分の魂の化身となる天馬ヒカリ丸を呼ぶ笛だった。

3人の弟子にゴースン打倒を命じた居士は、自らが予期した通り、オロチによって命を落とす。獅子丸は太刀の力を用いた「忍法獅子変化」で、白いたてがみをなびかせた獅子面の剣士・ライオン丸に変身してオロチを倒す。

3人は居士の遺志を受け継ぎ、ゴースンの一味の怪人たちを退けながら大魔王ゴースンを倒すため諸国を行脚して戦う。
主要登場人物
獅子丸
戦乱で両親を失い、果心居士に育てられた青年。21話の回想から、高貴な家柄の出身だったことが窺える。若さゆえ精神的にもろい面もあるが、技の面では卓越した忍者剣士である。沙織からは「獅子丸さん」、小助からは「獅子丸兄ちゃん」と呼ばれる。ジャラモン教の教主、大聖人ゴーファ・ジャラモンが他界する際に果心居士に託した「金砂地の太刀」を受け継ぎ、その秘められた力によりライオン丸に変身。ゴースンの配下の怪人たちと戦う。ベルトのバックル(ライオンバックル)には柄頭につけることで太刀を自在に操ることができる機能があり、47話ではこの機能で太刀を手元に引き寄せて変身している
[注釈 2]
ライオン丸
深紅のコスチュームに白いたてがみをなびかせた獅子面の剣士。獅子丸が印を結ぶようなポーズをとって「風よ、光よ」と唱えると「金砂地の太刀」に施された鎖による封印が解け、太刀を抜刀し、「忍法獅子変化」と唱え、太刀を横に構え、峰に手を添え鍔から切っ先へ滑らせ、構えを垂直にかえて切っ先から鍔へと勢いよく滑り下ろし打ち付けることでライオン丸に変身する。[13]しかし心に迷いがあると鎖の封印が解けず、変身することは出来ない。必殺技は、高くジャンプして一気に切り下ろすライオン飛行斬り[注釈 3]。24話でトビムサシを倒した際に金砂地の太刀が折れたが、続く25話で兄弟弟子の徳心居士が自らの命と引き換えに修理、それ以降強化版としてライオン回転飛行斬り、さらに30話以降、ホバリングを使って空中に留まり、横一文字に切り付けるライオン飛行返しを用いるようになる。また胴の朱文字の「心」は暗黒魔人の忍術(14話、エレサンダーのエレキ縛り)を破るだけでなく、飛び道具にもなる。最終話でゴースンサンダーを金砂地の太刀で反射させてゴースンの両眼を潰した後、体内に飛び込んでその心臓を突き刺し、ゴースンとともに自爆した。

変身シーンは第1話で使用した映像をバンク流用されている。第53話と最終話では飛びながら変身する別録り版が使われた。

ライオン丸のイメージは、尾上菊五郎 (6代目)の舞台『鏡獅子』のイメージが取り入れられた[14]。深紅のコスチュームと胴がアクセントとなったデザインは、うしお自らのもの。彼はこのデザインが大変お気に入りだったことに加えて、デザインが決定するまでにはカメラ映りなどの面から紆余曲折があった[注釈 4]ことを回想している。

ライオン丸のマスクは、うしおの盟友である高山良策が制作し[11][2]、かつらメーカーが1本1本ヤクの毛でたてがみを植えた贅沢な仕様だった。また、ライオン丸の髭は、高山の妻が着想して自ら手配した若鶏の羽根が用いられた[15]

沙織
居士に育てられた女忍者。16歳[16]。彼女も戦乱で両親を失っている。普段は仲間を思いやる心優しい女性だが、勇敢で果心居士から与えられた小太刀と投げ縄を武器にドクロ忍者と互角に戦い、暗黒魔人にも立ち向かう。シリーズ当初は獅子丸から「沙織ちゃん」と呼ばれていたが、第9話以降は「沙織」で統一されている。小助は「沙織姉ちゃん」と呼ぶ。

うしおそうじによれば、コスチュームは沙織のデザインが最初に決まり、それを基本に残る2人を考えたという。ミニスカート風衣装にして「パンチラで大人受けを狙った」とも語っている[17]。監督の安藤達己は健康的な方向性で演出していたため、ロケ中に取材に来た報知新聞の記者から沙織のチラリズムが人気だと聞いて驚いたという[18]。第28話にて小助と買い物に出掛け、それまでの青を基調とした衣装から新たに桃色の衣装へと買い替えた。

小助
戦災孤児の少年で、二人同様、居士の弟子。7歳[16]。すばしっこい動きを生かし、小太刀と横笛(天馬ヒカリ丸を呼ぶアイテムである)を利用した吹き矢を武器とする。また火薬の使い手でもある。腹には「こすけ」と書かれている。まだ幼いため、物事をハッキリ言ってしまう傾向があるが、その発言こそが獅子丸に重要なヒントを与えることもしばしばある。獅子丸からは「小助」、沙織からは「小助ちゃん」と呼ばれている。第28話にて沙織と買い物に出かけた際、それまでの白地の衣装から薄い青地の衣装に買い替えた。
果心居士
戦国時代に実在したといわれる伝説的な忍者。この劇中では、獅子丸たちの育ての親であり師匠である偉大な忍者と設定されている。インドで修行し、ジャラモン教の教主、大聖人ゴーファ・ジャラモンより秘術を学んだことから妖術を扱うことも出来る。32話で他6名とインドに行ったことが覚書で明らかになる。38話では修行仲間の幽斉により修行仲間がもう二人おり、うち一名の豪山が巨大神変化の術でゴースンになったことが明かされた。かつての兄弟弟子・ゴースンが自らに刺客を送ることを予知しており、刺客が到着する前に3人の弟子に形見分けをしてゴースン打倒を託した。


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