徳島県・高知県選挙区
定数2人(改選数・1人)
2018年10月25日現在
選出議員
2025年改選広田一
選出議員
2028年改選中西祐介
有権者数1,196,984人
一票の格差・1.905 倍(福井との比較)
(総務省
徳島県及び高知県参議院合同選挙区(とくしまけんおよびこうちけんさんぎいんごうどうせんきょく)は、日本の参議院議員通常選挙における選挙区である。参議院一人区の1つ。参議院合同選挙区(合区)の1つ。公職選挙法改正によって、2016年(平成28年)の第24回参議院議員通常選挙から適用された。 参議院議員通常選挙において議員一人当たりの人口に不均衡が生じている状況(一票の格差)を是正するため、公職選挙法が改正され、鳥取県と島根県、徳島県と高知県の選挙区をそれぞれ合併して新たな選挙区を設ける(いわゆる合区する)ことになった[1]。 2016年(平成28年)の第24回参議院議員通常選挙では徳島県出身の候補のみで高知県出身の候補が不在だったこともあり、高知県において投票率が45・52%と47都道府県中で最下位となり、無効票が1万7569票(無効投票率は6.14%)と前回と比較して約6割増加し、「合区反対」と書かれた抗議票も存在した[2][3]。 徳島県全域、高知県全域 2(改選1) 合区以前の選出議員については、「徳島県選挙区」「高知県選挙区」を参照のこと。 選挙回奇数回偶数回備考 2023年(令和5年)10月22日執行 当落氏名年齢所属党派新旧得票得票率推薦・支持 時の内閣:第2次岸田内閣 当落氏名年齢所属党派新旧得票得票率推薦・支持 時の内閣:第4次安倍内閣 第1次改造内閣 当落氏名年齢所属党派新旧得票得票率推薦・支持 時の内閣:第3次安倍内閣 第1次改造内閣 当落氏名年齢所属党派新旧得票得票率推薦・支持
概要
経緯
2015年(平成27年)
7月21日、合区を含む公職選挙法改正案(10増10減案)を自民党と維新の党など野党4党で合意[4]。
7月28日、公職選挙法改正案が成立[5]。
8月5日、改正公職選挙法が公布[6]。
11月5日、改正公職選挙法が施行。
2016年(平成28年)、第24回参議院議員通常選挙から適用された。
2023年(令和5年)
10月22日、2019年選出の高野光二郎が自身の不祥事の引責により、同年6月22日に辞職したことに伴う欠員補充のための補欠選挙が実施され元職の広田一(旧高知県選挙区選出)が当選した[7]。合区選挙区での補選は初となり自民党以外の候補が当選するのも初となった。
地域
定数
選出議員
第24回(2016年)中西祐介
(自由民主党、徳島県)
第25回(2019年)高野光二郎
(自由民主党、高知県)
第26回(2022年)中西祐介
(自由民主党、徳島県)
第25補(2023年)広田一
(無所属、高知県)※高野光二郎の辞職に伴う
選挙結果第25回参議院議員補欠選挙 徳島県・高知県選挙区(定数:1人)
当日有権者数:1,193,275人(徳島:609,313人 高知:583,962人) 最終投票率:32.16%(徳島:23.92% 高知:40.75%)
高野光二郎の辞職による
総得票徳島高知総得票率徳島高知
当広田一55無所属元233,250票83,637票149,613票62.15%59.36%63.83%
西内健56自由民主党新142,036票57,253票84,783票37.85%40.64%36.17%公明党推薦
第26回参議院議員通常選挙 徳島県・高知県選挙区(定数:1人)
2022年(令和4年)7月10日執行
当日有権者数:1,213,323人(徳島:619,194人 高知:594,129人) 最終投票率:46.53%(徳島:45.72% 高知:47.36%) (全国投票率:52.05%(3.25%))
総得票徳島高知総得票率徳島高知
当中西祐介42自由民主党現287,609票159,448票128,161票52.81%58.31%47.27%公明党推薦
松本顕治38日本共産党新103,217票30,943票72,274票18.95%11.31%26.66%社会民主党支持
藤本健一52日本維新の会新62,001票41,021票20,980票11.38%15.00%7.74%
前田強39国民民主党新49,566票21,506票28,060票9.10%7.86%10.35%
荒牧国晴41参政党新28,195票13,240票14,955票5.18%4.84%5.52%
中島康治43NHK党新14,006票7,313票6,693票2.57%2.67%2.47%
第25回参議院議員通常選挙 徳島県・高知県選挙区(定数:1人)
2019年(令和元年)7月21日執行
当日有権者数:1,247,237人(徳島:636,739人 高知:610,498人) 最終投票率:42.39%(徳島:38.59% 高知:46.34%)(前回比:-3.87ポイント) (全国投票率:48.80%(5.90%))
総得票徳島高知総得票率徳島高知
当高野光二郎44自由民主党現[8]253,883票116,410票137,473票50.33%50.42%50.25%公明党推薦
松本顕治35無所属新201,820票83,632票118,188票40.01%36.22%43.20%日本共産党推薦
石川新一郎65NHKから国民を守る党新33,764票21,502票12,262票6.69%9.31%4.48%
野村秀邦69無所属新15,014票9,352票5,662票2.98%4.05%2.07%
松本は日本共産党所属であるが野党統一候補として無所属で立候補した。
第24回参議院議員通常選挙 徳島県・高知県選挙区(定数:1人)
2016年(平成28年)7月10日執行
当日有権者数:1,279,900人(徳島:651,552人 高知:628,348人) 最終投票率:46.26%(徳島:46.98% 高知:45.52%) (全国投票率:54.70%(2.09%))
総得票徳島高知総得票率徳島高知
当中西祐介36自由民主党現[9]305,688票172,010票133,678票54.06%57.91%49.80%
大西聡53無所属新242,781票116,134票126,647票42.94%39.10%47.18%民進党・日本共産党・社会民主党推薦
福山正敏45幸福実現党新16,988票8,888票8,100票3.00%2.99%3.02%
脚注[脚注の使い方]^ 総務省|参議院選挙区選出議員の選挙区及び定数の改正等について
^ 参院選で高知県内の無効票1.6倍 合区に“抗議”の票も 高知新聞 2016年7月12日
^ 候補者の妻「よさこい」と「阿波おどり」を披露、投票で「合区反対」抗議票も…参院選騒動記
^ ⇒自民と4野党、2合区案で正式合意 参院選改革 :日本経済新聞