志村&所の戦うお正月
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志村&所の戦うお正月
ジャンル
正月特別番組 / バラエティ番組
企画イザワオフィス、TV CLUB
(共に企画協力)
演出増田哲英(テレビ朝日、総合演出)
出演者志村けん
所ジョージ
ほか
製作
チーフ・プロデューサー森和樹(朝日放送テレビ)
プロデューサー山内智未(テレビ朝日) /
山下浩司(朝日放送テレビ) /
荒井祥之(GP、テレビ朝日)
制作テレビ朝日朝日放送テレビ

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間1999年1月1日 - 2020年1月1日
放送時間1月1日 12:00 - 16:00
放送分240分
回数22
公式サイト

番組年表
次作おしょうバズTV
特記事項:
ナレーション佐藤賢治難波圭一
・放送回数は2020年時点。
・朝日放送テレビについて、2018年までは、同年4月1日の認定放送持株会社移行に伴う商号変更並びに分社化前のため、朝日放送。
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『志村&所の戦うお正月』(しむらアンドところのたたかうおしょうがつ)は、テレビ朝日朝日放送テレビ[1]の共同制作で1999年1月1日から2020年1月1日までテレビ朝日系列で毎年元日に放送されていたバラエティ番組志村けん所ジョージ冠番組である。愛称は『戦うお正月』。ステレオ放送文字多重放送
概要

1999年1月1日にスタート。毎年元日の12時 - 16時30分に放送されている(2003年までは13時30分開始・17時25分終了、2004年から2010年は13時開始・17時25分終了、2018年は12時開始・16時終了・2019年は16時15分終了)。制作担当と営業担当をテレビ朝日・朝日放送テレビ[1]が共同で行い、番組送出はテレビ朝日が行っている(なお、16時(2019年は16時15分) - 17時30分は「芸能人格付けチェック」第一部・芸人予選会を放送している)。

1995年から1998年の4年間、この枠はだいたいがテレビ朝日のスタジオからの生放送番組(ときおり大阪からの中継をはさむ)であったが、一部の出演者は『初詣!爆笑ヒットパレード』『平成あっぱれテレビ』に出演している上でブッキング調整が難しく、視聴率も芳しくなかったため(後述)、企画を当番組に変更したものである。

志村けん率いる“志村組”と所ジョージ率いる“TEAM所”に分かれて、芸能人がゲームで対決したVTRを見ながらどちらが勝つかを予想し、正解すると豪華なおせち料理などが食べられるという単純な構成の番組である。2013年のみ豪華おせち料理から豪華食材に代わるが予想を当てた後に食べるのではなく、ラストの「大福ロシアンルーレット」で勝ったチームが、負けたチームのキープした食材を総取りし豪華鍋料理を堪能できる形となった。尚、自身がゲームで対決した場合、既に勝敗結果を知っているため、×が描かれたマスクを装着し、予想に参加出来ない。引き分けになった場合は志村・所を除くメンバーが食べられる。

2018年には番組20年・平成30年を記念して平成時代を中心とした歴史を振り返るクイズ企画を中心とした構成にリニューアルされ[2]、志村・所各チームで正解数を競う形で進行し翌年以降にも踏襲された。

2020年3月29日に志村が死去したことで[3]、2020年をもって最後の放送となった。翌年の2021年、当番組末期の内容を引き継ぎ、後継特番『おしょうバズTV』として放送されることとなった[4]。また、所も同番組に続役する[5]。また、2022年からは本番組→『おしょうバズTV』と同様の企画を取り扱う『ニンチド調査ショー』が放送されている。
「戦うお正月」以前の正月番組
1994年以前の番組

1990年 - 1994年は12時 - 14時55分にビートたけしをメインとしたスポーツ対決もの(1994年のみ「新春演芸スペシャル!2001年お笑い大博覧会」を放送)を、15時2分 - 17時45分に『ネイチァリングスペシャル』を放送していた。


1989年まではテレビ朝日制作の平日正午のワイド番組(「アフタヌーンショー」-「欽ちゃんのどこまで笑うの?!」)を3が日であっても、通常通り放送していた。

1995年以後の番組

1995年以後になると、テレビ朝日と朝日放送の共同制作となり、何れもテレビ朝日のスタジオをメインに生放送し1995年以降のこの枠にはそれぞれ久本雅美が司会を務めていた。

1995年・1996年 - 『総額1000万円争奪!!新春超ジャンボお年玉大放出テレビ』『恒例年賀ハガキが金になるドバッと3500万円!!嵐の現ナマ大放出テレビ』
内容は共に、タレントたちがゲームを行い、番組で発表する番号が書いた年賀葉書がある視聴者全員に賞金を山分けするものだった。何れも司会に島田紳助と久本雅美で、1996年にはSMAPが登場したが、コンサート出演のためスタジオには登場せず、VTRでの出演となった。

1997年 - 『世界で1つ!夢の超豪華スター(秘)お年玉ナマ放送TV!!』(12時 - 17時45分)
内容はこれまでの年賀葉書の宝くじ形式から変更され、超豪華スターからの豪華なお年玉や車をゲームを予想し的中した視聴者にプレゼントするものだった。司会に堺正章、久本雅美、楠田枝里子

1998年 - 『テレビ史上初の祭典!全国高校生文化祭グランプリ'98』(12時 - 17時45分)
この回は、例年のテレビ朝日のスタジオから幕張メッセに場所を移しての生放送であった。全国から選ばれた高校生が考えた企画や、この日のために練習の成果を見せるかくし芸を披露し、審査員に審査し各賞を渡す内容だった。司会は三宅裕司、久本雅美。
主な企画
1999年 - 2017年

ペーパードライバー対決
この番組の名物企画の一つ。メルセデス・ベンツポルシェなどの高級外国車を使用し、指定された全てのチェックポイントを先に攻略出来たチームの勝利となる。唯一、初回から15年間続いていた。西村知美柳沢慎吾山田花子石田靖2000年までは東野幸治の車、2006年は石田の車が山田本人の運転で破損したため、番組の用意した車で対決することとなった)をそれぞれ運転して対決を行う。コースは当初初心者向けの設定だったがその後はチェックポイントで2人に半クラッチ操作を必要とされるMT車両バストラック消防車・重機などを運転させたりと回を追うごとにエスカレートし、難易度があがっている。終了後には両方ともになんらかの傷、ミラーの損壊がおこっている。今までの勝負は2004年を除き(この年は西村が産休だったため山咲トオルが代行出場した。そのときのナビゲーターは山崎邦正であった)、全て西村の7連勝に終わっている。対決中にどれだけ進行に差があっても、必ず終盤には接戦(※設定)となるのがお約束。2008年の放送で山田花子 VS スザンヌ&近藤春菜で行われた。(スザンヌ&近藤の勝利)2009年ではスザンヌ(ジープ・ラングラー) VS はるな愛クライスラー・300)でこの年から車輌はヤナセグローバルモーターズから借りる事になり、敗者は修理代をナビゲーターと折半して支払わなければならない。2010年・2011年はスザンヌ対近藤春菜、2012年は小倉優子虻川美穂子の対決。2013年の千秋芹那対決は(後述の)濱口優出川哲朗の対決と統合され、濱口・出川がナビゲーターとなり、リアクション芸で進める企画も織り交ぜられた。2014年以降は行われていない。
シニアペーパードライバー対決
上記のペーパードライバー対決が好評なため、2005年から新たに登場した対決。輪島功一青木さやか2007年ますだおかだ岡田圭右)、うつみ宮土理ふかわりょうの車(2005年と2007年は車の提供およびナビゲーターを山崎邦正が担当。2006年TIMゴルゴ松本の愛車のクライスラー・300を借りていた)をそれぞれ運転して対決を行う。その他はペーパードライバー対決とほぼ同じ内容。2007年は山崎の車が運転中に脱輪したため、途中からレンタカーを使う事態になった。2008年は西川きよし夫妻 vs 野々村真夫妻の対決となった(運転したのはヘレン、俊恵であった。結果は後者の勝利)。2009年以降は行われていない。この企画の挿入歌は踊る大捜査線の「Rhythm And Police」の曲が使用されている。

黒柳徹子 VS 和田アキ子! 芸能界2大女帝パチンコ対決
こちらも名物企画の一つ。2001年から2017年まで、17年間にわたって行われた。パチンコ初心者の黒柳とパチンコ大好きの和田の対決。ルールは軍資金5000円からのスタート。途中で資金が尽きた場合は2回まで救済システムを受けることが出来、ボールを引いて出たモノマネや顔面ラップキスなどの指令をクリアすれば所定の金額を補充できる。ただし2014年の第14回から若干リニューアルし、それまでの事前に決まっていた金額がクリア度数によってもらえる変わるルールとなった。制限時間1時間で最終的な出玉の多い方が勝利。パチンコ好きの和田だが、2005年までは全て(5年連続)黒柳の完勝に終わっている。それどころか和田は当たりすらほとんど出せない(すなわち「ヒキ」が弱い)という惨敗。近年では対決に向けて和田が特訓しているようではあるもののほとんどその成果は出ていなかったが、2006年2008年2009年2010年2012年2014年は和田の勝利となった(特に2008年は圧勝している)。和田曰く「パチンコ会社のCMに出演しているから徹子さんにその座を取られたくない」とか。最近では和田は当たりやすいが出玉が少ない甘デジ台で堅実に攻め、黒柳は当たれば大きい一発台を選ぶ傾向にある(特に2005年以降は、自身が大ファンな冬のソナタで挑むことが多い)。2011年は双方とも当たりを出せなかったため史上初のサドンデスとして確変状態の台を使い、先に当たりを出した方が勝者というルールで行われた(下記も参照)。2017年は初のチーム制が行われた。アシスタントはタキシード姿の中堅お笑い芸人が毎年担当していた。対戦詳細

#放送年勝者実施店舗アシスタント詳細
12001黒柳徹子- Take2パチンコは人生で1度もやったことがないという、徹子が勝利。
22002黒柳徹子前年が好評だったため、シリーズ化第2回2年目の放送。以後、毎年恒例企画となっている。パチンコ素人である徹子が奇跡の2年連続勝利。
32003黒柳徹子くりぃむしちゅー徹子が3年連続勝利。
42004黒柳徹子徹子が4年連続勝利。
52005黒柳徹子ますだおかだ徹子が5年連続勝利。
62006和田アキ子アンタッチャブル週3回はパチンコへ通い続けるというベテラン・和田がまさかの5連敗を喫していたが、開始6年目にして汚名返上でついに初勝利。番組開始以来、5連覇を達成していた徹子は初の負けを喫した。
72007黒柳徹子インパルス徹子が2年ぶりの勝利返り咲きを果たす。
72008和田アキ子バナナマン和田が2年ぶりの勝利返り咲きを果たす。
92009和田アキ子開始5年は5連敗を喫していた和田が逆転奇跡の初の2年連続勝利。
102010和田アキ子杉並区フルハウス[要曖昧さ回避]永福町店品川庄司この年以後、アシスタントお笑い芸人は正式に毎年交代となる。和田が3年連続勝利。
112011黒柳徹子江戸川区・パーラーウィングTKO番組史上初めて当たりが出ず60分経ってしまい、サドンデスとなり確変状態の台を同時に打ち当たりを先に出した方が勝利という特例で行われて、初の緊急事態発生と出来事と珍事が起こった。徹子が4年ぶりの勝利返り咲きを果たす。
122012和田アキ子MPT渋谷マルハンパチンコタワー渋谷)ドランクドラゴン和田が2年ぶりの勝利返り咲きを果たす。ただし、この年はラスト30秒から台をうたずに自分の玉を残す和田いわく「作戦」で勝利した。
132013黒柳徹子マルハンパチンコタワー渋谷山崎弘也・矢作兼山崎は2006年にアンタッチャブルとして4代目アシスタントを担当以来7年ぶり2回目の担当。また、この回は2008・2009年の6代目・バナナマンがスタジオ側に出演。徹子が2年ぶりの勝利返り咲きを果たす。
142014和田アキ子江戸川区・パーラーウィング吉村崇・山里亮太この回も前年に引き続き2008・2009年の6代目アシスタント・バナナマンがスタジオ側に出演。救済システムがリニューアル(詳細は先述)。和田が2年ぶりの勝利返り咲きを果たす。
152015黒柳徹子江戸川区・パーラーウィング高橋茂雄・カンニング竹山この回は2013年の10代目アシスタント・矢作兼がおぎやはぎとしてスタジオ側に出演。徹子が2年ぶりの勝利返り咲きを果たす。
162016黒柳徹子渋谷区・楽園渋谷道玄坂店吉村崇・綾部祐二吉村は2014年に11代目アシスタントを担当以来、2年ぶり2回目の担当。徹子が14年ぶりの2年連続勝利。
172017黒柳徹子大田区・フルハウス雑色店サンドウィッチマン・永野・小宮浩信(三四郎)・バイきんぐこの回は初のチーム制として番組史上初めての対抗戦となった。先にリーチを当たったの勝利。徹子が14年ぶりの3年連続勝利。初めての罰ゲームとして、アッコは、足つぼマットをする。


出川哲朗 VS 濱口優2003年以前は山崎邦正)ヘタレ対決
芸能界2大ヘタレといわれる2人が今年のヘタレを決定すべく過酷なゲームやクイズに挑む。三本勝負で二敗したほうが今年のヘタレ王に決定する。毎回ド派手な演出がウリであり、特に最終対決では決着後に必ず強制的に爆破が起きる。2011年は2人でタッグを組み、オードリーとの新旧ヘタレ王決定戦を行った。2012年もタッグを組み、ロッチと対決した。2013年以降は行われず出川・濱口・有野は別対決のメンバーとして出演する形となったが、その後2017年に「絶対にビビらないバスツアー」として出川・濱口に対し志村と所が考案したドッキリをバスツアー形式で各所に仕掛け、1人がビビれば1ポイント・2人ともビビれば2ポイントが付与されるルールでドッキリを考案したMC間でポイントを競う形で行われた。

目利き対決(朝日放送制作)
目利きに自信がある芸能人2人がある有名人の豪邸の中で一番価値がありそうなものを探す。持ち寄った品物のうち高かった方にポイント。さらにその品物がその家で一番高価なものであった場合はボーナスポイントがつく。何戦か行いポイントが多い方の勝利。2017年以降は行われず類似企画として2017年は「世界のお金持ち 豪邸拝見クイズ対決」としてウド鈴木がフィリピンの大富豪であるチャビット・シンソンを訪問したロケ映像から出題されるクイズをスタジオの志村と所が解答しポイントを競い、2018年は最終問題で「女社長宅でお宝目利きクイズ」として志村・所にそれぞれ別の豪邸訪問ロケ映像から一問ずつ四択の価格当て問題を出題。

廃品回収対決(2005年及び2007年は廃品ドミノ、2006年は廃品凧揚げ)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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