志茂田景樹
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誕生下田 忠男
(1940-03-25)
1940年3月25日(84歳)
日本 静岡県伊東市
職業小説家絵本作家タレント
最終学歴中央大学法学部
活動期間1976年 -
ジャンル架空戦記推理小説歴史小説伝奇小説など
代表作『黄色い牙』(1980年)
『戦国の長嶋巨人軍』(1995年)
主な受賞歴小説現代新人賞(1976年)
直木三十五賞(1980年)
文芸大賞(1984年)
日本文芸家クラブ特別大賞(1994年)
日本絵本賞読者賞(2014年)
デビュー作『やっとこ探偵』(1976年)
子供下田大気
公式サイト ⇒志茂田景樹ワールド
ウィキポータル 文学
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志茂田 景樹(しもだ かげき、1940年昭和15年〉3月25日 - )は、日本の作家小説家絵本作家)、タレント。株式会社志茂田景樹事務所代表取締役。日本文芸家クラブ会長[1]。よい子に読み聞かせ隊隊長[2]日本ペンクラブ会員。芸能プロダクションビッグ・ブッキング・エンターテインメント」所属。本名は下田 忠男(しもだ ただお)[3]

ペンネームの由来は、「茂る田んぼを志す」という気持ちから変名し、また「景樹」は昔、父親の書斎でよく目にしていた本に、江戸時代国文学者である香川景樹の著作があり、その賑やかな名前が気に入って拝借したという。また、一時期は境 忠雄(さかい ただお)のペンネームを使用していた時期もあった。
人物・来歴

1940年、静岡県伊東市に生まれる。5歳の時に兄が戦死[4]東京都立国立高等学校を卒業後、一浪を経て中央大学法学部政治学科に入学[3]。当時は俳優になる事も夢見ていたが、6年かけて卒業した後は弁護士事務所に就職するも、その後はセールス、探偵、保険調査員、塾講師、週刊誌記者など、20種以上の職を転々としてきた。28歳の保険調査員時代に地方出張の移動時間を利用して読書をしているうちに作家を志すようになった。29歳の時、虫垂炎腹膜炎で長期入院したことをきっかけに短編の執筆を開始、それから仕事の傍ら作品を応募し続ける。3?4年目くらいから候補作には毎回のように挙げられるようになってきたものの受賞には至らず、メディア業界の知人から受けた「短編を書くならストーリーの面白さよりも登場人物を重視するといい」というアドバイスを参考に書き上げた『やっとこ探偵』で、1976年小説現代新人賞を受賞、プロデビューを果たす。1980年、国鉄職員だった父が北海道に赴任した際に聞いた話をもとに書き上げた大作『黄色い牙』で直木賞を受賞した。

「孔雀警視」シリーズなどのエロティックな官能を絡めた大人のユーモア推理小説をはじめ、大胆な解釈の歴史小説伝奇小説、人物評伝、スペクタクル小説、ピカレスク小説など、ジャンルを問わない多様多彩な作品世界を構築し、その執筆スピードの速さもあいまって矢継ぎ早に発表して読者の支持を集める。特に、『孔雀警視』は女性キャリア捜査官ものとしては日本の嚆矢であり、しかも続けてこの職種を取り上げたフィクションがリアルなものが多かったのに対し(近年はようやくコミカルなものもエロティックなものも増えてきている)軽いエロティックアクションに徹している点など、先見性と独自性が際立っている。『それゆけ孔雀警視』は1987年4月22日の『水曜ドラマスペシャル』(TBS)でドラマ化され、志穂美悦子が演じた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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