忍者部隊月光
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忍者部隊月光
ジャンルアクション
ドラマ:忍者部隊月光
原作
吉田竜夫
監督土屋啓之助、吉野安雄、仲木睦、福原博、
高橋繁男、山田健、石川義寛
脚本西田一夫、田村多津夫高久進、佐々木亮、
織田清司、山田健、巻本公三、吉田喜昭
水木襄山浦弘靖藤川桂介
制作NAC → 国際放映フジテレビ
放送局フジテレビ系列
放送期間1964年1月3日 - 1966年3月31日
話数全117話
ドラマ:新忍者部隊月光
原作吉田竜夫
監督土屋啓之助、山田健、福原博
脚本吉田喜昭、山浦弘靖、藤川桂介
制作国際放映、フジテレビ
放送局フジテレビ系列
放送期間1966年7月3日 - 1966年10月2日
話数全13話
漫画:少年忍者部隊月光
作者吉田竜夫
出版社少年画報社
掲載誌週刊少年キング
レーベルマンガショップシリーズ(現行の単行本)
発売日2006年12月6日
巻数全4巻
その他後にマンガショップから発売
映画:忍者部隊月光
監督土屋啓之助
脚本高久進
音楽渡辺宙明
製作東映
配給東映
封切日1964年7月28日
上映時間74分
テンプレート - ノート
プロジェクトドラマ漫画映画
ポータルドラマ漫画映画

『忍者部隊月光』(にんじゃぶたい げっこう)は、1964年1月3日から1966年10月2日まで[注 1]フジテレビ系で全130話が放送された、国際放映製作の特撮番組。モノクロ作品。吉田竜夫の漫画『少年忍者部隊月光』を原作として、時代を第二次世界大戦中から現代に、主人公たちの年齢を少年から青年に置きかえている[1][2]。第118話からは『新忍者部隊月光』(しんにんじゃぶたいげっこう)と題して放送されていた[1][2]

放送時間は、第104話までは金曜 19:00 - 19:30、第105話から第117話までは木曜 19:00 - 19:30、第118話以降は日曜 18:00 - 18:30[1][2]日本標準時)。
内容

正義と世界平和を守ることを目的とする「あけぼの機関」に所属する、伊賀流甲賀流忍者の末裔で編成される「忍者部隊」が忍術などの能力を駆使して悪事と戦う物語。「月光」は部隊長のコードネーム。

企画当初は原作同様、時代設定は戦時中で、忍者部隊は陸軍参謀本部直属の秘密潜入部隊とされていたが、シリーズ構成上の問題から、現代に修正された[3]

忍者部隊は、ネットを掛けた戦闘用ヘルメット[注 2]と革ジャンパーを着用、背中に日本刀を背負った独特のコスチュームで任務を遂行する。初期は迷彩色のコスチュームが中心で、緑色のジャンパーをその上に羽織っていたこともあった。季節や、任務によってコスチュームを変更[注 3]するのは他の作品にはない特徴となっている[4]拳銃も装備として持ってはいるが、使わずに忍術のみで戦うのが基本[注 4]

主な敵対組織は、忍者部隊と同様に忍術を駆使する「ブラック団」、科学技術を悪用する秘密結社「マキューラ」、妖術を操る「まぼろし同盟」。

企画変更がかなり遅かったため、放映開始当初は敵役のブラック団の設定が固まっていなかった。そのため、初期には架空の国へ派遣されて忍者部隊が活躍するストーリーが多い。初期の数話は、当初の企画時に書かれた脚本の設定のみ修正したものを使用している。

「あけぼの機関」は忍者部隊の上部機関として描かれ、隊員養成も機関が行っている。第1話をはじめ、訓練所の風景が数回描かれている[注 5]

ブラック団篇で現実の「国際連合」に相当する「世界連合」と呼ばれる国際機関が登場するが、シリーズ途中から忍者部隊への指揮権が「あけぼの機関」から「世界連合」へ移ったように描写されている[注 6]

基本的には子供向けの痛快活劇として作られており、手裏剣投げのポーズが当時大流行した[5][6]。当初は、要人を誘拐するなどのハードなエピソードや忍者部隊の中に志半ばで戦死してしまう者が出るなど忍者部隊の任務の過酷さも強調され、シリアスな作風だった[1][2]がシリーズが進むにつれ、その傾向は薄れていった。メイン監督の土屋啓之助は海外ドラマ『コンバット!』の日本版を目指していたという[7]
スタッフ

原作:吉田竜夫(
週刊少年キング連載)

プロデューサー:梅村幹比古、佐川滉、田村稔(国際放映)、新藤善之(フジテレビ

プロデューサー補:守田淳

脚本:西田一夫、田村多津夫高久進、佐々木亮、織田清司、山田健、巻本公三、吉田喜昭水木襄山浦弘靖藤川桂介

監督:土屋啓之助、吉野安雄、仲木睦、福原博、高橋繁男、山田健、石川義寛

音楽:渡辺宙明

撮影:山中晋、森田守、佐々木祐二、平野好美、小林茂、大森二郎

照明:綱島俊男、関川次郎、富樫広哉、中村俊夫

録音:成田茂、豊田博、山王スタジオ

美術:大橋豊一、筒井増男

編集:平木康雄、神谷信武

現像:東洋現像所

助監督:福原博、五十嵐貞昭、野崎貞夫、榎本富士夫、中野恵之、香月敏郎

舞台装置:美建興業株式会社

制作担当:平木稔、守田淳、岡部英二、宗像千賀比古、中嶋健二、関口直久、奥原徳太郎、篠原通男

制作主任:岡部英二

協力:日本MGC協会豊和工業株式会社、トヨタ自動車東京トヨペット株式会社、鈴木自動車 ほか

殺陣:中村幹次郎(中村剣友会)、湯浅謙太郎(湯浅剣睦会)、渡辺高光 (J・F・A)、NAC技斗会

制作:NAC → 国際放映、フジテレビ

主題歌
オープニングテーマ「忍者部隊月光」
作詞 -
山上路夫 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - デューク・エイセス( - 第55話)、ヴォーカル・ショップ(第56話 - )ヴォーカル・ショップ版はデューク・エイセス版よりテンポが速く、アレンジも変えられている[8]。第51話まではエンディングにも使われた。
エンディングテーマ「忍者部隊のマーチ」
作詞 - 滝田順 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - ヴォーカル・ショップ第20話から挿入歌として使われ、第52話からエンディングに使われた[8]
キャスト

月光(月田光一):
水木襄

月輪(月岡輪次):石川竜二

名月(山名月之助):山口暁

月影(月野影也):渚健二(第1 - 18話)

三日月(月上三日子):森槙子(第1 - 33話)

新月:浅沼創一(第19 - 51話)

半月:小島康則(第23 - 104話)

半月の声:朝井ゆかり[注 7](第23 - 101話)


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